2014-11-11

【任天堂】New3DS発売1か月。ブラウザは使いやすい。

 任天堂New3DS発売から11月11日でちょうど1か月経った。予約を忘れたため、購入できたのは2週間後。画面の大きさでLLを選んだ。
 購入前、重量が気になった。いざ使うと、大画面のLLで正解だった。このNew3DS。従来のブラウザから、内蔵ブラウザ(sarari)になり、実に快適。PC,タブレットPCのブラウザの使用機会が減った。

 

■出来ること
  Youtubeの再生
  文字入力にコピー・ペーストが搭載。(カットは未装備)
  漢字変換に学習機能がついた。
  ブログ投稿の見たまま編集(WYSIWYG)に対応した。ただし、入力画面に写真を添付しようとすると、HTMLが挿入される(ココログ)か、ブラウザが不具合を起こす。(楽天ブログ)
 ■引き続き出来ないこと
  flash非対応
  PDFファイルの閲覧
 Adobe社製品には引き続き非対応。PDFファイルが展開できれば、ブラウザとして満点。

 特にYoutube再生は快適なため、いまはNew3DSで視聴する頻度が高くなった。ここまで来れば、CGIでの掲示板、写真投稿ができるブログなど、通信回線があれば高機能の電子文具が実現する。残りは、任天堂が電子文具ソフトをそろえるかである。

2014-10-01

【特集】東海道新幹線開業五十周年にちなんで。

 新幹線開業50周年。記念行事、書籍、記念品。青いひかりの超特急はこれからも走り続けるでしょう。
 新幹線の車両の写真はサイズが小さいカメラで画質も悪かったため、模型の0系の写真を撮影して、3DSに取り込み、コミック工房で合成。背景に手書きで富士山のようなものを入れ・・・・。

0系と富士山のようなものの合成

 これじゃへたくそ!と非難を集めそうな作品。次に、写真を一部切り取り相似形に拡大して貼り付け、青い空をくわえた。

青い空と0系

 模型の被写体が暗かったために、余計に暗さが目立つ。それならば、お絵かき工房プラスに赤富士が内蔵図形が入っている。それで作成して写真にした後、再度合成した作品がこれ。

赤富士と0系

 これで完成。来年は北陸新幹線に乗車したい、開業記念日でした。

日刊NANZO
平成26年10月1日号より

2014-09-29

【Y!モバイル】WX02SH導入2か月

 旧ウィルコムが《スーパー誰とでも定額》を始め、約3年使った電話機の電池の持ちが悪くなった。薄型で軽く重宝していた。ボタンが固く感じていたから、次の機種は押しやすいタイプを探していた。
 ソフトバンクモバイル系列の会社に再編され、シャープの携帯電話が出ないかと探すと、WX02SHがあった。家族の電話をすべてこの機種に変更していつでも通話できるようにした。
 この機種は、ソフトバンクモバイルの《簡単ケータイ108SH》のマイナーチェンジ版である。108SHを所有しているため、使い方も全く同じである。

 108SHと違う点は、
 ・外側の液晶画面を省略。発光式の時計表示に変更。
 ・プリセット通話登録が4つに変更。
 ・ワンセグテレビ、ビデオ撮影の省略。
 ・カメラ性能の落としている。320万画素から200万画素。 
 ・軽量化かつ非防水・防塵。
 ・漢字変換の表示窓の変更。

 そのほかの辞書、最大8192文字×最大500件(ただし500キロバイトの範囲内)のテキストメモは引き継がれている。
 カメラについては、縦長方向に固定されている。撮影例をあげる。

Photo

 保存先をSDカードにすると、VGAサイズ以上に設定すると書き込みに20秒以上かかる。そのため、携帯画面サイズの大きさに設定しておくと、イライラが解消される。
 スーパー誰とでも定額では、パケット料金も含まれている。なお、通信速度が3Gよりもはるかに遅いために、携帯電話向けに作られたウェブページも展開が遅い。テキストのみの表示にすることをお勧めする。はっきり言うと、遅すぎて使えないのである。

2014-08-01

【字形】悩ましい《﨑》の字形。

 漢字は表音文字とは異なり、悩ましい問題があります。
 それは《字形》。その漢字の一例として《》の字形があります。
﨑の字形
 山偏に奇で﨑。ところがこの字形がいくつもあり、《》の部分が。《》の部分が左か上にあるかによって、役所・金融機関の申請がとっても面倒になります。異字体(または俗字)は字義は一緒でも、戸籍では別字扱い。ご先祖様が、この字形と登録してしまえば、申請がない限り、その文字が本字として代々引き継がれていきます。住民基本台帳など電算処理は、戸籍に存在する字形を登録しているため、気にする必要はありません。

 問題は金融機関。JISX9052-1983 ドットプリンタ用24ドット字形(ワープロでよく使われた明朝体)にはJIS第二水準までで、戸籍の字形に合わせる原則になってからは、電算処理にかける場合は、外字扱いもしくは、カタカナで登録して名前を手書きにしている例もあります。
 30年前のオンラインシステムならカタカナ登録だったために、漢字字形の問題は皆無。漢字が扱えるようになってからは、この悩ましい字形。たった1文字の異字体のおかげで、書類の枚数が増え、待たされこともあります。

 このほかにどんな漢字が、悩ましいか調べて行くと、夏休みの自由研究のテーマとして最適です。

2014-06-04

【NEC】文豪mini7を落札

 22年前、会社の人事異動で新しい部署に来たとき、パソコンは富士通FMR、ワープロがNEC文豪mini7だった。
 パソコンより文豪がたくさん転がっていて、ほぼ3人に1台の割合で業務用文書を作成していた。

 文豪mini7の最終モデル、7SVを500円で落札。出品者の写真を見ると、編集フロッピーディスクとそれを読み込み動作していた。かつて使っていた懐かしさの余り入札した。
 入力、ディスク操作は、完璧に動作する。これで過去の文書が呼び出せる。中古ワープロはFDDのベルト切れ、液晶画面の故障が多発。製造中止からまもなく15年経ち、電源回路の故障が発生。最悪発火のおそれもある。
 整備品が数万円で売られ、動作品の出品は、専門業者にほぼ移行している。
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【写真】編集フロッピーディスクを読込み初期画面が出る。

 文豪7の特徴は、編集フロッピーディスクがなければ、タダの箱になる点。いい点は個人がこのディスクをもっていれば、簡易セキュリティが実行できる。元々、高価な装置を多数の人が使うため、かつ、計算機の資源が少なかった点の策だった。

 FDは、いまはもう製造中止の2DDタイプ。捨てずにもっていたので、再フォーマットして使う。2HDを2DD、2DDを2HDとごまかして使えるのがNEC PC-9801搭載のMS-DOSシステム。
 2HDのハードウェアチェックを無視しているから出来る芸当。ただし、これをすると Windowsでは読み取り不能になる。フォーマットは8セクタ 640KBタイプ。

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 ワープロでMS-DOS形式でフォーマットするとWindows PCではFATもしくはボリュームラベルの問題で読み取り不能になる。Windowsでは、コマンドラインを上げて、コマンドから《FORMAT A: /9》の方法もありはする。ただし、これでは、なぜか文豪側で読み出しが不良になる。
 PC-9801のMS-DOSを使い、フォーマットしたあと、ボリュームラベルを文豪側で書き込めば、テキストファイルが相互で利用できる。これを怠ると文豪側で読み出し不良となる。

 ポメラで作った文書を、ネットワークでつないだ、FDDつきのパソコンに転送して、書き込み編集。文豪で作ってFD経由で、ポメラに戻して編集。文書容量は約40キロバイト。外部に出したくない文書はこれで作って、必要なものだけ、テキストファイルにしてパソコンに戻せる。
 残念ながら、プリンタは発熱体の不良のようで、印字が全く出来なかった。文字入力とFDDが動けば十分だから、必要な文書はテキストファイル、Wordに読み出して編集、PDFとDOCX形式で保存して使う。必要な分を紙に出力すれば、プリンタがなくても十分である。

2014-06-01

【電波の日】スーパーだれとでも定額

 ウィルコムの契約の月980円(税別)を追加すると、国内ほとんどの電話に対して、10分以内500回までかけられる《だれとでも定額》を開始しすぐに契約。時計とにらめっこしながら、スリリングな通話を楽しめた。
 NTTdocomoが、加入者取り込みの策として、平成26年6月1日より、2200円から始まる《カケホーダイ》サービスインした。国内ほとんどの電話が、通話料定額になった。電電公社が民営化された昭和60年時は、320キロメートルを超える通話は3分400円だった頃から比べれば、30年近い年月を経て、悲願の通話定額が実現した。
 このままでは、飽和状態の加入者を持って行かれることを憂慮したのか、ウィルコムは5月30日、《スーパーだれとでも定額》のサービスインを公表した。
Wiiicom
 新規・機種変更加入者は6月1日、既存加入者は7月1日から利用できる。PHS契約者を対象に1500円追加すれば、通話・パケット定額が実現する。3000円未満で、移動体通信の基本的な操作が可能になった。
 機種値引き、キャッシュバック競争の体力勝負で、契約してすぐ解約して返金でもうけるなど、異常ともいえるサービス過剰で、スマートフォンはいったい何をする道具の意義が、返戻金の差額の儲けだけの手段に使われるなど、本来の商売とはまったくかけ離れていた。それに、LINE・ゲームだけに基本料を含め5000円以上払い、更にゲームの月額、追加料金、セキュリティ対策ソフトまで入れると、維持するだけで数万円かかる場合もある。
 通信料金は低く抑え、その分を別な消費に当てる。PHSが続く限り、こちらの選択をするのが賢い使い方と言える。

2014-04-27

【NEVER.COM】オヒ!の殿堂3も電子翻訳でご高覧。

 オヒ!の殿堂3のアクセス記録に、おもしろいリンクがあった。
Links

 たどっていくと、平成24年 4月17日号《【カシオ】FD-30》に対する記事がこのようになっていた。
 1)http://jptrans.naver.net/j2j.php/korean/nanzo.blog.ocn.ne.jp/nanzo/2012/04/post_cd28.html
Photo
 クリックする、ハングル文字の画面が出たあと、上の記事がそのまま保存されている。 ところが、一部アドレスを変えた、URLをクリックしたとき。
 2)http://jptrans.naver.net/j2k.php/korean/nanzo.blog.ocn.ne.jp/nanzo/2012/04/post_cd28.html
3fd30
 同じレイアウトで、記事はオール・ハングル。レイアウトまできっちりそのまま。
 調べていくと、韓国NEVER.COMから電子翻訳だった。 
 どのような動作をするか興味津々で、読めないリンクをたぐっていくと、以下のページに行き着いた。
Photo_2

 他言語を韓国語に翻訳するウェブサイトのようである。有名なものに、Google翻訳などのサービスがある。URL入力欄に、日刊NANZOのURLを放り込んで翻訳開始。
Nikkan_nanzo
 待つこと15秒。日刊NANZOが、オール・ハングルに翻訳出力。レイアウトもそのままの状態で出力。ただし、平成○年○月○日の表記が、時々平成の部分が2の数字に変わっている。
Photo_3
http://jptrans.naver.net/webtrans.php/korean/plaza.rakuten.co.jp/nikkannaozo/ 推定される状況は、韓国語を母国語とする人が、カシオ電卓FD-30の項目を調べていく内に、オヒ!の殿堂3の記事に見つかり、NAVER.COMの翻訳サービスを使って取り込んだと思われる。
 歴史認識、竹島領有権問題で、日韓相互の感情が悪い中、韓国というバイアスの影響で、何らか悪いことを仕掛けてきているかと思われた。いま時点では、電卓記事を翻訳して参照していたようなので、本ブログも、海外から、翻訳して読まれているという前向きの考えで、記事を締めたい。

2014-04-20

【雑記】当時最先端だった、1970年代の視聴覚教育機器の記憶。

 ちょうど30年前の、昭和59年3月に、某公立中学校を卒業した。記事作者の年齢がばれてしまったが、そこはよしとしよう。

 この中学校、当時の郷土史資料には、1970年代に現校舎に建て替えたとき、当時の最先端の電子技術をふんだんに使って、効果的な視聴覚教育が出来るようになり、教師が使いこなすことによって、学習能力の発揮が出来るとされた。
 導入したのが、昭和40年代の後半。私が入学した昭和56年は、機器が導入されて、10年近くの年月が過ぎ、機器構成が《陳腐化》に入った頃で、導入直後の他校からの視察はわずかで、卒業の頃は、0に近かった。

 それでも、十分に科学好き、電気仕掛けの機器が好きな、好奇心を十分満たす装置群だった。記憶している範囲で記載していこう。

■校内テレビ放送機器
 すべての教室にテレビが配置されていた。使わないときは観音開きの箱に収められ、20型ほどのナショナル製(現 パナソニック)の、真空管モノクロテレビが配置されていた。放送室のカメラもナショナルブランド。当時の松下通信工業の機器が使われていた。校長の挨拶も、テレビ放送で、視聴することが出来た。ただし、このテレビ、昭和58年に入る直前に、使用をやめた。理由はテレビの寿命と、それによる機器更新が、なされなかったことである。
 それでも、通信技術に興味を持ち、趣味にしてしまう、インパクトがあった。

■LL学習教室
 英語のヒアリングの効果を上げるために作られた教室。SONY製の機器を使い、テープレコーダ、小型白黒モニタで、ヒアリング、音声教材、自分の音声を録音して活用出来た。日立製のリレー式のスイッチで、五択でボタンで解答できた。教卓にあったランプと、回答者の有無と、正解率を電圧計のようなメータで表示できるようなっていた。アナログ処理をしていたと思われる。英語は芳しくなくとも、オーディオ機器に関心を持ったのは言うまでもない。

