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2014-06-04

【NEC】文豪mini7を落札

 22年前、会社の人事異動で新しい部署に来たとき、パソコンは富士通FMR、ワープロがNEC文豪mini7だった。
 パソコンより文豪がたくさん転がっていて、ほぼ3人に1台の割合で業務用文書を作成していた。

 文豪mini7の最終モデル、7SVを500円で落札。出品者の写真を見ると、編集フロッピーディスクとそれを読み込み動作していた。かつて使っていた懐かしさの余り入札した。
 入力、ディスク操作は、完璧に動作する。これで過去の文書が呼び出せる。中古ワープロはFDDのベルト切れ、液晶画面の故障が多発。製造中止からまもなく15年経ち、電源回路の故障が発生。最悪発火のおそれもある。
 整備品が数万円で売られ、動作品の出品は、専門業者にほぼ移行している。
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【写真】編集フロッピーディスクを読込み初期画面が出る。

 文豪7の特徴は、編集フロッピーディスクがなければ、タダの箱になる点。いい点は個人がこのディスクをもっていれば、簡易セキュリティが実行できる。元々、高価な装置を多数の人が使うため、かつ、計算機の資源が少なかった点の策だった。

 FDは、いまはもう製造中止の2DDタイプ。捨てずにもっていたので、再フォーマットして使う。2HDを2DD、2DDを2HDとごまかして使えるのがNEC PC-9801搭載のMS-DOSシステム。
 2HDのハードウェアチェックを無視しているから出来る芸当。ただし、これをすると Windowsでは読み取り不能になる。フォーマットは8セクタ 640KBタイプ。

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 ワープロでMS-DOS形式でフォーマットするとWindows PCではFATもしくはボリュームラベルの問題で読み取り不能になる。Windowsでは、コマンドラインを上げて、コマンドから《FORMAT A: /9》の方法もありはする。ただし、これでは、なぜか文豪側で読み出しが不良になる。
 PC-9801のMS-DOSを使い、フォーマットしたあと、ボリュームラベルを文豪側で書き込めば、テキストファイルが相互で利用できる。これを怠ると文豪側で読み出し不良となる。

 ポメラで作った文書を、ネットワークでつないだ、FDDつきのパソコンに転送して、書き込み編集。文豪で作ってFD経由で、ポメラに戻して編集。文書容量は約40キロバイト。外部に出したくない文書はこれで作って、必要なものだけ、テキストファイルにしてパソコンに戻せる。
 残念ながら、プリンタは発熱体の不良のようで、印字が全く出来なかった。文字入力とFDDが動けば十分だから、必要な文書はテキストファイル、Wordに読み出して編集、PDFとDOCX形式で保存して使う。必要な分を紙に出力すれば、プリンタがなくても十分である。