【関数電卓】SHARP EL-509J購入
シャープも昨年《数式自然表示タイプ関数電卓(シャープは式通り入力表示)》を販売している。今回はEL-509Jを購入した。ヤマダ電機で1,980円で売られている。対比としてカシオfx-373ESと並べてみる。
右側がEL-509J。スマートフォン型、高級感あふれる黒。一気にあか抜けたデザインは購買意欲をかきたてる。関数電卓マニア(注)の部屋にもfx-913ESとEL-509J(平成23年9月2日)興味深い記事が掲載されている。そちらも踏まえたうえで、この電卓の感想を述べてみたい。
1)変数メモリ入力
前述ページも挙げている。この方式がカシオ関数電卓の難点。変数メモリA-F,M,X,Yへの入力方法はシャープが使いよい。
カシオ :SHIFT,RCL(STO),ALPHA,任意の変数メモリA-F,M,X,Y
シャープ:STO,ALPHA,任意の変数メモリA-F,M,X,Y
変数メモリを使うのに1回操作が増えるだけで面倒さが増して感じる。
2)n進数変換
10進数を16進数などに変換する場合、
カシオ :モードをBASE-Nに切り替える。それからの操作。
シャープ:SHIFT,×(HEX)
シャープ関数電卓の特徴。n進数に使うならば絶対がつくほどシャープ関数電卓をおすすめする。私もコンピュータの仕事をしていたとき、ポケットにシャープの関数電卓を持っていたぐらいだ。
次からが増強された機能。
3)レジューム
電源を切っても、電力が供給されている状態ならば、切る前の操作状態が残っている。計算中に離席して自動電源オフになっても大丈夫である。これは使える。
4)機能メモリ D1-D4
STOを押しながら操作する。押したあとに関数キーを登録させる。出来るのは、関数キー、2ndF操作する関数キー、変数メモリ代入が記憶できる。よく使う関数は登録するのに限る。※数式登録機能ではないので注意。
説明書を見ればわかるとおり、EL-509Jは、デザインが同一で関数・機能を減らしたモデル。最上位機種は、EL-5160J。ヤマダ電機で4,980円で販売されていた。単位換算を増やし、数式記憶機能、リスト計算、計算ドリルゲームがついている。
(注)関数電卓マニアの部屋では、アメリカ製(HP,TI社)関数電卓が優れているとの講評である。ただし一般の家電量販では入手が難しい。特に地方は困難を極める。