■アナライザー教室
 クイズ番組で、スイッチを押して解答するリレー式の五択ボタン机に配置していた。ボタンは日立製。操作卓、制御装置はどこの製造かは不明だった。
 当時、視聴覚教育機器の最先端装置の一つであった。この機器を使った記憶は、1回のみ。装置は正常に作動していたが、先生が使いこなせなかったのが、現実のようだった。
 解答すると、教卓の上につり下げた表示板で、1~5それに、全体の回答数が、2桁の巨大ニキシー管で表示される、ハイテク機器だった。
 誰がどのように解答したかは、別室の制御装置におかれた、電動タイプライタでプリントアウトされた。この機器がある部屋は、原則、生徒立入禁止のため、どのような構成かは、ついに分からなかった。専用の、マイコン仕掛けとは違った制御装置だったと思われる。
 この機器が導入された頃は積極的に活用されていたようで、授業使われたOHPフィルムが大量に残されていた。電動タイプライタが、機関銃のような音でタイピングを始め、ニキシー管に表示される、これだけでも、すごいと思ったほどである。

 卒業後30年経った。校舎は当時のまま。あのときの機器は、はるか過去に撤去されたと思う。いまに続く、電子機器好きは、中学校時代の、1970年代のハイテク機器に触れたのがきっかけであった。

2014-04-15

【福祉情報技術】任天堂3DSとウェブ・アーカイブサイトの融合

■前置き
 不慮の事故で転倒。それにより脊椎に傷をつけ、重度の障害に陥り、3年経過した。寝たきりから、長年のリハビリが奏功し、杖を使ってゆっくりと歩行し、雨以外の日ならば、何とか、バス・路面電車を使って10分以内なら、移動が可能になった。

 とはいえ、体の半分は、激しい硬直で動きづらく、もう半分は、感覚の異常。手の動きも満足に行かず、前途多難状態が続いている。書字困難は、非常に致命的で、金融機関、特に郵便局で、社内規則などを楯に、代筆を断られる。説明すると、書類の提示を求められ、かえって面倒で時間がかかる。障害を、《障がい》と、誰が圧力を掛けたのかは知らないが、ひらがなに書き換えている。
 代筆の支援を、いちいち説明し、書類を提示しないとサービスが受けられないことが、自分にとって《害》そのものである。《がい》と書き換えて、障壁が取り除かれるは、今のところ、幻想に等しい。

■最適の機器は、任天堂3DSだった。
 感圧式液晶画面なら、文字が書けるところまで回復した時点で、最適な電子文具を探した。ステレオ写真が撮影出来るため購入した、任天堂3DSの基本機能と、実用ソフト、かつ、Wi-Fi接続を行って、内蔵ブラウザを活用することで、スマートフォン、タブレットPCを使うより、快適に、電子文具の機能を果たせる。利き手も半分痺れていることにより、スマートフォンをもって操作しづらい面もあった。3DSは、小型で折りたたみも出来る。非防水の点を除けば、堅牢な作りで落下に強い。平成26年1月には、コラビエから《コミック工房》が発売され、手書き電子ノートの使い方まで、出来る点を見いだし、もはや、カメラ付きの強力な電子文具として快適に使えるようになった。

■新聞の代わりに3DSとウェブ・アーカイブサイトの融合
 新聞も読みにくい状況がいまだに続いている。新聞の切り抜きをして、資料整理は遠く険しい道となった。情報通信の発達で、ウェブサイトに電子化された記事が、電話回線さえ確保できれば、いつでも好きなだけ取り出せる。
 自己啓発のために、通信教育を受講中である。関連する社会学、地域福祉、障害者福祉に関する、厚生労働省のウェブサイト、公正中立とされるNHKのニュースサイトから、情報を得ている。PDF文書はPCに保管しておいて、体調が良いときに閲覧をするか、印刷をしている。
 NHKは、地方版は最大3日、全国版、主要地域版は1週間しか、ニュース記事を保管していないために、あとから、政治経済かつ文化面の、あとからどのように報道され、変わっていったかの比較研究が不可能になる。
 図書館に行って、新聞の縮刷版を見れば早いことは分かっている。それが、容易に出来れば、このような記事など最初から存在はしていない。
 ウェブサービス、ソフトなどを試していった結果、負担が少なく体調が悪く横になっているときでも、記事を読んで、比較研究できる手段として、
 ・ウェブアーカイブサービス
 ・任天堂3DSブラウザ

 を用いる。

 

・ウェブアーカイブサービス
 日本では《ウェブ魚拓》が有名である。簡単に保管できるサイトの例として、以下の海外サイトをあげる。
Archivetoday_webpage_capture Peeepus
 左は、Achive.today(旧Achive.is)、右は、peeep.usである。英語のウェブサイトである。英語が苦手でも、ブラウザのツールバーにリンクボタンを入れておけば、欲しいニュース、または記事があれば、クリックするだけで、控え(スナップショット)が取れる。
Achive
 これは、Achive.todayの例。学習に必要なニュースを、体調がいいときに、例としてあげたNHKニュース記事の控えを取る。

 ・著作権と合意的配慮
 著作権の問題が絡むが、個人で利用し、著作権法第35条にある、学習用としての利用であるため問題はないと判断している。メールでも伺いをしたこともある。
 もし、これでNHKが、法を楯に噛みついてくるのであれば、何らかの合意的配慮を行い、廉価で、過去の記事をすべて検索・閲覧できるような書庫を作ってからにして欲しい。
 NHKは過去、160年以上前のニューヨークタイムズのウェブ記事訂正を報道したくらいであるから(リンク:161年前の記事訂正 ニューヨーク・タイムズ紙  2014/3/5 10:26:平成260305 日本経済新聞)、公共放送である、NHKも過去の記事を蓄積閲覧可能を望む。

 ・任天堂3DS
 ウェブアーカイブサービスで控えを取ったあとは、任天堂3DSブラウザを使って、ウェブアーカイブサービスのURLをブックマークして、欲しい記事を閲覧する。
3ds_reader0

 写真は、読み込んだ例。NHKは、余計な広告バナーなどが少なく、文字と動画のサムネイル写真中心。読込容量が限られている3DSブラウザでは、快適に読み出せる。拡大・縮小アイコンを押せば、大きな文字にして読める。
3ds_reader1

 簡易拡大読書器の使い方も可能である。NHKニュースウェブのトップページでは、画面が長くなり、読込が途中で切れることもある。ペンを長押しすると、範囲指定して用語を、検索サイトに渡すことも可能である。
 3DSとアーカイブサービスを融合することにより、移動に支障を来して、図書館へ行きづらい、私にとっては、重要な学用品となっている。

2014-04-09

【WindowsXP】きょうで保守サービス終了

 WindowsXPは、平成13年(2001)の登場から、13年の長きにわたって使われてきた、マイクロソフトのOS。4月9日、保守サービス終了が到来した。マスコミ報道も大きく扱われた。
Nhk
 これは、NHKが平成26年 4月 9日に伝えた記事。すべてVista以降か、他者OSまたは、Linux系に変えたかというと、予算上の都合等で、自治体などで、いまだにXP入りのパソコンが、現役稼働中を大きく伝えられている。

 OS、それに端末機は、いまは消耗品。新陳代謝が激しく、新製品が、数か月後には旧版。製品の寿命も短い、たとえれば、はかないの一言に尽きる。それでも、10年以上修正を加えながらも、世界中で使われてきた、《幸運な処理系であった。親しまれていることから、タブレットPC対応のWindows8が、XPまでの操作方法に戻され、8.1になった。
 長期間慣れ親しんだ手順を一気に変更は労力が激しい。Windows95登場から20年目に入っている。しばらくは、この操作手順を踏襲したOSが登場していくと思われる。

 明日(平成26年4月10日)からは、電話回線から切り離し、外付け記憶装置を一切つながず、大事なデータは、新PCへすべてお引っ越しさせて、ワープロに、表計算など、物書きの道具として、プリンタをつないで、かつてのワープロ専用機のような単独運用しよう。その方法ならまだまだ十分に使える。

2014-02-28

【スマートフォン】高校生以下は持たせては毒か?

 未成年者。特に高校生以下のスマートフォンの普及率は上がり、LINEを用いて終日年中無休オンラインかつ既読即時回答を怠るといじめの対象になるほど、《病巣》と化している。いまに始まったことではなく、1990年代末には、ポケットベルを使い、定時連絡の為に公衆電話に並び、2000年を超える頃には、PHSのショートメールのように、通信端末機経由で常時つながっていないと、不安に襲われる現象はあった。
 その情報端末機でつながることに必死だった世代が子育て時期に入り、子どももスマートフォンで朝から深夜まで、時にはオールナイトでチャットを繰り広げられている。
 送信内容も高度化して、写真動画など、ある種の個人放送局の様相を呈している。
 授業中もお構い無しに、実況放送。本人たちにとっては、授業と情報発信の二兎は大丈夫と思っていても、端末機に入力をする時間に気を取られて、集中力減退に陥っている。
 ものを考える、作り出す生産活動においては、情報は一括して必要なだけ送信する《バッチ処理》的な手順がどうしても必要である。
 返事を早く返すを優先的にする《リアルタイム処理》は、不向きである。早い話が《思考停止》に陥る訳である。
 授業中でも、一生懸命、LINEなどのSNSにかまけている大学生、高校生たちが20年後、思考停止のまま、国の中堅に立った時には、どんな世の中になっているか、ホラー・オカルト映画より恐い時代かも知れない。
 未成年者にとって、SNSは百害あって一利なしの《麻薬》に等しい。
 情報倫理教育より、規制が必要な状態である。

2014-02-24

【任天堂】片手が動きにくい人が、3DSで遊ぶには。

  残念ながら、3年前の負傷で、左上肢と下肢に運動麻痺が残り、指をなめらかに動かすのが非常に困難です。
  写真の任天堂3DSは、文字を書く電子文具の代用と、ステレオ写真を撮影するために、購入したものです。

3ds1
 かなり以前、ハマった、テトリス、ぷよぷよ、スーパーハングオン(本体を傾けると、とりあえず十字キーの代用になっている)などのゲームは、やりたくても、左手で用いる十字キーを使わないと当然、GAME OVERになります。

3ds2 3ds3

 右手で、親指を十字キー、右手も中指までしか使えませんので、同時にABボタンを押すのも難儀です。それに、画面が見えません。当然、背面のLボタンも困難です。

 据え置き型のゲームコントローラには、片手で操作の製品は、すでにファミコン時代から存在していました。お菓子を食べながら、攻略本を見ながらRPGをするために考え出されたと思われまる。握る形の形状、親指の位置には、十字キーとABボタンを配置していました。

 携帯用ゲーム機の場合は、片手で操作は想定されていないようで、片手コントローラは、まず存在していないと思われます。
 3DSは、無線(2.4GHz帯)の電波を用いて、ダウンロードプレイ、インターネット接続などが出来るような仕様になっています。片手で操作できるコントローラを考えればいいわけです。

・電卓型
テンキー電卓の信号をゲーム側でソフト処理。
Mz120wl
(例)PCと無線接続する、カシオテンキー電卓MZ-120WL。
・携帯電話から操作
ゲーム機をBluetooth対応にすれば可能。
・スマートフォンアプリ
スマートフォンの画面を代用双方のソフトウェア処理。指の可動域に合わせ、スマートフォンの画面上にキー配置が可能。
Photo
(例)スマートフォンアプリの例。

 子ども、それに友人たちと、3DSで対戦ゲームでもしようかが、とても現状難しい。単純に考えれば、格闘ゲームがはやった頃の、レバー型のコントローラ。このレバー部分を、十字キーにはめるようにキャップ型に加工すれば、上のような装置、ハードウェアに大きな改造不要で、十字キーは、手のひらの動きで代行できるといつも考えています。
 肢体不自由で、ゲーム機で遊びたいと欲する、子どももいると思われます。ぜひとも、開発してもらいたいものです。

2014-02-15

【任天堂】WiiUの購買意欲をあげるには

 WiiUの売れ行き不調と任天堂赤字。ソニーの近々登場のPS4に期待が集まり、PSが良いマシン、その他はダメマシンなどと本体性能の善し悪しをともにやじり合うより、それぞれの特色を生かして、本体の性能を十分生かし購買力をあげるソフトウェアを出せばいいことである。
Wii_u

 任天堂のゲーム機の印象は、玩具・堅牢・健全が売りであった。親も安心して、子どもの玩具として与えられる、可愛いキャラに残酷、成人向け内容を排除したゲームは受け容れられた。
 ゲームは、おもしろければ、大規模なシステム、高速処理、精細な描画はまったく不要である。ゲームの内容も出尽くしたのか、過去の資産をバーチャルコンソールで埋め合わせている感がある。ファミコン、メガドライブ、MSXそれにPCエンジンなどのゲーム機百花繚乱の資産を実行できるのあれば、ゲーム以外もバーチャルコンソールで実現できるはず。

■ポケコン
 ゲームパッドを、かつてのポケコンを表示させ、プログラミングも可能。かつてのポケコンファンがWiiUの購買意欲をかき立てる。任天堂とシャープは、深いつきあいがあり、実現は難しくない。

■MSXそのもの。または、8ビットパソコンのBASIC。
 MSXゲームが登場している。ならば、システム自体を実行させる。MSX2もしくは2+を移植してプログラミングかつ、かつてのワープロパソコンを実現する。MSXがWiiUで走れば、購買意欲はかき立てられる。任天堂と、MSXを最後まで出していたパナソニックは、ゲームキューブでの提携があり、実現は難しくない。

