写真:九州号の制帽

ほーりーのバス情報〜1号 2005,04,03

 九州号をはじめとしたバスの情報を書いていこうと考えています。
もともと楽天日記に連載していたのを再構成しています。


特集 三菱ふそうのバスは危なくて乗れないのか。

 バス会社では三菱ふそうの比率が高い会社が多いです。
 一部、日の丸自動車・土佐電・高知県交通など日野・日産・いすゞのみというバス会社も存在します。 
これらのメーカーと古くからのつきあいなどが考えられます。

(例)長崎バスについては日産ディーゼルは1台もありません。長崎県のバス会社(離島ののぞく)は長崎は三菱城下町と言われるほど、関わりが強く。福岡県の西鉄は提携をしているため、三菱ふそうの比率が高いです。

 西鉄の場合、最近は日産ディーゼルの路線バスが見られますが、これは車体を製造する西日本車体工業(=西工)が日産向けの車体を作るようになったからです。それまでは、日産は特に採用は行われませんでした。

 三菱ふそうの不祥事は、確かに許せることではありません。徹底的にその体質を改善すべきです。

 トラックではハブの欠陥により死亡事故。人気車種パジェロでも同様な事故を起こし、ひた隠ししたことは企業の信頼を落としてしまいました。

 ところで、三菱ふそうをかばうつもりはありませんが、高速バスがふそう製であって恐くて乗れない、人命軽視なといわれる声もあります。不祥事が発覚して一時期利用者にそういう声も聞かれました。

 ふそうが車輛火災をおこせば、新聞テレビは派手にふそうの欠陥を強調します。

 ふそう=欠陥だらけという印象はいまだに強いです。ただ、他のメーカーが一切車輛火災や、欠陥がまったくないということは、絶対にあり得ません。

 車輛の故障については、運転士などの話を聞くと、日産製がふそうより若干多いと聞きます。各メーカーには得手と不得手があり。ふそうで言えば、電装系が他のメーカーより弱い面もあります。ちなみに日野はその反対です。ただ、駆動輪が若干弱い部分があります。

 このように、欠陥隠しをたたくために、普段は新聞などに取り上げられない出来事も重大事故のように報道する方がおかしいと感じます。これが他のメーカーが欠陥隠しを行えば、同じ事をするでしょうから。

 夜行バスについて、ふそうを使っている会社も多いです。

 ただ、整備を十分行っていれば、重大な事故につながることは極力抑えられます。東京〜博多間を走行する日本一長い距離を持つ西鉄「はかた号」は全便ぶそう製のバスを運行しています。車輛の故障の事故より、運転士の操作ミスによる事故の比率が高いです。

 事実、その日の運用が終われば、必ず整備を行います。ハブの欠陥など整備士の目で見ればかなり分かるはずです。

 ふそうを買わないからといって、バス会社に迷惑がかかることがありません。整備についても大きな変化もなく、工具も買い換えることはそれほどありません。(バスの整備工場を見たことがあります)
 車種の違いを頭に入れておけば、一から勉強し治す必要はありません。
 
 今回の欠陥については監督官庁の当時運輸省(現在国土交通省)の対応はどうだったのかという事も考えられます。

 欠陥隠しをしたのには、1つの原因ではなく、さまざまな要因が重なり、それを下手に取り繕うとしたから、人の命にかかわったことになります。

 要するに、1つの事ばかり強調してばかりいると、真実が隠れてしまって分からないと言うことにつながる良い例です。

★コラム〜低床式バスはバス会社の経営を圧迫するのか。

 最近は各メーカーは、バリアフリーを考慮して階段が1つのワンステップ。階段がないノンステップバスの製造に力を入れています。

 床が低いので、路面に障害物があれば車台をぶつけることがあります。値段も、さほど変わりません。
 これらの低床式車輛を入れたからといって、バス会社の経営が苦しくなることは限りません。乗客の減少がその原因で、さほど価格が変わらないワンステップをいれたからといって、経営に負担がかかることがありません。

(例)いすゞ エルガ 通常の車体 
1台 2097万9000円
同 低床式
1台 2266万9500円 東京地区の販売価格。
(バスマガジン Vol.9 三推社より)

 バス会社は1台だけの購入よりも、数台の購入が中心です。ディーラーもサービスをするので、オプションをつけたり、値引きもします。だから、今、路線バスの中心となっている低床式バスが異様に高いわけではありません。
 今後も路線の主流になっていきますが、乗ってみると最初はちょっと慣れない感じがします。

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