【電子辞書】SHARP PW-GX500発表
電子辞書の競争も激しく、電卓メーカの苛烈な販売合戦が繰り広げられている。
この商品は、電卓の高機能化から生まれてきたもので、英単語と日本語意味を出す簡単なものから、簡単な国語辞典。電子手帳の漢字辞典はかな漢字変換機能をそのまま使っていた。辞書機能はネット上、スマートフォンの一機能で何をいまさら購入する必要もないと思っている方もいるはずである。
学校の授業、講義で通信端末の持ち込みなどを禁止している場合もある。理由は様々だが、ほかの機能で遊び勉強ほったらかしにする恐れからだと思われる。
収録辞書冊数競争、カラー液晶化、音声、画像、動画を追加。そしてとうとう代々木ゼミナールの講義動画を収録したモデルが発売になった。
【写真】SHARP PW-GX500
シャープのウェブサイトより。
http://www.sharp.co.jp/edictionary/lineup/pw-gx500/
《モバイル学習ツール》と銘打った機種。キーボードを廃し、液晶画面に付属のペンで操作する。かつてのザウルスを彷彿とする機種。高校の学習に必要な辞書、英単語集などを収録している。予備校の講義動画の追加により電子辞書はついに動画再生機器と融合し始めた。
さて、注目するところは単語集の暗記機能。シャープのサイトから引用する。
旺文社の《ターゲットシリーズ》。殊に英単語ではお世話になった人もいる。書いて覚える機能、赤・緑のマーカー、それにカラーシートの暗記機能など、アナログな部分をデジタル化したことである。電子文具、任天堂DSにもあったものだが、暗記用カラーシートを付け加えた部分が新しい。写真を見ると、シートをペンで滑らしてかぶせる動作などは心憎い。これが電子辞書の標準になっていくか、単発で終わるか。できれば一般用の資格試験用にも販売してほしい。これからの発展を注目していきたい。