■ワープロ専用機
 例えばシャープのペン書院をゲームパッドで再現する。キーボードをゲームパッドで実現するか、USBキーボードを流用して使う。USB経由でパソコン用プリンタか、専用感熱プリンタを使えば、ワープロなら使える中高年の購買意欲はかき立てられる。また、ゲームパットのみで、一行表示のワープロを再現して、昭和の雰囲気を味わう使い方も考えられる。

 任天堂がゲーム機を使った健康事業に手を出すとも言われている。それもおもしろい。ならば、過去のハードウェアを再現して、楽しませるのも、娯楽産業の使命と思われる。


2014-02-03

【シャープ】書院サポート終了~書院の思い出

 書院の保守が1月31日で終了。ワープロ専用機は、Windows95の登場で次第に占有率を下げ、メールとインターネットが普及して、連係が難しいなどの理由で、製造中止が相次いだ。
Shoin
【写真】Twitterより

 最初に買ったワープロ専用機がそれだった。昭和60年に購入したWD-205。一行表示のWD-200の五十音キーボード版。軽くて、アタッシュケース型のデザインだった。
Wd205
【写真】WD-205(平成16年撮影)
 電源は単一乾電池4本。文書保存はカセットテープ。
 当時、高校生だった頃、8ビットパソコンを購入した同学年の友人、別のファミコンを買ってゲームにはまっていた話など、マイコン仕掛けの電子機器が、手に入るようになった頃。これからはパソコンの時代になる、きれいな字を書ける機械を欲しいと、親が奮発して買ってもらった機器が、写真の書院と、シャープ8ビットパソコンMZ-1500だった。

 本当はワープロだけを欲しかった。CRT付きのワープロが40万円するから、安いこちらがいいとなったのが、この書院になった経緯。それでもメーカー希望小売価格は、108,000円する代物であった。
 真っ先に電源を入れ、ひらがなを適当に入れて印字させた。プリントアウトされた、明朝体24ドットフォントをみて、すごいという鮮明な記憶が残っている。

 コストダウンかつ小型化したため、電子タイプライタに近い性能で、あれもできません。これもできません。が多かった。持ち運びが楽で、特に英語の授業用に多用した。和文モードと、英文モードがあり後者を使った。このモードにすると日本語入力が出来なくなった。

 英語の教科書をノートに写し、それを元に意味などを書いていく授業であった。英文タイプライタで手紙を書いて、最後は自書で署名する単元を何度かお目にかかったから、使おうというのがその動機。
 このワープロは、はがきの印字がプリンタの力が弱かったのためか、難しかった。ただ、書道用半紙できれいに印字できる特徴を見つけ、入力、印字させ糊で貼り付けた。
 英語の先生からは、タイプ入力していると、褒められた。ワープロを使って、書き写す作業を、苦行から楽しく出来た。肝心の成績は芳しくなかった。古文の授業では先生が激怒してしまい、書き直しを命じられた。

 漢文の授業、世界史の授業は、内蔵フォントがJIS第1水準のみだったため、外字で対応させていた。10文字のみの登録だったので、よく使う漢字は、印刷所でゴム印を注文した。ワープロのフォント10.5ポイントが、活字の号数、5号活字と同じはこのときに知った。

 勉強以外にも、部活動の部員の名簿に、友人には、名刺もどきを作ったり、試合の対戦の記録表を作ったり、十分活用した。
 高校卒業して就職しても、文書作成に時々使い、仕事に私用に5年使い、他の機種を買ってからは、メモリに記憶せずに、一行入力しては印字できる、ラインエディタのような逐次印字モードを使って、手紙文、メモのような文章を作るのに、それから2年使った。引退したのは平成4年の半ば。ラップトップ型のワープロ専用機に代わり、その後、一太郎4.3を入れた、PC-9801を使うようになった。

 写真は、10年前のもの。うっかり、電池から液漏れをおこしてしまい、電池の端子をさび付かせてしまった。アダプタがあれば、動作すると思われる。そのシャープも、ついに専用機の保守も終了した。名実ともに、これで、ワープロ専用機の歴史は終わったを意味する。

2014-01-15

【任天堂3DS】COLLAVIER《コミック工房》を使う。

 任天堂3DS用ダウンロードソフト《コミック工房》。1月15日配信開始になった800円のペイントソフト。
Collavier
http://www.collavier.com/ja/3ds_comic/

 タッチペンを使って、漫画を書けるソフト。絵が苦手だからあきらめるのは早い。これは、3DSであらかじめ撮影した写真を貼り込め、3DSの日本語変換機能を使って文字も縦書き、横書きに貼り込めるなど、すばらしい電子文具だ。
 初めてでも安心のチュートリアル(使い方説明)、利き手選択が可能など、使いやすさに配慮もしている。
 コマ割りもあらかじめ用意、または自由に割り付けできる。写真を貼り込んでとりあえず制作した例を挙げる。
Hni_0049

 制作した漫画はJPEG画像として出力できる。カシオプリン写ルの《写真日記》を連想した。もっともこちらは決まったレイアウトのみになっている。
 回覧板を作ったり、新聞も作れる。簡易DTPとして、まずは使ってなれよう。

2014-01-01

【プチコン】割り算余りプログラム

 余りを出す割り算プログラムを考えた。
Photo_3

【プログラムリスト】

INPUT "A",A
INPUT "B",B
X=FLOOR(A/B)
Y=(A/B)-X
Z=FLOOR(Y*B+0.9)
PRINT A;"/";B;"=";X;"...";Z

 

Excelにも余りを出すMOD関数がある。プチコンBASICには未装備。(追記:%記号がその代用 数値%数値 で余りがでる。
 整数部を取り出す、FLOOR関数を使うことにした。
 小数点部分を0.9を足して切り上げを行ったあと、整数部分を取り出すようにしている。
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 23456÷78を演算する。300余り56をはじき出した。試しに、余り計算が出来る、カシオの学習用電卓で検算した。
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 答えは一致した。正数の524787までの演算に対応している。なお、小数を含む演算は試していない。

2013-12-10

【任天堂】本体機能更新~Miiverseの対応よりうれしい機能

 12月10日、任天堂3DSのシステム7.0.0-13Jの新版が公開された。大きな点は、WiiU等に搭載されている、Miiverseが3DSに対応になった。任天堂のゲームの意見を交換するSNS。手書き文字ならびに文字入力を入れて、発信できる。PCから利用するにすれば、文字をツィッターのように発信も可能である。

Mii2

 PCから閲覧すると、他のSNSにも内容を投稿できる。出会い系の温床になる懸念もある。個人情報を投稿しない、あとは公序良俗を守って使えばオンラインでのメモ帳も可能である。手書き文字または絵を日記として、高機能の電子文具としての役割にもなる。
 ところで、任天堂のウェブサイトによれば、新版は以下の修正・追加を行っている。
V7

 

ホーム画面LとRを同時押しで、カメラが起動するに修正された。これはうれしい修正。なぜならば、これらのボタンに触れて、不用意に撮影状態になってしまい、不便を感じていた。小さな修正に見えても、誤操作を防ぐ大きな修正である。

2013-11-30

【あなたの心は思うまま】情報過多→思考停止? 時分割処理が得意な高校生

 キーワードを入れて、キーインすれば、即座にサーチエンジンは、それと思われる資料を引っ張り出す。辞書か、百科事典、それとおぼしき文献を図書館で探しだして、丹念に活字を負うより飛躍的に早く便利になった。

 相互の意志疎通も電話か、手紙、急ぐときは電報を使う作業から、今やスマートフォンで電池ある限り、機器が動く限り、常にオンラインが必須。寝ている以外は常時オンライン。
 パソコンで文字を中心に交換していた《パソコン通信》時代は、掌大の端末機など存在すらなかったから、蒲団にこもってまでも、チャットアプリでオンラインは無理であった。

 簡単に大量の情報を浴びると、頭がついていけずに思考停止に陥る。立ち止まって、じっくり考える前に大量の情報を、さらに浴びる。特定の強い刺激の情報に、心引かれて、何の疑いもなく、正論、正しい情報と信じ込む。

 四六時中、スマートフォン操作をしている高校生は、チャットアプリで、多元的に接続している。ツィッターの高校生のアカウントとおぼしき発信内容を見ると、授業中にもオンラインにして情報交換している。聴講、ノートに書く、チャットアプリでやりとり、殊にLINEにおいては情報を受け取ったら、すぐに返信する《暗黙の了解》があるため、端末機画面の監視も行う。

 一見、タイム・シェアリングしているように思われる。これも一種の情報過多。主な作業は授業。その間隔にLINE・Twitterの発信、返信。それぞれに注意を向けるため、結果は集中力低下、記憶に定着は無理で、やっていることは聴講、ノートに書く、LINEの監視の定型業務に陥っている。このまま続けると、思考力が退化する。

 思考停止に陥ったとき、ある目的を煽動したい《悪いやつら》が、高校生たちの生活に関する、疑わしい情報などを流布すれば簡単に引っかかる。デマを容易に広げる。悪徳商法・特殊詐欺の犯罪集団は、情報を隔離して、思考停止に陥れる。その反対の情報過多でも、心を乗っ取られる。どちらも結果は悪いやつらの思うつぼである。

 スマートフォンを取り上げるのは簡単である。思考停止になれた高校生が、その端末機の呪縛から解かれるまでの《禁断症状》に耐えられるか。その世代が社会を中心になったとき、国の将来を託せるのか、はなはだ疑問だ。

2013-11-15

【インテル】i4004登場から42年。

 11月15日といえば七五三を思いつく。ツィッターに、このようなつぶやきが流れていた。

4004

 昭和46年(1971)は、電子計算機史に大きく残る出来事が、世界初のマイクロプロセッサi4004が発売された。ビジコン社の高性能電卓に組み込まれた製品だった。

 新製品を出すたびに電卓用素子を設計し直すのが面倒になり、回路を作り直すより、あとから好みのプログラムを入れ替えればよいに思いつき、できあがったのが、i4004だった。日本での熾烈な電卓戦争のさなかに登場した石で、マイクロプロセッサには日本人の功績が大きい。
 i4004,8080,Z80と聞けば、嶋正利氏。これがなかったら、誰かがマイクロプロセッサの仕組みを思いついても似て非なる製品が登場したと思われる。
 電子立国日本の自叙伝(NHK出版)によれば、似た製品は同じ時期に、業務用の端末機に組み込まれていた記述がある。電子機器を小型化する試みは民生用で生まれ、業務用端末機からか、一般向けの電卓から普及するかの違いだったかもしれない。i4004は制御用にも使えると気づいたインテルはその後マイクロプロセッサ単体を売りに出した。

 それでも、電卓戦争がなければ、一人一台以上のマイコン仕掛けの製品を手にしていたかどうかは未知数で、もしかしたらSF映画の世界の範疇だったとも思われる。

 もう一度日本はあの活気を取り戻し、革新的製品をおくれるようになるためには、先人の功労を尊び、こんなものができればよいの自由な発想ができる人材が増えるような教育が必要だと改めて感じた。

2013-11-06

【キングジム】これはおもしろい~スタンドスキャナ《デスクショット》発表

 キングジムの電子文具は、カメラと連携させる、おもしろい商品を出してくる。スマートフォンのカメラと、(ショットノート)。マウスカメラなど、書類の電子化を容易にが、キングジム次の電子文具の路線のようだ。

 11月29日、スタンドスキャナ《デスクショット DK800を発売すると発表した。
Dk800
http://www.kingjim.co.jp/sp/dk800/

 書類をカメラで撮影後、PC側でソフトウェア処理によって補正をかけて、ファイリングできる。大きなスキャナを使うより写真撮影するのが手軽で早いの着想と思われる。実は、私も必要な書類を電子化する場合、面倒なので携帯電話のカメラを使って済ましてしまう。
 写真撮影後、補正して取り込む。指定された場所を、市販の蛍光ペンで囲み取り込む2つの電子化の方法がある。
 指定された場所を撮影後取り込む、紙とスマートフォン連携の文具は存在した。専用のペンのみであったのに対し、日本の文具メーカーの蛍光ペンなら取り込める点が便利である。桃(ピンク)・黄・青の容易に手に入るペンがうれしい。

Dk800_maker
【写真】キングジムのウェブサイトより

 

紙、カメラの連携で、それぞれの特徴を生かせる。手間も入らず机の前に置く。誰もが思いつきそうな製品でもなかなか登場しなかった。スマートフォン、タブレットPCばかりの電子機器の固定概念化された世界。アイディアの宝庫満載の電子文具は、ますますおもしろい。

2013-11-01

【任天堂】いつの間に交換日記,うごくメモ帳3D(フレンドうごメモギャラリー)サービス停止

 任天堂3DSソフトの電子文具用途、手書き文字を公衆伝送して、利用者同士の交流を図るソフトウェアとして、無料の《いつの間に交換日記,うごくメモ帳3D》がある。
 便利なソフトで、いつの間に交換日記は、任天堂からのお知らせが声入り、手書きで届いた。この利用者間の利用。フレンドコードを使って成人と未成年の交流から、法令に触れる行為、公序良俗に反する写真(猥褻写真と思われる)の交換が目に余るようになった模様で、ついにネット経由での利用者間の平成25年11月1日11時をもってサービス停止した。

