【写真選集】追悼~長崎男児誘拐殺人事件から10年の現場

長崎男児誘拐殺人事件から10年の7月1日。事件の現場では、長崎市によって献花台が設置され、マスコミはあふれかえっていた。

事件があったビルは外壁が塗り替えられた以外は、当時と変わらぬ立体駐車場として営業している。屋上まで駐車区域があるため屋上へも行ける。

この場所付近で事件が起き、男児は地上へ落下した。

事件後、お地蔵様が建立されている。合掌。

日刊NANZO 平成25年 7月 1日号より
長崎男児誘拐殺人事件から10年の7月1日。事件の現場では、長崎市によって献花台が設置され、マスコミはあふれかえっていた。
事件があったビルは外壁が塗り替えられた以外は、当時と変わらぬ立体駐車場として営業している。屋上まで駐車区域があるため屋上へも行ける。
この場所付近で事件が起き、男児は地上へ落下した。
事件後、お地蔵様が建立されている。合掌。
日刊NANZO 平成25年 7月 1日号より
平成15年7月1日に起きた長崎男児誘拐殺人事件から10年経過しようとする。事件を風化させまいという動きが地元マスコミで盛んに伝えられている。当時の写真などを掲載し、マスコミが何をしたか振り返る。
平成15年7月1日
事件発生
大型電気店から被疑者の中学生が男児を連れ出し路面電車で浜の町方向へ、アーケードから築町の大型立体駐車場に移動し犯行。
平成15年7月3日
大型電気店近くの大橋電停で浦上警察署員が目撃者情報を呼びかけていた。この時NHKも取材していた。
平成15年7月9日
被疑者とみられる中学生が体験学習中に警察署員に身柄確保。稲佐警察署へ。
平成15年7月10日
長崎地方検察庁前はマスコミの取材であふれかえっていた。
身柄確保後、ゴシップ週刊誌は猟奇的事件を大いにあおり、アスペルガー症候群の児童を持つ親たちに偏見を与える内容を植え付けた。写真は当時の週刊誌。なお、無修正で掲載している。
■女性セブン 平成15年 7月31日号
マスコミは少年法の厳罰化と加害者の人権ばかり守るなと世論に訴えても被害者の氏名写真を堂々と使っていた。
被害者の父親は《少年法の厳罰化》をマスコミに訴え、公の場で謝罪をマスコミを通じて要求した。事件記録の公表がかない憎悪が増した感想も記事になった。
平成15年9月20日精神鑑定結果が発表された。長崎新聞は《高機能広汎性発達障害》であると一面トップで伝えた。アスペルガー症候群または発達障害が世間一般に知ることとなった。西日本新聞では理解不足だったようで《軽度の自閉症》という見出しを出していた。
発達障害への理解が低かった時期に、マスコミは差別と偏見の助長に貢献した。平成15年9月24日の長崎新聞の記事にはNPO法人の緊急提言が伝えられ、このころからアスペルガー症候群の用語がマスコミ使われだした。
被害者の父親はよく長文の手記を書き代理人弁護士を通じてマスコミ発表させた。子を失った悲しみと怒り、法制度の不備を訴えるものだった。果たしてマスコミは世論に更生保護を正しく伝えたのか甚だ疑問である。
■平成15年9月24日 NHK長崎のローカルニュース画面
マスコミの世論への訴えかけが奏功し触法少年の厳罰化が高まったと平成15年9月26日の長崎新聞は特集で伝えた。
家庭裁判所の決定書が開示され、被害者遺族は意義深い、少年法改正への突破口だと満足を代理人弁護士を通じてマスコミに発表した。写真は長崎新聞平成15年10月2日号。
その後も発達障害への差別偏見を植え付け培養させるゴシップマスコミがあらわれた。週刊ポスト平成15年10月24日号より。それに外部に漏れないと思われる触法少年の精神鑑定に使われたMRI画像まで引用していた。
売り上げのためなら何でもする見本である。
スクープ欲しさの長崎新聞も加害者家族に単独インタビューを行った。平成15年10月1,2日に掲載された。のちにこれが被害者父親が《偽りの謝罪で許せない》との手記を書くことになった。
■長崎新聞 平成15年10月1日号
少年はさいたま市の国立武蔵野学園へ収容。平成19年ごろまで生活していたされる。長崎新聞平成15年12月3日号は、犯行の全容解明としてこのような見出しをつけて報道した。
《異常性嗜好の多重障害~偶発性絡み暴発》。障害を持つ者への差別・偏見は理解不足、スクープ狙いのマスコミによって行われた例である。
第四の権力、ペンの力というマスコミが何をしてきたか、風化させてはならない事実である。
日刊NANZOより
http://plaza.rakuten.co.jp/nikkannaozo/diary/200905180001/
