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■ バスの席を譲らない学生2012.12. 6

 平成24年4月4日、長崎は桜真っ盛り。バス乗車練習(リハビリ)と公共交通機関のウェブページの素材収集のため、立山公園にバスで向かった。中央橋バス停から長崎県営バス立山経由浜平行きに乗車。
 バスは満席に近かった。乗客は西山地区の足、長崎東高校の通学バスとしての利用者がほとんどである。負傷して長期のリハビリで歩けるようになったものの、ノンステップバス・低床路面電車以外の乗降は難儀だ。筋肉がこわばる。
 この路線、路線の半分は急坂を登っていく。桜の名所立山公園も山の上にある。
 立山公園沿道から見た、坂道区間の市街地である。バス車内で立っているのは非常に困難である。なんと乗車中の高校生(バス写真の方向幕にある学校)は、席を固めて動こうとはしなかった。
 坂道かつバスが揺れてやっと立っているのに、女子高校生は杖を持っている姿を見てから、携帯用音楽プレーヤを取り出しヘッドフォンをしてふて寝を始めた。
 目の前でこういうわざとらしい行為をするのだ。誰かが譲るだろう。老人でないから立つのが当たり前。ここは私が最初に座ったのよと《領有権》でも主張したかったと思われる。
 歩行がやや困難なお年寄りが乗車した時は、高校生はいっさい譲らず、別の乗客が譲る姿も見られた。
 途中のバス停で乗客が降り座ることができたので、転倒にあわず目的地へ行けた。高校生が通う学校は大学進学が多く、中高一貫の英才教育まで行われている。勉強はよくお出来になるが、社会的弱者の配慮は大幅に不足していると見られる。大学受験の五教科が良ければまかり通るのだろう。
 携帯用音楽プレーヤは実に便利である。小型で軽く音楽が聴けること。それに席を譲りたくないため、ふて寝を決め、寝ています起こさないでのポーズを取るための口実として。
 席を譲ってほしいのか、当たり前と思っているのか。そしてそんなやつ(身障者)が、乗るのが間違いだと思っている人がいれば、主張したい。

 あなたがそのような立場に
 なったらどう感じますか?