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2009-04-06

振り回したのは日本政府とマスコミ〜北朝鮮のテポドン発射

 写真は4月6日NHKニュースウォッチより。

 4月4、5日両日は、北朝鮮テポドン一色。たかがミサイル一発でこんなに騒動したのもかつてない。おまけにミサイル発射は《誤探知》でした。国民に防衛省の活躍と有事はやっぱり自衛隊と、将来の《普通の国のように軍隊を持つ》ために邪魔な憲法9条をぶっ飛ばす、いい《政治ショー》になるはずが、失態。今頃何人の防衛省のお役人は左遷されていることだろう。日本は危機管理がなっとらん国だという事実を世界中にばらまいて終わったようです。

 北朝鮮もミサイル打ち上げて国威発揚したかった訳で衛星が軌道に乗らなくても無事に飛ばせればすべてよし。(万が一失敗して日本国内に命中したら、国がTHE ENDになるのは北朝鮮もアホではないので分かっているはず)お互いに政治ショー合戦。ただし、この勝負は北の将軍サマにあがったようです。

 ところで、このミサイル打ち上げ騒動。国民を振り回したのは誰でしょうか。政府は《着弾の危険性なし。冷静に対処を》と呼びかけていたことはご記憶だろうか。なのにメディアだけが騒ぎまくる。半ばお祭り状態でした。今にも北朝鮮とミサイル戦争が始まるのかと思える熱のいれようでした。刺激的な演出→視聴率が上がるの短絡的な思考で自衛隊の隊伍を追いかけまわして、最悪のシナリオを期待でもしていたのでしょうか。

 この出来事。為政者が国民を思い通りに制御するには、《メディアをうまく、危機を煽らせれば》うまくいくことを改めて見せつけられた気がします。今回はメディアだけが空回りして国民は極めて冷静だったので、パニックには至らず済みました。日本のメディアのやることには十分注意しましょう。北朝鮮よりも脅威になる可能性もありますよ。

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