これにて、藤堂俊介の変人プログラム日記は、終了します。
引き続き、オヒ!の殿堂3で、お楽しみください。
http://nanzo.blog.ocn.ne.jp/nanzo/
長い間ありがとうございました。
この記事作成時点で、現行販売しているカシオ関数電卓に搭載されている関数の一つ。RanInt。整数の(疑似)乱数を発生させる。
関数電卓には、疑似乱数を発生させる関数が備わっている。Ran#(カシオ)またはRND(シャープ)がそれである。
これは、0以上1未満の疑似乱数を発生させている。整数の乱数を取り出すには、例として、0から9まで発生させたいときは、発生した乱数に10を掛け合わせ、整数部分を取り出す関数などを使う。プログラム言語に整数化:Int等の関数が備わっている。サイコロの場合は、6を掛け合わせて1を足す手順を行う。
RanInt関数で、サイコロの目を表現するには、
RanInt#(1,6)を入力して、=または、EXEを押す。これで1~6までの整数の疑似乱数が発生する。
そのほかの整数を発生したいときは、RanInt#(はじめの整数,おわりの整数)のように入力する。
正二十面体の乱数サイを、実現するには、RanInt#(1,20)の操作をすればよい。
(例題)
ある金額に対する、紙幣、硬貨の枚数を求めよ。
<入力>
スイッチ操作
・小数点以下切り捨てのCUTに合わせる。
・小数点表示桁数を0にする。
01:金額入力
02:M+
03:÷10000
04:= ;1万円札の枚数
05:×10000
06:M-
07:MR
08:÷5000
09:= ;5000円札の枚数
10:×5000
11:M-
12:MR
13:÷1000
14:= ;1000円札の枚数
15:×1000
16:M-
17:MR
18:÷500
19:= ;500円硬貨の枚数
20:×500
21:M-
22:MR
23:÷100
24:= ;100円硬貨の枚数
25:×100
26:M-
27:MR
28:÷50
29:= ;50円硬貨の枚数
30:×50
31:M-
32:MR
33:÷10
34:= ;10円硬貨の枚数
35:×10
36:M-
37:MR
38:÷5
39:= ;5円硬貨の枚数
40:×5
41:M-
42:MR ;1円硬貨の枚数
チェックキーを操作し、01の部分を表示させ、訂正、数値入力、訂正を押すと、別の金額の金種を計算する。
計算過程を100回分(ステップ)記録できる、計算チェック電卓D-250を使って、消費税5%と8%差額計算のプログラミングもどきを行いました。なお、現在は150ステップ記憶のD-260が、2,480~2,980円で家電量販店に売られています。
(例題)
ある金額の、8%と、5%の、税込み価格を求めて、差額を求める。
01:金額入力
02:M+
03:MR
04:×1.08
05:= ;8%の税込み価格。
06:MR
07:+/-
08:×1.05
09:= ;5%の税込み価格。ただし答えは負数。
10:GT
チェックキーで、01の内容を表示させ、訂正を押し、新たに数値を入れ、訂正を押すと、その数値に対する計算を実行する。チェックキーで送っていけば数値が変わっています。
なお、電源が入っている状態でACを押すと、ご破算。ACを押さずに、自動電源断になった時は、ACを押して、チェックキーを押せば、入力内容を記憶しています。