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2014-02-28

【スマートフォン】高校生以下は持たせては毒か?

 未成年者。特に高校生以下のスマートフォンの普及率は上がり、LINEを用いて終日年中無休オンラインかつ既読即時回答を怠るといじめの対象になるほど、《病巣》と化している。いまに始まったことではなく、1990年代末には、ポケットベルを使い、定時連絡の為に公衆電話に並び、2000年を超える頃には、PHSのショートメールのように、通信端末機経由で常時つながっていないと、不安に襲われる現象はあった。
 その情報端末機でつながることに必死だった世代が子育て時期に入り、子どももスマートフォンで朝から深夜まで、時にはオールナイトでチャットを繰り広げられている。
 送信内容も高度化して、写真動画など、ある種の個人放送局の様相を呈している。
 授業中もお構い無しに、実況放送。本人たちにとっては、授業と情報発信の二兎は大丈夫と思っていても、端末機に入力をする時間に気を取られて、集中力減退に陥っている。
 ものを考える、作り出す生産活動においては、情報は一括して必要なだけ送信する《バッチ処理》的な手順がどうしても必要である。
 返事を早く返すを優先的にする《リアルタイム処理》は、不向きである。早い話が《思考停止》に陥る訳である。
 授業中でも、一生懸命、LINEなどのSNSにかまけている大学生、高校生たちが20年後、思考停止のまま、国の中堅に立った時には、どんな世の中になっているか、ホラー・オカルト映画より恐い時代かも知れない。
 未成年者にとって、SNSは百害あって一利なしの《麻薬》に等しい。
 情報倫理教育より、規制が必要な状態である。