Nintendo_911101
http://www.nintendo.co.jp/support/information/2013/1101.html

 任天堂からのいつの間にか交換日記の個性的なお知らせも停止はいささか残念。未成年も利用するLINE,SNS絡みの事件は、社会問題化している。任天堂も企業のイメージダウンを恐れて、これらのサービスを止めたものと考えられる。
 これだけ防げば安心は早すぎる。Twitterの未成年者と思われる自己紹介にフレンドコードが載せている。3DSなどのゲーム機は誰もが使うもの。対策もできる。
Childlock
http://www.nintendo.co.jp/3ds/support/parental_control/index.html
【写真】任天堂3DS《保護者による使用制限機能》設定方法より

 保護者の方々、お子様がどういうインターネットの利用法をしているか一度点検と、それに自らもインターネットの有用性と危険性を知って、納得のいく使い方を子どもと話し合う機会もこの際だから作って、《正しく使って、上手に楽しむ》賢い利用者になろう。

2013-10-24

【パソコン通信】KTNテレビ長崎BBS《KNN》の思いで

 長崎のローカルテレビ局KTNテレビ長崎は、来年(平成26(2014)年)で開局45周年を迎える。KTNの略称がなんなのか、Tはテレビ、Nはネットワーク、それでは、Kは何かと、長年の悩みであった。知ってしまえば、そうだったのかと、すっきり解決。は、株式会社の略称《K.K.》、はテレビ、は長崎だった。

 このKTN。視聴者との、情報通信網を使っての、双方向のつながりを行っている。インターネット時代に入り、自局制作番組《Gopan》において、平成25年10月からは、Twitterを使い、《#ごぱんつぶ》を付加した電文を投入(内容によって選別)すると、《#ごぱんつぶ》の文字列を抽出後、画面に出力され、司会者が感想などを述べ、双方向の番組となる算段である。
Gopan Gopantsubu
【写真】Gopanのウェブサイトより

 視聴者と放送局のTwitterを利用しての、双方向の例は、NHKが盛んに用いている。KTNはさらに一歩進めて、ウェブサイトのフォームより投稿してでも可能である。利点は2つ。
 1)Twitter非利用者でも使える。
 2)Twitterとは別経由のため、放送中の行ったツィートが、テレビ出演者等の冗談話で終了してでも、タイムラインに残置したままであり、《バカッター(不謹慎利用者)狩り》の憂き目に遭い炎上することも十分考えられる。
 以上までが、インターネット時代の活用例。

 KTNは、インターネット以前の、パソコン通信と呼ばれていた時代に、BBSを運営していた。名称は《KNN》。最大8人が1回あたり60分まで利用できた。当時、通信機能付きワープロ専用機と2400bpsのモデムで接続した。アマチュア無線のパケット通信をしているときにこのBBSの存在を知り接続。当時接続してそれをワープロ用FDに記録していたファイルが出てきた。冒頭画面とメニュー画面を示す。

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 タイムスタンプは平成8(1996)年の日付が入っていた。Windows95が登場して、インターネットの話題もちらほら出てきた時期。インターネットの定額での常時接続が可能になるのはこの数年後。
 電話でのパソコン通信は、通話料との闘いでもあり、また、利用中は、他の利用者にとっては、話し中になるため、できるだけ短い時間で情報を集めて、電話を切ってから読むという自動巡回などの工夫がされた。

 長崎での大きなBBSであったため、SYS-OP(管理人)以外の、常連ユーザが数人いた。そのKNNも機器の老朽化とインターネットへの転向の為か、平成10(1998)年に入る頃には閉局した。当時の常連ユーザは、その後インターネットのウェブサイト(変人窟)を開設したと聞いた以外は、どのように活躍しているかは知るよしもない。
 閉局から15年以上の時間が経過した。KNNを盛んにしていた世代も、中年から壮年に入っていると思われる。時間の流れは速い。

2013-10-23

【KTBBS】はんぞーBBS

 KTBBSと言えば、インターネット以前《パソコン通信》と称される、無手順の文字を中心としたホストプログラムの一つであった。パソコン通信は、約20年以上前、アマチュア無線でおこなわれる《パケット通信》から始めた。無線機に、TNCと言われるモデム(変復調装置とも言っていた)を繋ぎ、1200bpsの通信速度で、短距離または、短波を使って長距離のRBBSに繋いで楽しんでいた。全国的なネットワークもあり、RBBS局を転送に転送して遠くとも通信が可能だった。
 電話を使った、パソコン通信は、NTTがテレホーダイサービスを始めてから、本格的に始めた。
 パケット通信を始めるにあたり、パソコンが20万円以上の値段。安月給で躊躇した。電器店で10万円でカシオの通信機能付きワープロ専用機を購入した。電源を入れて通信ボタンを押せば、10秒程度で通信ソフトが使える。FDに記録して内蔵のプリンタで印刷など便利だった。その後、インターネットを始めるまで、ワープロ専用機は通信端末機として長年活躍した。

 先日、あるSNSで、そのKTBBSをホストに使い、TCP/IPでも接続できるように開局させているのお誘いを受けた。それがはんぞーBBS。詳しい使い方、設定などは、そのサイトに任せることにして、接続した画面をあげる。

Photo

 テキストだけの通信。今となっては過去を思い出し、若者にとっては、新鮮に映る。あのころはなんでも楽しかった。その時期を思い出し、投稿をしていこうかと考えている。

2013-10-17

【ファミコン30周年記念】学習まんが《おもしろマイコン》~欲しかったぴゅう太

 昭和58年初版学習まんがふしぎシリーズNo.36《おもしろマイコン》(小学館・監修:電気通信科学館 川崎愼一 構成・執筆 :マイコン:ファミリー 漫画:山田ゴロ(敬称略))を読みかえす。

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 マイコンの仕組みは、入力・演算・出力・制御、演算処理装置・主記憶装置の簡単な説明で終わり、トミーが発売した、《ぴゅう太》、NEC《PC- 6001mkII》の特徴、テレビとの接続方法、ゲームカートリッジとコントローラの操作方法、ゲームの遊び方、PC-6001mkIIの簡単な BASICプログラムリストが掲載されている。
 裏表紙には当時の8ビットホビーパソコンのカタログが写真入りで紹介されている。(シャープ MZ-700 セガ SC-3000など)
 マイコンの仕組みと言うより、 ぴゅう太・PC-6001mkIIのプレゼンテーションという学習漫画。

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【写真】ぴゅう太ゲームカートリッジ ボンブマン操作説明

 ここではぴゅう太の話。トミーが16ビットグラフィックコンピュータ、日本語BASICを全面にだし59,800円で発売したホビー用パソコン。当時高校生だった私も16ビット・日本語プログラミングという売りに欲しかった。

 働いて稼げなかった(バイトは禁止)ので、お年玉を貯金しても到底届かなかった。親に将来役立つからとせがんだ。おもちゃ売り場で、それもゲーム機にキーボードを取り付けたような印象では、おもちゃと見られてついに入手はできなかった。

 紹介した漫画にスペックが紹介されている。(28頁写真)
Img39580313zik1zj

   

 CPU:TMS9995。漫画未掲載の画面表示プロセッサはTMS9918MSXに使われた石である。ともにテキサス・インスツルメンツ社の石である。16ビットプロセッサがいかに素晴らしいかという部分が26頁に表現されている。(下記写真)

Imgfa898689zik6zj

 漫画にかかれたコンピュータはまさに汎用機(ミニコン)そのもの。半導体メモリが高かった時代にせよ、ROM20KB RAM16KBでは、OSを走らせて趣味に実用に使える等とはお世辞にも言えない。なお、TMS9995はTMS9900のデータバスを8本にしたCPUである。

131017_192618

  Wikipeadia等の資料によれば、売りの日本語BASICも、ゲーム背景作成画面と組み合わせて、ゲームを作るために特化された仕様で、英語の 命令を日本語(カナ)に置き換えただったという。学習漫画では、PC-6001mkIIのプログラミングリスト(簡単な数当てゲーム、乱数を使った計算問 題、効果音出力プログラム)が掲載されているが、ぴゅう太のそれはない。66頁に5+8を計算して出力するプログラミング例が載っているだけだ。
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10 A=5+8
20 カケ100,A
30 オワリ


 PRINTカケENDオワリ。単語の置き換えだけと伺える。ぴゅう太の説明はゲーム背景画面の説明、背景作成後の保存方法、代表的ゲームカートリッジそれにテレビとの接続の仕方に重点を置いている。

 そのマシンを使ってコンピュータの世界に入った人もいる。続いて漫画に取り上げらたPC-6001mkllの性能・作りに比べればゲーム専用機(おもちゃ)である。もし、高校生のときにこの漫画を読んでいたら、84,800円のPC-6001mkIIを欲しくてたまらなかったと思う。ぴゅう太の価格に あと2万数千円だせば、手に入った。

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【写真】PC-6001mkII プログラムリストより

 ぴゅう太もファミコンに破れさったゲームマシン。ゲーム機にキーボードではなく、メモリを増やして日本語構文で記述できるBASIC、当時は負担が重かった、日本語処理できる機能をつけていればまた違った運命をたどったかもしれない。

日刊NANZO
平成22年10月31日号 一部修正

2013-10-10

【Windows】さらばXP~サポート終了まで半年を切る。

 WindowsXPは、平成13年の登場から、マイクロソフトOSの中で一番長く使われた、現在でもこのシステムで現役稼働する機器がかなり残っている。Windows9X系とNT系が統合した基本ソフトウェア、は私のような初学者にとっては理解は必要なくとも、パソコンがより使いやすくなったのは周知の事実。
 そのOSも、とうとう終焉を迎える日が近づいた。
Xp3
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos.aspx?WT.srch=1

 前もって周知はされていたサポート終了。面倒を平成26年4月9日まで見てくれる。それ以降は、Windows7か、現行ので、マイクロソフト製品を引き続きごひいきにという流れ。新製品への新陳代謝を図る目的でもある。
 サポート終了の平成25年10月9日、半年を前にしてNHKが大々的に報道した。
Xp1 Xp2

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2013_1010.html

 

《サポート終了後も、使うとあなたのパソコンが大変になりますよ。》注意喚起である。それでも使い続けパソコンがおちゃめになっても、あなたが悪いと自己責任になる。個人ならば、魅力的な新製品宣伝合戦に飛びつき、買い替えも進む。しかし、これが役所など、大規模な構内機構を使っている場合は、話が違ってくる。汎用電子計算機(オフコンなど)につながった端末機の時代なら、更改時期を決めて一気に更新する手はず。それに1人当たりの端末機の台数も限られていた。
 今の汎用PC、汎用OSの場合、文書作成から、各種報告書まで、個人に1台に与えられるから、全員分のお買い上げは、相当の予算。
 考えてみれば、OSの新陳代謝も激しく、7が出たかと思えば、あっという間に8の時代になった。役所、大規模な事業所のLAN、オンラインシステムは、新発売が出ても、明日から新品で行きますは難しい。だからと言って、専用OSを使って専用端末を作るなどすれば開発費用がかかる。
 そこの線引きはどうするか、パソコンのOSを独占状態にしたマイクロソフトの責任である。

2013-09-29

【YouTube】自動字幕おこし機能~その実力は?

 YouTube接近性(アクセシビリティ)向上ため、《自動字幕おこし》機能がついている。
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 オンに入れると、音声認識された字幕が表示される。また、この図に示す部分に音声認識の結果が示され、字幕部分をマウスでクリックするとその部分の映像が再生されて実に便利である。
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【図1】右から3番目のアイコンをクリック
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【図2】認識された字幕の時間と内容

 認識率は、劇のセリフでは低く、演説、背景が無音に近い状態での語りは高くなる。実際に自動字幕おこしを実行して確認して欲しい。将来もっと認識率が上がれば、活用の範囲が大きくなる。

【実例】

【認識率が極端に低い部分例】
場面:同学年の生徒のいさかいとつかみ合い

10:30 また
10:33 4
10:36 ホー
10:44 ね
10:54 また
10:57 隠ぺい体質は10年前から変わっていない
11:00 試合は7回を7安打
11:02 年々
11:05 27日される
11:08 ハバナ庭田学示すものだ
11:12 半面
11:14 前走は終わった
11:16 販売中
11:18 販売中
11:20 山根
11:24 はいはい
11:26 はいはい
11:29 4した

【認識率が高い部分例】
場面:大学准教授のネットの危険性の解説
15:44 四六時中形態のことを意識 して生活をしなくて
15:47 はいけないというところに 問題だと思います携帯依存
15:50 するという傾向が見られる
15:53 ネットを使うというのは非常 に手軽なこういったので
15:56 問題の深刻さに比べますと つの手続きが非常に簡単だ
16:00 というギャップがあります
16:02 付録というのは顔写真を掲載 する機能があり名前ですとか
16:07 住んでいるところだと コメントを書き込める
16:10 ここでるトラブルが起きる ということがあります
16:12 つまりこともねらおうという 犯罪集団どこの誰なのか
16:16 ということを把握した上で 連絡を取ってきて事件が起き
16:19 もそんなこともあります

2013-09-26

【ワープロの日】35周年記念~日本語作成の機械化の先に

 ワープロと言えば今はパソコンかタブレットPC。専用機が販売中止になり10年。テープライタ、はがき専用プリンタなど電子文具に姿を変えて残っている。
 9月26日は、35年前の昭和53年、東芝から初の商用ワープロが発表された。試作機段階まであげれば、シャープが前年ビジネスシヨウで展示していた書院が最初とされる。
 日本語処理が当時の計算機の能力では重すぎたこともあり、和文タイプライタが幅をきかせていた。それから専用機が各社から販売され値下げ競争、汎用パソコンでも文書作成が可能になり、日本語作成の機械化が達成された。
Hw955

