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■ 【カシオ】HW−620JS2017. 9.15

 ヤフオクで1000円で落札のカシオHW−620JS。送料が高くつきました。電池室の液漏れで、端子と紙送り機構が錆びていました。紙送り機構は、隙間からCRCを振りかけ数時間後に復活しました。
 残る端子は、ダイソーで金属ブラシと錆取りクリームで購入。電池端子の腐食部分を磨き、電池を入れ電源投入。起動を確認し、接点が復活しました。一行表示の書院より軽い。筆記困難な麻痺した指先の代わりになります。

■CPUは懐かしのZ80
 このタイプは、はがき印刷用の自動給紙装置がついて3〜4万円台の機種。現在、カシオとエプソンから発売されている、パソコンいらずで年賀状が画面操作でできるプリンタの祖先のような機種。平成元年ごろの装置。ただ、辞書には《平成》が入っていない。

 キーも大きく、軽い力で押せ、1万字の容量もある。127文字までひらがなが入り、あとから変換キーをおして、ゆっくり漢字にしていけばよいから、動きにくい体でも、調子が合わせられる。スクーリングに持って行こうとまで考えた。さすがに乾電池入れて3kgは、私にとっては重すぎた。

 メカの部分は、プリンタのみ。電池の液漏れ、むちゃくちゃな印刷をしない限り、この手の機械は、20年以上経過しても、安定して動作する。保存は音響端子から、カセットテープを使って録音するから、FDドライブのベルト劣化の読み書き不良もなし。インクリボンより、FDが入手困難になっている。