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2012-05-23

【関数電卓】シャープEL-506P

 ちょうど25年前就職した会社の初めての給料で買ったシャープEL-506P。説明書は行方不明、手帳型カバーはどこかへ旅立ち、%計算と、10進数から16進数の相互変換が主な使い道だった気がする。
 それでも液晶故障も出ず、元気よく働いてくれる。さすがは日本製である。

El506p
【写真】シャープEL-506P

 関数電卓の出会いは5歳の時。電卓に興味を持ち、ボタンがたくさんあり面白そうと感じてせがむと、難しいからと断念。以後、欲しくてたまらなかったが、いつの間にか忘れ、思い出したのが高校生の頃。お年玉をためて、同じシャープのポケコンPC-1246と関数電卓どちらにしようかと悩んだ末、前者を取った。同じ7000円程度で売られていて、BASICができるならこちらがいいと選んでしまった。

 それでも、即座に関数計算できるそれが欲しくてたまらなかった。卒業後働くようになり真っ先に買ったのがこれだった。その時は5000円台に落ちていた。
 会社では最初、%計算に使い、その後、オフコンを扱う部署に異動になってからは、10進数16進数の変換に大いに役立った。就職後さまざまな関数電卓を購入してきた。2,8,16進数の変換に使うならば断然シャープの関数電卓が使いよい。

 会社の事務机引き出しに忍ばせていたが、事務伝票計算の部署に移り、カシオの検算電卓・加算式電卓を中心に使い、コレクションとして時々電源を入れて、16進数の計算など用いていた。

 あれから25年。関数計算はパソコンでするのが当たり前といわれても、ポケットに入りどこでも関数電卓は売られ続けている。主力が算式通りに移行した現在。外装を変え、それはあり続ける。
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【写真】シャープEL-501J

 

シャープEL-501J。スマートフォンのデザインに似せスマートに計算できる気分になりそうだ。値段も当時考えられなかった980円。隔世の感とは言え、ここまで値段が抑えられるとは。
 25年後、どんな関数電卓がでているのだろうか。シンプルなこのモデルが意外と残っているかもと予想している。