 低価格競争に入った頃、8ビットのCPUを使ったパソコン、ワープロ専用機は、コストとCPU能力に果敢に挑戦した。専用機は、液晶1行表示のタイプライタに近い機種が登場し、メモリの制約からかな漢字変換は単漢字変換か熟語変換、文章の保存はカセットテープと今からすれば手間がかかる代物であった。

 仮に、かな漢字変換が完成しなかったらというより、ワープロの事始めが、東芝ルポの説明書によれば、外国の新聞記者のように記事作成にタイプライタを軽やかに使っている姿を見て、ああいうかっこうよく記事作成ができる機械ははこしらえられないかという要望があったため、必然的に生まれてきた。
 もし生まれなかったら、和文タイプライタのように、広い盤面に漢字の一覧表を探して入力するか、計算機での漢字処理をあきらめ、カタカナ・ひらがなと年月日の一部漢字だけをキーボードで入れる方法の現在があったとも考えられる。日本語のローマ字化またはカナ専用派の組織が勢力を強め、もしかしたら漢字制限から廃止の方向に進んでいたとも思われる。よい例が、朝鮮半島の二国家の言語が、ハングル専用になり、漢語の同音異義語の判断が文脈で判断してはじめて理解できる状況に陥っている。

 日本語で通常使用する文字すべてをコンピュータを使って発信できるようになった。問題は、公衆に不謹慎な情報を発信してしまう人々が散見されるようになった。当時の技術者が、バカッターと言われるツィッターを使った不謹慎・不道徳な情報を発信するなどと予想していただろうか。

Photo Photo_2

 ワープロ登場から35年。技術も成熟した。新しい技術に進むと同時に、今の若い世代も先人の努力を受け継ぎ、電子立国、ものづくり日本の名前を取り戻すには、使い方の教育を、学校教育で受験五教科と同等に教える必要がある。バカッターがさらに蔓延し、道徳よりおもしろさが優先した場合、そのときはこの国の技術は終焉に等しい。

2013-09-12

【ネット利用】情報を公衆に送信する恐怖

 平成25年夏は、不適切な写真、食の安全、公共交通機関の運行を妨害しかねない写真を公衆に送信にして炎上騒ぎ。通報が集中する。学校に呼び出され叱責・厳しい指導それにより停学以上の処分、学校は謝罪文をウェブサイトに掲示して幕引き。外食企業は、謝罪文のほかに、清掃、食料廃棄、客商売である以上、信用第一。閉店騒ぎになった店舗も出てきた。

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【写真】貨物列車に侵入して情報発信した例。※未加工

 高校生・大学生は内輪に対して、ウケねらいの写真を発信したつもり。バラエティ番組感覚で発信したつもりが、ツィッターの設定を公開にした結果、公衆に発信してしまっていることに気づいたときは、炎上騒ぎになって手遅れになっている。

 ウケねらいが法令違反を犯している。
 ・鉄道施設ならび線路に侵入・・・・・・・・刑法:住居侵入,鉄道営業法
 ・スーパー,食堂等で不適切な写真を送る・・刑法:威力業務妨害・偽計業務妨害
 ・バス車輌に飛び乗る・・・・・・・・・・・道路交通法
 ・神社内その他で全裸になる・・・・・・・・軽犯罪法,刑法:公然猥褻・猥褻物図画陳列

Moj09 Moj10
【写真】インターネットの向こう側 (法務省チャンネル:平成22年)
 鉄道に不法侵入、アイスケースに入ったりするなどは、現実社会でも冗談でも済まされない。たとえ、チャットアプリのLINEなどを使って発信しても同じである。炎上騒ぎを起こして追い詰めても、当事者たちは、運が悪かったと何ら反省がないまま、おもしろがって再演するおそれもある。

 炎上したツィッターアカウント。個人情報に学校名まで特定され、広く公衆に送信されている。理由は簡単、自己紹介欄に名前、それに学校名まで堂々と公開している。

Moj12
【写真】インターネットの向こう側 (法務省チャンネル:平成22年)

 個人情報を余すところなく公開する行為は、《悪意のある第三者》から悪用される。未成年者が冗談で酒瓶を撮影した。ウケねらいで出してしまった炎上情報は、繰り返し転写され、インターネットが続く限り永久に残る。情報を公衆に送信するのは怖いのである。

 iPhoneの新型がドコモからも発売され、そのことばかりが注目される。iOSかAndroidかの販売合戦は、利用者の購買意欲をかき立てる。使うのは人間。若者が自由に情報端末を使えるのは、苛烈な電卓戦争を経て、個人向け電子計算機の限りない創造性に夢を抱き、成長に寄与した世代のたゆまない努力の結果である。次は使う側が自覚を持って公衆に情報を送信するように教育するのが、情報通信の発展を若い世代に託す責任でもある。読み・書き・そろばん、それに道徳である。

2013-08-24

【ATOK】無変換キーは動作を止めよう。

 NEC PC-9801からパソコンのかな漢字変換はジャストシステムのATOKを使っている。なれているのはいいとして、気づかず《無変換キー》に触れると、入力モードが切り替わり、漢字変換ができなくなる。また、無変換キーを押せばいいことであるが、考えながら文章作成中の時にこれが入ると、せっかくうまくいっていたリズムが崩れ、思考が乱れる。
 Ctrlを押しながら、F12を押して、キーの設定を変更すれば解決できる。
Atok1

 無変換キーの設定をすべて外して、OKを押せばよい、ユーザ名などの情報の項目が出てくる。ここは任意の名前を入れておいて保存しておこう。左手が動きにくいため、誤って無変換キーに触れることが多いのと、キーの意味と機能か全く違うため、動作を止めるのがふさわしい。
 MS-IME2010もよくはなってきた。pomeraなどの電子文具がATOKを採用しているため、Windows7PCにも導入した次第である。

2013-08-22

【ポメラ】小型印字機が欲しくなる時

 ポメラDM100を使って間もなく2か月。1文書4万字までの入力編集は、記録を取るのに十分な容量。メモリカードをかつてのワープロ感覚でPCのSDメモリスロットに入れて使っている。
 目玉の一つSDメモリ付き無線LANカードも便利かと思ったらEvernote投稿専用がいささか残念である。
 ポメラは非常に有用な道具。20年以上前、乾電池でうごくポータブルワープロを購入し長く使っている。
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 写真左側の機器がそのワープロ(カシオHW-955)。となりがポメラ。20年の時の流れと技術革新を感じる。
 ポメラを使っていてあればいいと思う機能。
 打った文章を紙に出して入力内容の点検を行えるよう、オプションで小型のプリンタをつけていただければもっと活用の幅が広がると感じた。省資源とはいえ、紙とディスプレイでの見え方が違う。紙は光を当てて見えるのと、ディスプレイは光るものとどちらが目に負担をかけるだろうか。
 たとえば写真のように、
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 プリンタユニットにはめ込んで印字させるような仕組みを作ったらいかがだろうか。文書入力画面をひところのワープロ専用機の最低限の装飾を追加して、表、罫線、アンダーライン、文字の大きさ、右寄せ、左寄せ、中央揃え、簡単な図形を描画できるようにして、報告書程度の配布資料をパソコンなしでもすぐに作成できれば利便が上がる。
 プリンタ未使用時でも作成した文書をPDFとして保存すればネット上でもすぐに上げられる。
 ここまで来るとワープロ専用機になってWordがあるのにとツッコミがはいりそうだ。ここまで要望はあまりにも贅沢か。もし発売するようならば、ぜひ購入したい。

2013-08-21

【任天堂】3DSでブログ人投稿

 任天堂3DS搭載のブラウザは、フューチャーフォンのそれと同等。Youtubeが非対応なため、やや劣る。今回の記事は、ブログ人のフューチャーフォンと呼ばれる『ガラケー』モードから行っている。指で入力するならば、ケータイと同じテンキー方式がやりやすい。

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 難点は、文章入力画面が、3行×18文字と文章入力より閲覧を重視しているため、文字編集機能において、コピー&ペースト機能が省かれていることである。長文入力は、きつい面がある。短い文章かつ掲示板などて十二分に使える。ゲーム機をうまく使うと、便利な電子文具となる。

【付記】
 本文は3DSにて入力。写真の挿入はPCから行いました。

【ワープロ専用機】シャープWD-A30~任意位置印字

 文書作成は、長年、ワープロ専用機を用いてきた。修理期間も過ぎ、FDDのゴムベルト切れ、それにパソコンからFDDが省かれるなどという理由から、パソコンとpomeraへ完全に切り替わった。
 電子文具としてカシオHW-955(二台目)とシャープWD-A30を時折使っている。検索して閲覧、または自身も使ってた、リンクを張ってブログ記事にしたりなど、平成2年から9年ほど製造されたこの機器の所有者は多数いたと思われる。
 用紙の任意位置に印字する機能(ほかの型番では自動ねらい打ちとも)が意外に使い勝手がよく、手紙を書く、すでに印刷された用紙に追加印字するなど応用範囲が広い。
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 文字を入力後《一行印字》を選択、そして位置指定画面をだす。
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 印字ヘッドの横に透明の印字開始位置を誘導する部分がある。そこにキーボードでヘッドとプラテン(改行)を動かす。
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J:ヘッド左移動 K:ヘッド右移動 I:紙送り M:紙送りの操作を行い実行キーを押すと印字が始まる。
130821_111900

 インクリボンが貴重になったため、便箋に手紙を打つ程度の使い方のみになっている。このようにタイプライタ感覚で手紙を作成できる電子文具がもっとあってもよいのではといつも感じる。
 カシオプリン写ルのようなはがきに手軽に印刷のような、任意位置に印字ができる、便箋数枚程度の手紙作成専用の機器が出ればすぐに購入したい。

2013-08-18

【Mozilla】firefox23.0.1になっての変化

 firefoxのバージョンが23.0.1になって一つ変化があった。
Firefox2301

 OpenPNE系のSNSで日記記事にYouTubeをはると、以前の版まではYouTubeの動画画面が縮小して(Web小窓)表示された。バージョンアップしたところ表示されなくなった。
Fuxi

 URL欄の楯のアイコンをマウスで選択すると、上記写真のように、《安全でないコンテンツをブロックしました》という警告の意味であった。同じOpenPNE系の別のSNSでは正常に稼働していたため、証明書に何らかの問題があったと判断される。

【画像変換】PICTURE TO ASCII CONVERT - PICASCII

 写真などの画像をASCIIで表現するアスキーアートがある。タイプライタ時代から存在している。この《PICTURE TO ASCII CONVERT - PICASCII》にて容易に実現できる。
Pscascii

写真など画像を選び変換ボタンを押す。そのままではモノクロ。変換前にcolorにチェックを入れておくと色つきのアスキーアートに変換する。変換した結果はテキストまたはHTMLで取っておける。
 変換した結果をどうぞ。
3002asc
元の写真はこれ。
3002

2013-08-03

【香港】TAK SHUN牌腕時計。それは、ROCK-Y。

 以前、香港のKADIO電卓を紹介した。これは別メーカーだった。調べていくと、このメーカーの商品だったようだ。
 その名も、TAK SHUN徳信科技集團有限公司。香港の電子機器メーカーである。
Takshun
http://www.takshun.com.hk/index.asp

 商品カタログを見ると、電卓、時計、それに1990年代後半に流行った超小型の電子ゲームなどを扱っている。電卓は百均で時折TAK SHUNの銘が入った8桁電卓を見る。
 このメーカーは、KADIO、ISAのブランドまで作っている。CASIOのパロディではと思ってしまった。
 ついにG-SHOCKを意識した、ROCK-Yの腕時計をカタログに搭載した。その例を挙げる。
Ry021630
http://www.takshun.com.hk/productdesc.asp?code=2131
 これはISARY-02-1630である。どう見てもあのG-SHOCKを意識しすぎている。
 なんとKADIOの腕時計もあって、その一例として、
K66331_3030
http://www.takshun.com.hk/productdesc.asp?code=2080
 ご丁寧に《G》マークまでつけている。G-SHOCKと誤って購入する人はいるかもしれない。CASIOもKADIOも似たようなものと思ってしまう人はどこかにいる。
 ISA,KADIOの電卓付腕時計時計もカタログに載っている。KADIOブランドのそれをあげる。
Kd633
http://www.takshun.com.hk/productdesc.asp?code=717

 恐るべし徳信科技集団!
 今のところ百均にKADIOの電卓時計はお目見えしていない。裏を返せばカシオのブランド力の強さが、パロディな名称を作るともいえよう。

【追記】
 KADIOの関数電卓、KD-1005。アマゾンで買えるようです。価格は4.35ユーロ。だいたい500円程度のようです。

http://www.amazon.it/ICT-CALCOLATRICE-SCIENTIFICA-KADIO-KD-1005/dp/B00B6CW2E8

 英語等がわかる方はどうぞ。

2013-08-02

【実験】PDF文書を画像化して3DSで閲覧に挑戦 その2

 3DSのスライドショーで失敗した。PDFファイルの画像化閲覧。
 次はカシオプリン写ルPCP-2100を使った。
 Pcp2100

 

ファイル名をアルファベット4文字+数字4桁にファイル名一括変更であらかじめリネームしておく。この手順を飛ばすと、後述のスライドショーででたらめの順番で表示される。
 写真アレンジメニューからスライドショーを選び、表示設定を以下のようにする。
Ps0

 表示方法を《手動切替》。切替効果はお好みで設定する。表示切替を自動にすれば自動頁めくりできる。手動の場合は、決定キーを押しページをめくる。
Ps1

 この通り成功した。あくまでもスライドショーなので任意のページを出す芸当はさすがに無理だった。この通り、電子書籍表示機の代用ともなる。学習用資料なら任意のページを呼び出してはがき~2L版としてカード型資料として印刷できる。

