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2014-06-09

【電子手帳】電子手帳 カシオ SF-5000

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 カシオ SF-5000は、昭和61年(1986年)発売の電子手帳。電子手帳は電卓の高機能化に伴って、電話番号を記憶する機能から始まった。
 写真の機器は、ヤフオクで約10年以上前1000円程度で買った。ちょうど電卓を集め始めていた頃。箱付き、説明書付きで美品。売り主が、電池を入れて電源が入るかの試験をした程度である。
 昭和62年7月に初の漢字電子手帳DK-1000を購入し、当時の電卓カタログに両方載っていた。購入したのは漢字が扱えるDK-1000だった。5年ほど使ってきょうだいに譲った。

 電池は、メモリ保護用CR1220×1 動作用CR2032×3。ダイソーに行けば、2個100円で三菱電機製のボタン電池が購入できるため、気兼ねなく使える。電子手帳を購入した頃、ボタン電池1個約300円。連続動作約80時間で取り替え。1日1時間で約2か月強。ドライバでねじを外しの電池交換は、意外と面倒であった。

 記憶容量は1497バイト。1バイト文字(半角英数・カナ)のみ。オプションでRAMユニットを装着することにより8キロバイト追加できる。当時のポケコン用増設メモリの流用と思われる。
 液晶画面の作りが、翌年シャープから発売された漢字電子手帳PA-7000に酷似している。推察の範囲として、液晶表示部品は、共通した製造者である。

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 カシオの電子手帳の特徴は、情報を入力登録するときは、《データ イン・アウト》を押し、INを点灯させてから登録する。アウトにすると検索用となる。ここで電子手帳が難しいとつまずいた人がいたと予想できる。
 SF-5000は、データ登録専用キーが見当たらない。説明書を読むと。
 1)データイン・アウトを押し、INを点灯。
 2)メニューキー(電話・メモ・スケジュール)
 3)データ入力
 4)メニューキー
 の操作となっている。メニューキーとデータ登録キーが兼用になっている。また、データの改行キーはなく、そのまま1件当たりの登録可能文字数だけ延々と入力する。

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 製造後28年経過し、液晶画面にやや焼けが発生している。ドット抜け、液晶の断線はない。フラットキーボードは正常に反応する。メモ機能に数値を入れるとそれを使って計算も出来る。
 電源を投入すると、10桁1メモリの電卓が立ち上がる。電子手帳は電卓の延長線上であることが分かる。