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2010-12-03

【ワープロ専用機】カシオワード HW-7000

 カシオのワープロ専用機HW-7000。
  10年近く前に格安で買った。現在も稼働する。ワープロ専用機の外部記憶装置としてFDDをつかった機種の中には、ドライブ内のゴムベルトが劣化で切れ、使用不能になる例がよくある。
 これは、ダイレクトドライブのようで、久々に電源を入れたところ正常に動作した。2ドライブ方式。発売は昭和63(1988)年ごろの製品。1ドライブにしたのがHW-6000。


■HW-7000外観

 40文字×11行(1行はシステム用)液晶画面。当時の液晶表示はこれが最大だったようで、ほどなく2枚貼合わせた、もしくは20行以上表示の液晶パネルが登場する。他メーカーが蓄電池方式を採用しているのに対して、AC/DCアダプタ、単一乾電池5本で駆動する。

 FDは2DDタイプ。(2HDタイプを強引にフォーマットすることで使用できる。ただし、データ変換のためにPCに装填した場合の動作は保証し ない。)フォーマットはMS-DOS形式8セクタ(640KB)。おそらくこのマシンは、ROM-DOS(MS-DOS V3.2X)あたりを使用していると考えられる。

 時計機能はない。保存年月日を手動設定する。範囲は1987年〜1999年。2000年まで使うことはないだろうとの開発者の考えなのだろう。

 熱転写プリンタは48ドット明朝体。字形はネームランドで使われている明朝体、DFP極太明朝体とほぼ同一字形。説明書がないため、オプションで書体FDがあるかは不明。

 もう一つ特徴は、同社製の超小型ワープロ(ポケットワード PW-1000)とメモリカード(16KB)を介してデータ交換するスロットがある。これは、電子手帳に文書作成機能を追加したような代物でだったが、ボタン電池3個で同社製のポータブルワープロの編集能力を実現できたとは言え、貧弱なマシンパワーのため快適な操作性を望むのは酷過ぎる。

 乾電池で正常に動き、液晶も問題がないので簡単な文章を作成するのに使い倒そうかと考えている。