2013-08-01

【実験】PDF文書を画像化して3DSで閲覧に挑戦

 MicrosoftWord作成した文書を画像化して3DSに表示させようと考えた。3000枚の写真が保管できるため、単語帳か、挿絵付きの絵本が製作できると考えた。
【手順】
 1)WordでA5横の書式で作成する。これは、横長の写真としての準備のためである。
 満足な結果を得られない場合は、文書の文字の大きさは変更してB5横の書式で試す。
 2)PDFにして保存する。
 3)PDFを画像化するソフトにかける。JPEGで保存する。今回使ったのは、Wondershare PDFから簡単変換!Proを用いた。

Ws

 4)画像化したファイルを、ファイル名一括変更(フリーソフト)で、以下のように変える。

Rename

  ファイル書式:NHI_9999 ※9999は1から始まる4桁の数字。4桁の連番作成を実行する。開始番号に0を入れてはいけない。
 5)フォルダ名を作成または変更する。
  フォルダ書式:999NIN03 ※999は、100から始まる3桁の数字。
 6)3DSのSDカードをパソコンに差し、DCIMフォルダ配下に転送する。
 7)SDカードを3DSに戻し、3DSのカメラを立ち上げる。
List1 List0

 8)写真を一覧を表示する。この時管理情報の書き換えのメッセージがでるためしばらく待つ。
 9)完成

 これが手順。ただし以下の問題が発生する。
 ・転送したJPEGファイルの情報。
  日付が1900年1月1日0時0分になっている。3DSで撮影した写真のみ時間情報を認識する仕組みと考えられる。
 ・ファイル番号順に画像がそろわない。

この問題の特性を利用して単語帳または一問一答集を作成できる。

2013-07-20

【ブラザー】ピコワードsuper300

 ミシンとタイプライタで著名なブラザーが昭和60年ごろ発売したピコワードsuper300。液晶1行表示のワープロである。キーボードはQWERTY配列とカナは五十音配列である。
Pw300_0

 ブラザーの廉価ポータブルワープロは、電子タイプライタの性格で作られていたため、立ち上げるとラインエディタ(一行編集)になる。改行を押せば印字され、メモリ上から消去される。
Pw300_1
 この機種は文書記憶容量2000文字を持つ。ただし、ラインエディタがデフォルトなため、メモリに記憶するときは作成、更新キーを押す。これを忘れて電源を入れそのまま文書作成を行うと、用紙をセットし、改行キーを押した瞬間に印字が開始されメモリから消去されるという憂き目にあう。覚書の使い方なら電子メモの代用になる。
 変換は熟語変換と単漢字変換。熟語が2つ以上なる変換はエラー音が鳴る。また、熟語以外はは、単漢字候補が画面切りかわって表示される。

 9ピンRS-232C端子で、外部記憶装置接続、音響カプラもしくはモデム経由で通信機能を持つ。説明書がないため詳しい内容は不明だが、このワープロを2台間で本体メモリに登録された文書を送るか、1行印字でテレタイプもどきができたと考えられる。

 手紙文などの定型句はあらかじめ登録され呼び出して入力できる。機能キーと内蔵句1か2を押し、任意の文字キーを押すと(も、よ、ら~んは未登録)。内蔵句一覧を印字させた写真をあげる。写りが悪い点はご容赦願いたい。
130720_170008_2  130720_170131_2
【写真】左:内蔵句1 右:内蔵句2 に登録されている定型文。

 印字は24ドット(X9052-1983)明朝体。JIS第1水準のみ。外字登録はなしである。今から見ると簡素な機能。外字作成が未装備なため、個人の手紙もしくは清書機能力の限界。それでも、当時は新しい電子文具としてもてはやされた。タイプライタ文化普及への歴史の証拠でもある。

2013-07-10

【かな漢字変換】マトリクス変換(IME)

 Windows95が普及する前、会社の労働組合にはリコー製のワープロ専用機が稼働していた。輪転印刷機、複写機、そしてRIPORTシリーズのワープロ専用機の印刷物作成三点セットがリコーの事務機リースで長年その座を占めていた。
 そのワープロ専用機は機器同士をつなぎ構内ネットワークもできたという代物。そのため《ワープロ局番号》という表示がされていた。
 Windows3.1あたりからリコーのワープロシステムとのMS製のOSの併存が始まり、Window95の時代に入ると、組合のワープロ専用機もデスクトップ型のパソコンに変わった。当時はこれを《複合機》という表現を使っていた。
 HDD内に約100メガバイト強のワープロシステム領域とWindows95がメニューによって切り替えられた。両システムは同時走行は不可で、例を挙げると、Windows95上からワープロシステムを呼び出して作業はできなかった。パソコンを再起動させてそれぞれのシステムを動作させた。

 リコーとそのOEM生産の日立のワープロの特徴はかな漢字変換にある。《マトリクス変換》である。

M0

 変換候補が格子状に表示される。写真は、へんかんを入れ候補を出したもの。候補を確定させるにはテンキーで選択する。

M1

 縦横3×3の格子が表示される場合と、縦1×横3列の格子などがでる。写真の場合、変換の漢字を確定させる場合は、7を押すと確定する。次候補は0、前候補は,キーを押して操作する。
 まとめると以下のようになる。

【3行×3列候補表示】                                                                

変換 返還

【対応テンキー】                                                                

9
4 5 6
1 2 3

【3行×1列候補表示】

                       
変換しました 
返還しました 
偏官しました 

【対応テンキー】                                                                

9
4 5 6
1 2 3

2013-07-07

【パナソニック】スマートビエラを拒む民放テレビ

 テレビの進化は、ただ放送を受信する受像機から、音声多重、ゲーム機などの電子機器、音響機器を融合させた表示装置、文字放送そして双方向のデータ放送へと機能を高めてきた。次の方向はスマートテレビのとして情報機器。自ら情報を発信する、受像機から創像機へと、中国・韓国の電子産業に追い上げに負けない、電子立国再来の切り札である。
 平成25年7月7日の各新聞社の報道によれば、民放地上波テレビは、パナソニックの《スマートビエラ》が規則違反だという理由でCMを拒否している。

Viera

【写真】パナソニックのウェブサイトより

 日本経済新聞電子版によれば《家電メーカーや放送局でつくる電波産業会の運用規定は、視聴者が番組とネット情報を混同しないような表示方法を推奨。放送局が共同で策定したガイドラインは「テレビ起動時、テレビ映像を画面全体に表示するのが望ましい」》が規則違反だという。言い分は、テレビジョン受像機は電源を入れると地上波テレビを真先に表示しないとダメである。
 多機能化、情報機器と融合した装置にそんな足枷をかけても設定ひとつで外せる。無駄な決まりである。

 

 電子黒板音声認識リモコンを使い、テレビはもっと面白い道具へとする矢先に、広告宣伝を止めてでも圧力をかけ阻止したい、この民放地上波のテレビ局は何様である。NHKも含め地上波テレビのつまらなく、陳腐化が著しい。特定企業の関係者が同じような顔ぶれで3か月に1回、長時間の特別番組を延々に垂れ流している現状で、新しいテレビがまず陳腐化した放送を必ず映す。既得権益を守りたいがための魂胆がみえみえだ。

 そこまでして陳腐な部分を引きずらせるのであれば、まずは地上波テレビの制作能力をあげる。無理ならば潔く過去の映像資産を管理・提供するだけの事業体へ鞍替えしてもらいたい。

2013-07-01

【キーボード】コピー&ペースト

 文書、画像を範囲指定して移動複写(コピー&ペースト)するには、マウスで範囲指定して、右クリックをするか、CTRLキーを押しながら、ほかのキーを押すという方法がとられる。
Photo

 慣れの問題。ただ、マウス操作もキーボードの文字入力の場合もどかしく、CTRLキーも片手でスムーズな操作が困難である。

 今は保管しているキヤノンのアルファシリーズのワープロの中には、《範囲指定》キーがあり、範囲指定、矩形で任意の範囲を選択、範囲指定で、今でいうクリップボードの一時記憶領域に転送できた。
 移動、複写も1つのキーで操作完了。初期メニューに戻すか次の範囲指定を押すまでは、何度も呼び出せてつかえた。
 これが便利でキヤノンのワープロを長く使っていたほどだ。パソコンのキーボードもこのように改良して書くことに集中できるよう改修できないかいつも感じている。

2013-06-26

【シャープ書院】テストモード

 シャープワープロ専用機の書院。最初に使ったワープロ専用機であり乾電池で動きしかもカバンのような形状で最初のモバイル機器になった。
 書院はポータブル型がほとんどで、その後別のメーカーを使っていたため、ラップトップ型の機種はどうなのかははっきりしないが、機能を押しながら電源を入れるとテストモードに入る機種があった。
 写真は現在も保管している中国語ワープロWL-1000。ワープロのソフトウェアを中国語表示とフォントに変更しただけの機種。これも機能1,2を押しながら電源を入れるとテストモードに入る。写真は保守用の点検メニューの画面である。

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 保守メニューは、印字試験、FD試験、メモリ読み書き試験、RS232C試験と前述すべてを行うとなっている。
 FD試験の例をあげる。
Wl1000_1

 フロッピディスクは2DDを79トラック、2ヘッダ、16セクタでフォーマットされていることがこれでわかった。容量1セクタ256バイトして、647,168バイト=632キロバイトとなる。
 1行表示のポータブル書院でもテストモードが働く機種がある。ただし、この長く生産されたWD-A30では動作しなかった。

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2013-06-01

【2ちゃんねる】いまだに検索して見に来る《2ちゃんねるに投稿された五島市職員殺害予告》

 オヒ!の殿堂3でいまだに検索までかけて、それもYahoo!に限って閲覧する記事が、平成20年3月28日号《2ちゃんねるに投稿された五島市職員殺害予告》である。多くは《五島市 2ちゃんねる》などの鍵を使ってこの記事が引っかかるためついでに見に来ているようだ。
8062838

 これが当時の記事。今でも続く2ちゃんねる行政板《がんばれ五島市役所》に投稿され、記事によれば五島市役所職員が発見し警察へ通報したが流れ。これは数日後、報道発表で怖くなり名乗り出て一件落着したと記憶している。
 《五島市 2ちゃんねる》の鍵で検索するとは、五島市市民または出身者・関係者のバーチャル上の井戸端会議、特定個人攻撃のネットいじめを楽しむ材料に2ちゃんねるのスレッドをコミュニケーションツールとして、よりどころにし、大いに活用しているとみられる。
 必要悪と言われる2ちゃんねるも、ここまでくれ絶対悪伏魔殿である。残念ながら2ちゃんねるのこういった悪口中心のスレッドには無関心である。見れば見るほど心が荒(すさ)み、いわゆる《心の闇》をさらけだす行為が《本音》だと勘違いさせられる。
 ネット上での犯罪予告は、警察が神経をとがらせ、すぐに駆けつけ、ポリスとステキな出会いが待っている。疑心暗鬼社会は、次第に情報統制社会へと変わり、北朝鮮のような息苦しい社会へと移っていくおそれもある。間違ってもネット上の犯罪予告で、ほくそ笑むような行為、2ちゃんねるを使って悪口を本音と勘違いする行為はやめて別の有効な意見交換を望む。

2013-05-05

【facebook】実名登録の安心安全のSNSではない。

 facebook。フォローした個人の気に入った写真をうっかりシェアしてはいけない。メッセージが飛んできていきなり友達申請が来る。

 目的は、簡単、ネットビジネスの営業
 個人ネットビジネス事業主のやからで充満してしまったfacebookは、かつての《実名登録だから安心安全》と喧伝していたのはいつの間にか消えある方法で巨万の儲けをしたネットのカリスマの《毛沢東語録》様の自慢話。金儲けのセミナー勧誘記事ばかりがタイムラインに踊る。

Jmc
※facebookは別にfacebookページを作ってそこで名前を出さずに運営できる。(写真は作成例。日本モナコムのfacebookページ)

 今回来たのは、オーガニックコーヒーの共同購入の集まり勧誘。《私は本質しか語らない》と妙に高圧的。費用はいくらかと返答すると、フリーメールへ連絡しろと帰ってきた。こういう連中は無視である。
 個人事業主であってもいつでもアカウントを消して逃げられるフリーメールへの連絡先ではどんなことをするか知れている。

 これだから、ネットビジネスは興味はないし、人をダマして金を巻き上げる手段としか思っていない。

2013-03-15

【パナソニック】ハンズフリーカメラHX-A100発表

 パナソニックがハンズフリーカメラHX-A100を5月上旬に発売予定でキャンペーンを行っている。
Keyvisual
パナソニックウェブサイトより 引用
 30グラムの本体にからケーブルに小型カメラをつけ、16対9のハイビジョン画質の動画(MPEGー4)または16対9サイズ(3メガまたは5メガ)静止画が撮影できる。手荒な環境にも対応するため、防水も水深1.5mで30分動作可能な、 JIS防水保護等級IP58相当に対応させている。
 スマートフォンを使いWi-Fi(IEEE802.11b/g/n準拠)経由で、撮影の遠隔操作、UStreamなどのウェブサイトに投稿など使い方は無限に広がる。

 かつてのラジカセで音を持ち歩き、録音する楽しみができた時代を思い出させるこの商品。思わず欲しくなった。

2013-03-09

【シャープ】書院一行印字

 オヒ!の殿堂で比較的閲覧されている記事は、《富士通JEFコード》と《シャープWD-A30》である。後者のシャープWD-A30は、液晶1行表示、乾電池4本、B4用紙対応、文書保存はオーディオカセットという機器構成。CPUはZ80相当品の8ビットマシンである。生産期間も長く、筐体を変えた子供向けワープロに用いられていた。
Wda30_0

