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2011-01-15

【長崎市コミュニティバスらんらん】公共交通を潰した公共放送

 長崎市が運行するコミュニティバス《らんらん》。中心部を循環するバスで、運賃は路面電車と同じ大人120円、12歳未満60円。

 長崎新聞ネット配信ニュース平成23年 1月14日号によれば、赤字が約2億7000万円に膨れ上がり、今年度末に廃止に向けて動き出していると報じた。

 原因は乗客の減少。10年以上運行していて利便性も使い勝手もよかった。
 平成22年から運行間隔を15分おきから、45分おきに変更、これはNHK大河ドラマ龍馬伝に便乗して路線変更と同時にダイヤも改悪。
 地元の足より、龍馬伝フィーバーに便乗して観光客をあてにした結果が巨額の税金無駄遣いをやってしまった。観光客を当て込んだがダイヤ設定がまずく、龍馬ゆかりの地の大半が路面電車で十分まかなえた。

 

お役所は巨額の税金無駄遣いになった事業が出ても責任者が直接市民に謝るなどしない。議会でお詫びして、関係者をよそへ左遷すれば、それでおしまい。

 税金でいくらでも納税者から搾り取れるから、また徴収すればいい程度大丈夫ぐあいな考え。一般企業ではできない芸当だ。

 長崎市は利便性を悪くして税金の無駄遣いをさせるようにしたのはなぜか。龍馬伝に踊らされて、見切り発車でやってしまったとしか見えない市のこの事業。
 市議は市側を追及する必要がある。市長。ここは市民にきちんとした説明が必要だろう。たかが2億7000万円の赤字ぐらいではない。この金額になるには何人の納税者が払って来たのか考えてもらいたい。

 大河ドラマを観光起爆剤にする自治体、ドラマ終了後観光客は増えつづけていますか。NHKの思惑に踊らされてはいけません。冷静に対応を。公共交通を潰した公共放送に媚びては、自治体の明るい展望は見出せません。