【写真】TBS月曜ゴールデン 法廷サスペンスSP2 裁判員制度ドラマ 家族~あなたに死刑が宣告できますか?~より。
5月21日に裁判員制度がスタートする。ドラマは裁判員制度がスタートしたことを想定してのシミュレーションとして描かれているようだ。この記事を書いている時間は冒頭部分なのでどんな意図が隠されているかはわからないが。
賛成・反対入り交じっているが、そのテレビ局(実質上は新聞社)の見解、考え方が如実に現われている。朝日・読売・毎日・産経だ等々の思惑がプロパカンダだと言っているが、まずは運用してみるべきである。この制度も、《小泉改革》の賜だ。郵政民営化ばかり注目されているが、それも、裁判員制度も、十分、煮詰めぬまま、自公政権の《数の論理》でやられたわけである。
その制度を作ったのは、熱狂的な小泉に踊らされた国民であり、まんまと利用され、郵政選挙の時は、選挙運動まがいのことをやってしまったマスコミの責任である。
どんなに反対運動をしても、制度は運用されるのである。十分、テスト運用はやったと思うが、 せっかく国民も裁判に参加できる機会を与えられた訳である。よりよい制度にするため、最初の裁判が終了後、余すところなく国民に公開すべきである。
日刊NANZOより。
http://plaza.rakuten.co.jp/nikkannaozo/diary/200904020002/
長崎市もいよいよあの《定額給付金》が支給されることになった。こんなのばらまいて何の対策になるのかと思いきや、対馬市では税未納者にたいして、通帳差し押さえて、定額給付金で払っていただくという。手続きは合法かも知れないが、庶民感情では《ばっちり狙い撃ち》なんだよな。
それはともかく、4月2日の長崎新聞社会面をご覧いただこう。
定額給付金の代行するからと電話して呼び出ししたけど、怪しまれて残念でしたね。金だまし取れずに。詐欺師集団の負けですな。(笑)
お年寄りへの集中攻撃が予想されるので、
決して、お年寄りの特徴。
「ややこしい。面倒。してちょうだい。」
の《他力本願三連発》を使うことがないよう。疑問に思ったら市役所へGOかTEL。←これ重要。
日本各地で詐欺師集団の涙ぐましい営業活動が垣間見えそうで。
貸金業法等の改正でむやみやたらな融資ができなくなったようだが、いまだにネット広告ではあちこち転がっている。
そういえば、最近は、貸しすぎた人々が多いのか、《債務整理》を代行する司法書士・弁護士が新たな儲け口としてネットにテレビにCMを打っている。お金に困って借金に困っている人々は、ビジネスとしてオイシイのである。
知人が生活補填のため、キャッシング。するとあっと言う間に増えてしまい、月の返済額はあっと言う間に5桁から6桁へ。《ご利用は計画的に》なんて甘チョロい言葉で、《多重債務》が減ることはない。
おまけに、《おまとめローン》なるものを開発し、利率は低くなるが、早い話、借金を繰り返すことになる。とにかく、金融・法曹関係者は借金に困った人々は、金銭感覚もないおバカなやつらめと心の中で嘲笑しながら、オイシイビジネスでいかにも《困った人を助けてやる》と偽善ぶりを発揮しているわけである。
件の知人は、何とか借り替えのために申し込んだ、某銀行フリーローンの融資が通ったようだが、クレジット会社に取引記録がいると行員に言われ、取り寄せたが、すぐに送ってくれたところがあると思えば、やれ本人確認書類だ、手数料の定額郵便小為替を送れとやった上に、書類がなかなか送らないので電話をかけたら、《きょう法務部から取引記録ができて送るところだ》などと、いつまでも来ない出前のいいわけをしたあげく、1か月もかかった大手信販会社など様々だったそうである。
生活をしていくとどうしても金策に走らないといけない出費がでてくるが、いくら利用を計画的にしても、この不況で給与が突然減らされ、やんごとなきことで出費がかさむこともある。するとどうしてもキャッシングに走ってしまうのである。
一度借りたら、抜けきれないような仕組み、借りて苦しんでいるものを嘲笑しながらビジネスに励んでホクホク顔の司法書士・弁護士ども。もう少し貸金業法を厳しくして、安易にクレジットカードを作れないような仕組みを作るしかない。また、ネットでの《10秒審査》などという、負のスパイラルに陥れる広告は全面禁止にすべきである。また、携帯電話からの融資も同様である。無軌道な融資の結果、金融危機になったアメリカにならないためにも。
《ご利用は計画的に》
ではなく、
《奈落の底につき落とされます。ご利用は慎重に》
がふさわしい。