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2013-07-07

【パナソニック】スマートビエラを拒む民放テレビ

 テレビの進化は、ただ放送を受信する受像機から、音声多重、ゲーム機などの電子機器、音響機器を融合させた表示装置、文字放送そして双方向のデータ放送へと機能を高めてきた。次の方向はスマートテレビのとして情報機器。自ら情報を発信する、受像機から創像機へと、中国・韓国の電子産業に追い上げに負けない、電子立国再来の切り札である。
 平成25年7月7日の各新聞社の報道によれば、民放地上波テレビは、パナソニックの《スマートビエラ》が規則違反だという理由でCMを拒否している。

Viera

【写真】パナソニックのウェブサイトより

 日本経済新聞電子版によれば《家電メーカーや放送局でつくる電波産業会の運用規定は、視聴者が番組とネット情報を混同しないような表示方法を推奨。放送局が共同で策定したガイドラインは「テレビ起動時、テレビ映像を画面全体に表示するのが望ましい」》が規則違反だという。言い分は、テレビジョン受像機は電源を入れると地上波テレビを真先に表示しないとダメである。
 多機能化、情報機器と融合した装置にそんな足枷をかけても設定ひとつで外せる。無駄な決まりである。

 

 電子黒板音声認識リモコンを使い、テレビはもっと面白い道具へとする矢先に、広告宣伝を止めてでも圧力をかけ阻止したい、この民放地上波のテレビ局は何様である。NHKも含め地上波テレビのつまらなく、陳腐化が著しい。特定企業の関係者が同じような顔ぶれで3か月に1回、長時間の特別番組を延々に垂れ流している現状で、新しいテレビがまず陳腐化した放送を必ず映す。既得権益を守りたいがための魂胆がみえみえだ。

 そこまでして陳腐な部分を引きずらせるのであれば、まずは地上波テレビの制作能力をあげる。無理ならば潔く過去の映像資産を管理・提供するだけの事業体へ鞍替えしてもらいたい。