 現在も電子文具として使っている。連文節変換に慣れてしまったせいか、単文節変換のこの機種で文章作成して活用はさすがにもどかしく用いていない。
 シャープのワープロ専用機書院は、後にも先にもポータブル型のみの使用のため、その形式で便利だから使っている説明が中心となる。
■便利な《一行印字》機能
 自動ねらい打ち機能という刻印している機種もある。ここでは一行印字として説明する。
Wda30_3
 一行印字は、
 1)現在のカーソルがある行を印字する。
 2)それを任意の位置に印字させる。

 2つの動作ができる。主に使うのが2)の任意の位置に印字させるである。これは実に便利で、定型フォーム用紙に文字入れするために使っている。文字倍率を変えれば履歴書のようなフォームに大きく書く部分も一行印字で可能になる。
 まずは、文字を入力する。一行印字キーを押して、機能を呼び出す。
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 《位置指定》が表示される。そのまま実行を押すと、カーソルにある行を印字する。を選択すると任意位置に印字ができる。
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 (J,K,I,M)が表示される。これは、キーを使って印字ヘッドを任意位置に移動させる。意味はキーボードを見れば一目瞭然である。
Wda30_4
 I 紙送り M 紙戻し J 印字ヘッド左移動 M 印字ヘッド右移動
 かつての《ダイヤモンドカーソル》を連想させる。カーソルキーを割り当てていない理由は推測の範囲であるが、キーボードのカーソル配列が縦に上下左右配列のため誤操作を防ぐ意味合いがあると思われる。
 印字ヘッドのガイド部分({のような印)を、印字開始位置にIMJKキーを使って位置調整する。
Wda30_5
 実行を押すと任意位置に印字される。この使い勝手が良くて、定型フォーム用紙印字、剥離紙(タックラベル)に印字させ、ラベルライタの代わりに使っている。テプラ・ネームランドも便利。幅広のラベルは剥離紙に印字させ貼るのが効率が良い。悩みどころは、カラー印刷と、それにインクリボンが入手困難になってきている点である。

2013-03-01

【シャープ】書院保守モード

 かつて製造されていたシャープのワープロ専用機《書院》。
 機能1機能2押しながら電源を入れると、保守モードになる機種がある。
 テストモードの例として、写真は昭和63年(1988)末発売、中国語ワープロWL-1000。中国語表示とフォント、辞書以外は書院のソフトウェアをそのまま使っている。
Wl1000_0
【写真】WL-1000の保守モード初期画面
 表示されている画面は、
 1 ALL 2 PRINT-1 3 PRINT-2 4 PRINT-3
 5 FD  6 RAM     7 ROM     8 RS232C
 となっている。保守モードのメニューである。意味は次の通り、
 1 すべての点検 2 印字点検その1 3 印字点検その2 4 印字点検その3
 5 FD点検   6 RAM試験   7 ROM試験   8 RS-232C送受信試験

 例で出したワープロは このワープロで点検できるのは8以外である。RS-232Cのユニットは未実装のためである。
 FDの読み取り試験を動かした結果写真をあげる。
Wl1000_1

【写真】FD読み取り試験終了画面
 これはFDの読み取りの点検終了の画面である。TTはトラック、Hはヘッダ、SSはセクタを表す。書院の2DDのフロッピは、この写真から、79トラック、2ヘッダ、16セクタ。1セクタ256バイトと仮定して、647,168バイト=632キロバイトの領域が確保される。
 なお、すべての書院を扱ってはいないため、すべての機種でこの方法で保守モードに遷移については未確認である。

2013-01-15

【かんたん携帯】ソフトバンク108SH導入

 平成22年8月機種変更して、ブログ写真の3分の2程度の比率を占めていた、ソフトバンク843SH。《かんたん携帯》と言われる高齢者向けの俗にガラケーと言われている電話機である。
 今頃、高齢者向けのガラケーと、スマホファンには冷ややかな陰口がでそうであるが、非常用ボタン(防犯ブザー)がつき、メール、ブラウジング、電話にカメラがつけば申し分なし。それに、1ファイル16キロバイト500件登録できるメモ帳。画質はまずまずでも2メガバイト以内なら写真を20枚貼付でき、しかもVGA以下なら同じサイズで添付できる使い勝手の良さで愛用してきた。
 酷使がたたったのか、故障してしまった。修理代より機種変更が安いとのことで、同等機能の平成24年夏モデルの108SHに機種変更した。
108sh
 大きな違いはワンセグが見られ、緊急速報メールに対応している、緊急ブザーがボタンからスライドスイッチに変わっていること。それ以外は843SHのシステムをそのまま使っている。SDカードに登録したファイル一覧の参照が多数登録すると鈍くなる点もそのままである。SDカードにとってあったバックアップデータで故障前の状態で使っている。それでは108SHで撮影した写真をどうぞ。
Photo

 

2012-12-08

【CGI】CGI-design 画像コラムを使う

 なんぞねっとで展開している、電卓・ワープロの話題など、写真をつけての記事が中心。ブログを設置するより囲み記事風に構成する形式がすっきりいく。適したCGIプログラムを探していたところ、CGIーdesignhttp://cgi-design.net/)の《画像コラム》を借りて設置した。フレームなしの形式を選び運用開始。レンタルサーバでの設定も簡単。パーミッションを変更するだけで即運用開始している。

 コラムCGI、パソコンのブラウザ対象となっている。ただし、現在使っているソフトバンク携帯電話843SHからは十分に動作する。プログラム自体は1枚のみの貼付の仕様であるが、URLを記述するとリンクできるように認識できるため、以前作ったページをURLを記述して関連記事としておけば、過去作った記事も活用できる。データベースのように並べ替え・抽出は特に不要な記事を書いているから、これで十分に計電話の電源と電波が十分であるならば、即座に作成・更新ができる。活用していきたい。

NANZO計算機博物館
電卓活用研究室
Rupoよ永遠に
障壁社会
404の落書き以上記事未満
の各ページで更新を開始しています。使用例をご覧ください。

2012-12-03

【研究】ぜひ任天堂も研究支援を~《ALS患者用PC操作装置を開発》

※藤堂俊介の変人プログラム日記記事を加筆。
 NHKニュース平成24年12月3日《ALS患者用にPC入力装置開発》が報道された。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121203/k10013907921000.html

 全身の筋肉が動かなくなるALS筋萎縮性側索硬化症の患者向けに、腕を動かそうとするときに皮膚の表面に流れるごく弱い電流を検出して、パソコンを操作する装置を筑波大学などの研究グループが開発しました。

筑波大学の山海嘉之教授などの研究グループが開発した装置は、腕を動かそうとするときに運動神経から皮膚の表面に流れるごく弱い電流を検出し、パソコンの画面に表示された文字盤から文字を指定していくものです。

 神経の電気信号を使い、計算機を操る技術は、ドラえもんをはじめとしたSFの世界の範疇を飛び出していた。

 難病のほかに、麻痺で打鍵、マウスの代わりとして十分応用が利く。福祉機器で終わらせず、誰もが手に入る価格の製品を望みたい。
 ならば、任天堂が新しいWii UのコンセプトはゲームのSNS化。この技術を積極支援してゲームのバリアフリー化が可能としよう。究極のコントローラは自分の意思を直接計算機とつなぐこと。
 Wiiをリハビリ医療へ使われている例を見ている以上、誰もが入力装置の問題を考えずにゲームを入り込める。よりゲーム機への接近性が高まり、で楽しめれば、生活の質も高められる。

2012-10-26

【マイクロソフト】打・押から触へ。~Windows8発売。

 10月26日Windows8発売。お祭り騒ぎがマスコミをにぎわせた。それに伴ってパソコン製造各社は一気に新機種を投入した。
 7もXPもまだマイクロソフトの保証期間であるから、文書・表計算、ネットの閲覧だけで満足なら値段が下がった7搭載PCを購入しても損はない。

 いよいよWindowsもタブレット(接触操作式)PCの操作方法、指で画面を触れての操作が加わる。
 打
(キーボード)(マウス)のみから(指で操作)での基本ソフトが出そろった。MS-DOSからWindowsへ操作方法の大きな転換と報じる。確かにそうであるとはいえ、目新しいことでなく、すでにある情報機器(たとえばスマートフォン)の延長線上であり、画面を触って操作する技術はATM、電子文具(シャープ、ザウルスなど)、ゲーム機(任天堂DS)などすでにそろっている。

 Windows、iOS、アンドロイド、Linuxなど覇権争いは熾烈増し、体力勝負でどれがつぶれるか、優位に立つか。それは営業努力と過去の資産を引き継げるか、それをかなぐり捨てて冒険できるかにかかっている。
 これからどんな方式のコンピュータが登場しても残るのは一つ、文字を打鍵して入力することである。
 SF漫画・映画で登場する脳で作られた思考をそのまま電子計算機組織に入力方式でも、スイッチであるキーボードは必要になってくる。高度な入力が故障した場合、どうしても標準的な入力がなければ制御不能に陥る。

 御託を並べていても計算機は進歩する。映像を見ていて面白い新製品も出た。新しい道具、文房具としていずれ手に入れて使い倒そうかと考えている。

 

2012-09-26

【記念日】発表から34年のワープロの日。

 9月26日は、昭和53年東芝から日本語ワープロ《JW-10》が発売されている。日本語の電算化は各社で研究され、9月15日に創業100周年を迎えたシャープが前年試作機を発表(業界初とされる)、商業化に成功した東芝の発表日に合わせワープロの日が制定された。日本語の電算化は達成され、タイプライタ文化が幕を開けた。かな漢字変換技術は、パソコン、電子文具、情報端末に受け継がれていったことは周知の事実だ。

 ワープロの登場は、書字動作の機械化であり、編集機能と外部記憶で推敲をいくらでも好きなだけためして、印字によって同じ印刷物を容易にたくさん作成、配布できた。複写機と併用で周囲に意思を大量に伝える利点ができた。
 それまでは、原稿を印刷所に発注するまたは、手書きか専門職を要する機械式の和文タイプライタ。印刷は謄写版を使ってという方法が一般的であった。
 インターネットが当たり前になり、自分の意思を伝える手段は紙から通信網になった。それでもワープロで培った技術は生きている。

 技術のおぜん立てはとっくにそろっている。ただし伝える中身がしっかりしていなけば、《ゴミ》を量産するだけである。日本が発明したこのかな漢字変換技術に負けない意思疎通に心がけたいものだ。

2012-07-18

【ワープロ専用機】ネットオークションで安く購入する参考資料

 ワープロ専用機が市場から消え10年以上経過した。使い慣れた世代、これではないと困る需要があるから、中古品専門店が存在しています。
 ネットオークションで安く購入できる参考資料を。あくまでも品定めの知識としてお読みください。
■ネットオークションの出品者は業者に移る
 個人出品は僅少になってきました。業者も大量に廃品回収などでかき集めています。無料で不要電化製品を集める業者が回っています。ワープロ・パソコンは特に喜ばれました。
■業者の出品額を見る。
 1,000円以下・・・完璧に不動品が多数です。動く機種は完動品でしたら感動してください。あなたは大変運がよく、いい買い物をしました。
 3,000円以下・・・液晶表示にトラブル。フロッピードライブ故障。
 ・フロッピードライブの故障原因はほとんどがベルト切れ。出品者の情報にドライブから大きな音が発生するとあればまずベルト切れ。腕に自信があるならばベルト交換すればお買い得。
 ・液晶画面のトラブル。筋が入り、抜けたりする機種は避けます。
 ・プリンタはプラテンノブの欠品より、印字がきれいにできるかが判断の決め手。所有者が感熱紙代をケチってFAX感熱紙を使い、プリンタヘッドが故障していることあります。
 5,000円~10,000円 出品者によっては希少的価値、激レアと言って一行表示のワープロを高額で売っていることもあります。コレクター向けに値を釣り上げているとみえます。避けたほうが無難です。
 10,000円以上 1990年代後半~2000年代のワープロが高機能化、HDD搭載機種は、完品・完動で3万円以上中には8万円で出品している業者もいます。ネットブックが2万円台。ポメラも最上位機種が3万円以内で購入できます。部品調達も困難に、メーカーの修理も終了していますから、どうしてもこれではなければという方は入札を。個人的にはパソコン、タブレットPCに移行してはどうかと考えます。
■システムFDの欠品
 出品者の中にはシステムFDがないため、電源は入りますが動作が確認できません。よってジャンク扱いと安く出品しています。文書作成、印刷、保存呼び出しだけであれば以下のメーカーの製品をウォッチリストに入れておきましょう。
・カシオワード 《アプリケーションディスクを入れてください》を表示し、それ以上わからなかった。→取り消しキーを押します。電源を切る前にFDに保存しておきましょう。
・NEC文豪 《補助FDをセットしてください》を表示しそれ以上わからなかった。→取り消しキーを押します。電源を切ると文書が消えます。FDに保存しておきましょう。

 この情報を参考にオークションを楽しまれることを願います。

2012-07-12

【au】IS01逝ってしまわれました。

 au初のスマートフォン《IS01》。メガネケースと言われたり、月々8円で運用できたり、OSアップデートなしになり、最近ではアンドロイド4.0を入れてみた人も出るなど、話題性溢れるスマートフォンだった。

 このスマートフォン。ワンセグ視聴、無線LANにつないで格安快適に使い続けていた。ところが4月ごろからシステムがやけに不安定になり、プログラムが異常停止したとのエラー表示、ワンセグ視聴中に再起動がかかり初期画面の点滅を繰り返しが続いた。

