【電子メモ】シャープPA-300D 電卓20周年記念モデル 続編
PA-300Dと現在所有しているのは、記憶容量を4キロバイトに増やし外装を一部変えたPA-301D(写真)である。
シャープの電子メモは、このあと、カード電卓タイプと、電子手帳の2つに別れる。型番は同じ《PA》から始まる。PA-300Dの入力方式は、電子手帳に採用され、カードタイプのほとんどはケータイのテンキー入力になる。その最初のタイプのひとつが、PA-150(写真)である。この機種は英数文字のみだが、その後の機種はカナ文字を扱え《電子カナメモ》という名称に進化する。
このPA-150から、電話帳とデータ機能が同一となる。また、書込・読込スイッチは廃止されている。
データ機能は、名称を例えば1インチと入れ、数字欄に2.54と記憶させておけば、それを表示させ演算キーを押せば計算用の数値として入力される。レート換算の記憶もできる。電卓のメモリのように、先に数値を入力して、後から記憶させたメモリを呼び出して計算(RM メモリリコール)はできない。
PA-150以降は、数字記憶部分にハイフンが入っていない小数点を含んだデータを計算用に用いることができる。
PA-300D,301の底面に、ケーブルを接続できる端子がある。これは記憶したデータをパソコンと相互に転送させるためのもの。パソコンでデータ管理が出来る。ただし、転送できたのはシャープ製のMZ-1500。説明書にはこのようにある。
型番はMZ-1E25。価格は資料によれば、9800円。このインターフェイスを利用して活用していた人はいたのだろうか。