数式自然表示電卓活用事例集
その1〜テーブル機能で数表を



【写真】カシオ fx-373ES

 カシオ《数式自然表示電卓》。現在主力の関数電卓。数式どおりに入力できる電卓。その例を挙げる。

 電気店で2000〜3000円程度で購入できるモデル。このほかに、あと1000円ほど出せば太陽電池つきと関数・機能がそれよりあるモデルが手に入る。

 この中のテーブル機能を使って、早く便利に表を作ってみる。
 例として、摂氏から華氏の温度換算表を作る。
 公式は、9/5×摂氏+32で求まる。この摂氏の部分をに置き換え、電卓に入力する。条件は摂氏0度〜100度、10度おきの華氏換算表とする。

   

1)MODEキーを押して、TABLEを数字で選ぶ。(このモデルは6番)

 テーブル機能を選ぶと画面に、
《f(X)=》の文字が表示され数式入力を促す。先ほどの摂氏華氏換算の数式を入力する。

  摂氏の部分は必ずXで入力する。その他の変数メモリは入力しても目的の結果が出てこない。
 入力が終わったら《=》を押す。
  今回は0度から100度の10度刻みの換算表を作る。数式を入力後、《Start?》の表示が示されるので、0を入力して《=》。
 100度まで換算表なので、
《End?》が表示されたら、100を入力する。ここまでできたらあと一息。10度刻みの数値を入力する。
  画面に《Step?》が表示される。この時、10度刻みの10を入力する。ここまで入力が終われば《=》を押せば、数表が完成する。
 BASICのFOR-STEP-NEXTの動きと同じ
【写真】完成した数表
(摂氏→華氏換算表 0〜100 10度刻み)

 Step?に入力する数値を変えると、様々な換算表が作れる。
 ただし、Step?で計算できる範囲は30件まで。(※この例だと0度から1度刻み作るならば29度まで)それを超えるとエラーがでるので範囲内で数表を作成する。

 表計算ソフトで作成すると左のイメージとなる。
 関数電卓より表計算ソフト(スプレッドシート)が自由度は高い。

 それでも数式を入れると数表がつくるれる手軽さはパソコンより優れている。一部の人がつかうものという観念はあまりにももったいない。

 





2011, 2,18改



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