《指令》
FOMAの送受信報告をせよ。

 NTTドコモが第三世代携帯電話の標準規格にしようとしているFOMA。

 auのCDMA 1Xwinでパケット定額制をひっさげ、ドコモ帝国の足下が揺らいだが、負けじと平成16年6月に定額制を導入、900iシリーズの携帯電話を投入し巻き返しを図れるか。

 ところで、FOMAは切れることが多いという話を聞く。
 auの場合、第二世代という設備も使えるように、接続方式にもそれぞれ工夫を加えて、全国どこでも使えるようにしている。

 FOMAは何と、第二世代とは互換がない。当然基地局がないとつながらない。そこで、ムーバ(PDC)を併用して、デュアルサービスで、切り替えて使おうという策に出た。

 これも非常に不便。いちいち1540をダイアルし切り替えなくてはならない。

 携帯電話のウンチクを語るのが今回の実験指令ではない。

 本当にFOMAが使えないのか、パケットのみで実験をしてみた。

 実験期間は6月から7月にかけて、九州号の車窓から(
http://www.nanzoquest.jp/kyushu_go/)の取材班と同行し、長崎から福岡までのFOMAの送受信報告をすることになった。

 実験に使った電話機はP2102V(パナソニック製)である。900iが投入されるまでFOMAはそれほどモデルチェンジをしてない。

 実験区間は、長崎市から高速バスに乗って福岡市天神で降り、天神周囲でパケットが使えるか繰り返した。

 ます、結論を言おう。NTTドコモには悪いが、
パケットに関して、意外とFOMAは使えないのだ。auのwinは高速通信対応の基地局の範囲外に出ると、自動的にそれ以外の基地局に切り替わる。通信速度が落ちるが、とぎれることはない。

 FOMAは高速通信対応の基地局から出たら、切り替われず当然「圏外」になる。

  

 

 長崎から長崎バイパス長崎道に九州道、福岡都市高速に乗っていく間。全くメールもパケットも使えない区間が以下の通り。

 長崎自動車道
 大村IC〜東彼杵IC
 ここは全くと言っていいほど使えない。

 武雄北IC〜多久西PA
 ここも全く使えない、最悪圏外と表示される。
 多久IC〜佐賀大和ICの一部区間。
 山間部を通るため全く使えない。

 反対にauのWINが圏外になって使えない区間で、FOMAでは使える区間が、東彼杵IC〜嬉野ICかけての、長いトンネル内だ。

 このトンネル内では、FOMAの高速通信が発揮される。

 互換性まで考え、第三世代携帯電話の占有率を上げたau。翻って、互換性を捨て、FOMA規格が伸び悩んでいると思われるNTTドコモ。

 このまま続くと、自ずから勝敗が決まってしまうのではないだろうか。

(補記)
 NTTドコモはやはり殿様商売なのだろうか。FOMAパケホーダイも、最低6700円の基本料金を申し込んでからでないと契約できない。パワーユーザには少々不満が残る。

 

任務終了