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2009-08-12

古いカシオ電卓の負数処理

 写真はカシオJ-1。ある人からいただいた約30年前の電卓。単三乾電池2本もしくはAC/DCアダプタの2電源の8桁計算機である。
 機能は100円ショップでも売られている電卓とほぼ同等だが、切り上げ、切り捨て、四捨五入、小数点指定(小数点以下0,2,4桁)のスライドスイッチがついている。このいただきものの電卓、電源スイッチの接触が芳しくないので計算中に電源断になってしまうの難点がある。

 ディスプレイ部分の拡大。表示装置は緑色蛍光管。9桁である。しかし、一番左端の1桁は全く使っていない。もしかして表示装置の故障かもしれないと思われるが、仮に全く使わないとした場合、なぜこんな無駄なことをしたのか。推測の域を範囲内であるが、この電卓の以下のような仕様から想像がつく。

負数は7桁まで、小数点以下6桁までの演算できるような仕様である。正数は8桁を超えるとオーバフロになって演算停止だが、負数は7桁を超えると以下の表示になって演算停止する。
 0-1000万と操作した結果である。

表示は、《-.100000E》。カシオ側もこの時代の電卓仕様はマイナス1000万以上の演算は必要ないと割り切っていたのだろう。

 このことから、使わない左端の1桁は、マイナス8桁の数値でも演算できる電卓を発売していたため、そのままこの電卓にも流用したのではないかと察しがつく。
 なお、現在売られている一般的な電卓でルート(開平)計算ができる機種は、負数での開平演算は、(例:ルート-2 8桁)
 1、E         0.
 2、E-1.4142135
 3、-1.4141213Eまたは-1.4142135E
 4、E1.4142135または1.4142135Eか1.414213E
 のいずれかの表示でエラーにより演算停止する。1番は最初からエラー処理。2番と3番は、答えに負数を出しエラー表示としている。4番は負数を出さすに正数の2の開平計算を行って演算停止する。

  ところが今回取り上げた電卓は、-1.414213と表示してエラーにならず、ルートキーを押して演算が続けられる。マイナスがついたままであるが。

 

電卓にも細かい仕様があってある意味おもしろい。他にどんな特徴があるか探すと夏休みの自由研究に役立つかもしれない。

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