 そしてとうとう動作不安定になったあと、リセットボタンを押した。すると電源が入らなくなった。おまけに充電もできなくなった。

 検索してみると同じような症状で修理依頼を出した記事を見つけた。どうやら電源系統が弱かったと見える。

 スマートフォンのほとんどがキーボード未搭載なため、フルキーボードのスマートフォンは貴重な存在だった。購入後ちょうど2年で故障とは、新しいのを購入してもいいけど、高いパケ代に機器分割代金の負担までしたくはないなと思ったしだい。さて、auショップに持ち込んだらどんな対応するか、近々修理依頼をしてみることにしよう。

【平成24年 7月13日追記】
 auショップに修理依頼を出しました。どういう結果になるのやら。

2012-07-01

【うるう秒】きょうは1秒長かった。

 きょうはうるう秒。地球の自転と原子時計との誤差を調整するために1秒増やすこと。
 1秒増えても、何も感じないし、1日1回調整する電波時計が1秒進んでいる程度。普段の生活には何の関係ないように見える。厳格に時間を利用する部署ではずらしたままでは困るようで、一時期そんなことやめようとまで言い出していた。カーナビでお世話になるGPS衛星は入れていない。ずれた分を足して調整を行っているとのこと。

 テレビの時計だけ見ても気づかないから、117に電話して聞いてみた。

NTT関連ページによれば、
 ・一般加入電話では、
  100秒前から0.01秒ずつずらして、ちょうどにする。
 ・ひかり電話では、
  9時の時報を2回鳴らす。
 それではと、  
 117に電話して聞いてみました。
 今回は、ひかり電話を使って聞いてみると。

 8時59分60秒 9時00分00秒に時報が2回鳴りました。2回鳴ったね。1秒得したね・・・とまではいきませんでした。受話器にマイクを当てて録音してみましたが、ちょうど9時に生活音が入って、ネット公開用には使えませんでしたので、記念にとっておきます。

日刊NANZO 平成24年 7月 1日号より

2012-04-19

【携帯電話】docomoとau絵文字統一へ

 4月18日のネットニュースによれば、docomoとauの絵文字を統一し、audocomoを基調としたデザインに合わせる。

 各キャリア独自の絵文字を作り、数を増やし、デザインの可愛さを強調することで、顧客取り込みの武器としてきた。

 絵文字は、ユーザ使用域、つまり外字扱いのコード体系他キャリアと《差別化》を図るために、共通化を図るなど不要だった。たくさんの絵文字で占有率をあげる狙いは、当然コミュニケーションの足かせになる。

 文字だけで通信していた時代は、外字扱いなどの文字は《コード表にない文字または機種依存文字》として使用を控えられていた。

 携帯電話普及した現在、利用者は、他キャリアに、外字扱いのそれをメールとして伝送しても、相手はサーバ側でコード変換されるから大丈夫だろうと思っている。

 ところが、絵文字はデザインが各キャリア違う。絵文字多用するユーザは、デザインの《表現》違いで、意図する伝言がうまくできない弊害が生まれた。絵文字のデザイン相違は、漢字字形の違いより大きい。

 字形としてのデザインが統一される点は、コミュニケーションをよくする、正しく文字情報を伝える手段として評価したい。

 ユニコードにおいても絵文字を定義した。Googleも主導権を握ろうとしている。日本発の文化が、新しい象形文字として共通化すると、他国語がわからなくとも、ある程度コミュニケーションが可能になる利点が生まれる。外字扱いから、世界共通のコードへ。動向を注視したい。

2012-04-01

【新年度】きょうから新年度

 4月になりました。新年度がつくこの月。オヒ!の殿堂3も、8年目に突入しました。特に宣伝もしていなかったので、アクセスが18万件を超えた程度。1年に約2.5万件というのんびりペースのウェブログです。
 平成17年 6月25日に誕生。主張の記事と趣味の記事がごっちゃな、オヒ!と言われるウェブログでした。平成20年 8月 2日に《日刊NANZO》に主張・写真集を切り分け運営してきました。

 平成24年 3月31日をもちまして、これらのウェブログをこっそりひっそり運営してきた日刊NANZO編集委員会を解散し、4月 1日より日本モナコムを発足させ、マターリとしたウェブログ記事を提供していきます。

Jmc
 今後ともどうぞごひいきに。
 日本モナコムの由来はただの思いつき。モナーをみて、出来心でということでご容赦を。

 日本人が大好きなこのお花の写真をご覧ください。

Ca3k1601

平成24年 4月 1日
日 本 モ ナ コ ム

2012-03-01

【PC】パソコンが嫌いになる話

 パソコンを初めて見たのは、昭和60年(1985年)。高校の教室に置かれていた富士通の名機《FM‐7》であった。グリーンディスプレイに当時高価だった5(インチ)型フロッピーディスクドライブ2基、漢字ROM基板まで取り付けていた。文書作成、BASICでプログラム作成をしていた。教師個人所有と思われたが、何故担任を任された教室に置かれていたのか聞いていない。

 手書き文字が汚く、小学生時代《漢字練習帳》でひたすら同じ漢字を書き続けた嫌な思い出があり、活字のようにきれいな清書できる機械が欲しかった。

 そのパソコンを見て欲しくなり(本当はワープロ)親にせがんでからの付き合い。だが、コンピュータは好きだがパソコンは嫌いである。

 Windows98が出てパソコンが一般に普及し始めた頃、会社に情報担当の係ができた。一日中ノートパソコンを眺める仕事に見え、自分達は最先端の情報通と鼻高々がいつの間にか《天狗》となり、パソコンができない者を時代から取り残された人と見ていた。ワープロ専用機がまだ会社の文書作成の第一線として活躍しており、困ることもなかった。電源オンですぐ使え、システムが安定している機械がましだったからだ。

 係の天狗になった者たちはマイクロソフト・オフィス製品が使えることがパソコンの全てと思い、マクロが覚えて上司に《効率化した》と言ってはゴマすりを続けていた。コンピュータに疎い上司たちはすごい・すばらしいと褒め称えていた。

 オフコンに携わる部署で回されても、文字処理、きれいな文書をすぐにどこでも作れるワープロ専用機を愛用していた頃である。操作手引き、議事録、エラー報告など乾電池で駆動するワープロをその部署から出て行くまで使っていた。

Hw955

【写真】カシオワード HW-955(1989)

 24ドットのフォントは、ギザギザだったとしても読めないことはない。さっと作れ、印字スピードは遅くても、1枚程度の文書はすぐに複写機にかけて配れた。そういうやりかたを彼らは気に入らなかったようで、《なぜパソコンを使わない》《時代遅れの20世紀の遺物を使っている》などと揶揄していた。

 今でもワープロ専用機使っているというとパソコン使いの一部は嘲笑する傾向にある。動いて使える。それに文書1枚程度はこちらが簡便である。これは知っている。こんなものも知らないのかと馬鹿にするのもパソコン使いに多いような気がする。私は主張する。パソコンは天狗になる道具ではない。文房具であると。

2012-02-29

【閏日】今年は閏日・閏秒。

 2月29日。4年に1回のうるう年。400年に97回あるようだ。さて、フルオートカレンダを未搭載の時計は表示が3月1日に。
2

 左は車載用アクセサリ時計。右はダイソーで買った105円時計。2月29日手動調整しようとしたが、28日までで終了。3月1日に1日戻すか、きょうもう1度2月28日にするか、どうでもいいことを思案中。押す回数が少ないのは3月1日に1日戻すになる。結局、行なったのは前者にした。

 今年は7月1日にうるう秒まである。世界標準時で行う。9時間の時差があるために、7月1日8時59分60秒の次が9時ちょうどになる。うるう秒はサーバを扱う人々には厄介ものと何かのニュースで聞いた事がある。1日1回自動調整する電波時計(午前0時に調整する型)はその日は1秒ずれて表示する。気になるならば手動で設定すればよい。

 カレンダを見ると旧暦もうるう月がある。19年に7回入れるそうだが、これをしないと真夏に旧正月がくる事態になり具合が悪い。もっとも日本では正式につかっていないから神事など影響するぐらいだ。

 今年は1日と1秒長くなるわけで、得した気分。それとも損した気分。ちなみに法律上では2月29日生まれの人はうるう年以外は2月28日が誕生日である。

2012-02-26

【ワープロ専用機】カシオワードHW-955再デビュー

 平成元年に購入。2年後台風の被害で水をかぶり修理、その後、単一乾電池5本で駆動の利便を活かし、個人用、会社の手紙・議事録・手引書をつくり、平成22年12月に液晶表示が故障まで使い続けたカシオワードHW-955
Hw955

 昨年、リサイクル業者に渡して廃棄した。実は12年前ネットオークションにて同じ型を1000円で落札。バックアップ用もしくは、使っていた機械の部品取り用に保管していた。
 電池とアダプタをつなぎ電源投入。正常に稼働した。20年以上使っていたワープロなので文書を作るときはこちらが慣れている。コピー&ペースト機能がPCより劣るにせよ余計なお世話なアップデートなど皆無。ますます重くなるシステムで1枚印刷して終わりな文書は作る気力も失せている。印刷に用いる感熱紙はまだ製造を続けている。故障するまで使い続けたい。

2012-02-23

【文章】読みにくい漢字はよみがなを。手元に辞書を。

 新聞社の使用している漢字は《常用漢字》を基本としている。仮名と漢字の《混ぜ書き》熟語が読みづらいため、よみがなをつけて用いるようになった。

 仮名漢字変換が当たり前になって30年近く。手書きでは複雑な漢字、難訓で仮名書きしていたそれも一発変換。疑いもなく難訓をふんだんに使っている。

 最近は検定はやりで、難訓難読難書をどれだけ知っているかのマニアックさを競う《漢字検定》が大手を振っていた。いくら表意文字であるとしても、読めなければ正確な伝達に支障が出る。古典を読むなどには必要かと考えるが、ふりがなと言う方法がある。日本語の仮名の役割がいかに重要か、マニアックな漢字問題を見ると先人の知恵、創意工夫が見て取れる。

 先日、ネット配信ニュースにて《捗る》との題字があった。読み方がピンと来なかったので、漢和辞典を使って《はかどる》を見出だした。はかどるは今まではかな書きしていた。漢字変換で《捗る》と出てきたのでそのまま用いたと思われる。《進捗》の意味が分かれば推定はできよう。これが不明ならばアウト。漢和辞典の登場を願うになる。

 難読漢字、明治の文豪が多用した当て字を散りばめれば《学のある人》に見られると思うのはやめるべきだ。正しく読めないと意思がうまく伝わっていくのか。

 変換候補に出てきた漢字が果たして正しいか。不確かならば辞書をひくか、かなにしておく。そのまま使って誤字だったら目も当てられない。

2012-02-03

【パソコン】システムが段々と重くなる

 最近WindowsXPがやたらと重くなった。中古再生PC、WindowsXP HomeEditionは正規品、オフィスが入っていないからフリーのOpenOfficeを入れ、GoogleIME、ブラウザはfirefoxとフリーづくし。メインメモリも512メガバイト、CPUも十分過ぎな高速。20年前なら大型コンピュータの性能。

 文字を入力しようとすると、長いディスクアクセスが続いて次の文字が入るという鈍さ。30年前フロッピーディスクにシステム、かな漢字変換をしていたPCかワープロ専用機を連想した。だが、それよりものろのろだパーソナルユースの黎明期ではあるまいし、使えない。

Iraira
■こんな表示出て鈍くなったら、イライラは最高潮。

 どうも原因GoogleIMEがGoogleサーバと通信している。BaiduIMEをインストールして標準設定しても通信しているからアンインストール。firefoxのバージョンがあがりメモリ食いになる。おまけに最近は自動アップデートという《余計なお世話》までついて来る。Adobe製品は目まぐるしい改版。ますますシステムに負荷がかかる。

 新品買えよか、タブレットPC、スマートフォンにすればと言うだろう。高速で今のクラウド、動画サイト環境に適した装置も日進月歩。新製品が目白押し。

 良く考えて欲しい。ウェブサイトはFlashなどを使って《動的》に見せてかっこよく見せても重ければ見ない、内容がなければ《一見さん》で終了だ。

 限られた計算機資源で快適にしかも興味津々な内容にする工夫より、金が続く限りメモリを注ぎ込み、むちゃくちゃに高速な演算装置で《強引で力任せ》なシステム走行。極端な話、文書1枚作るのにZ80搭載のワープロ専用機かMSXマシンのワープロが勝っているのではと思うこともある。

 今回の記事は携帯電話ブラウザから書いている。テキストと写真何点かの記事をだけなら《ガラパゴス・ケータイ》でメール投稿してしまうのが軽くて楽だ。表示範囲が狭いは昔液晶1行表示のワープロ専用機と思えば苦にはならない。

 重いPCより軽いガラパゴス・ケータイの使用時間が増えるのは言うまでもない。重いは億劫。軽いは思考もノンストップ。計算機資源力任せのウェブサイト、システムは見直すのもいいのではないか。イライラするPCの前にしていつも感じる。

2012-01-08

【携帯電話】ソフトバンクモバイル843SH辞書登録

 ソフトバンクモバイルより平成22年8月に発表されたかんたんケータイ843SH》。導入後1年半近く。毎日持っているためか外装がはげて、多少くたびれた状態になっている。そうとはいえ結構タフなマシンである。

Baidu IME_2012-1-8_21-18-26.jpg

■ソフトバンクモバイルのウェブサイトより
 この辞書登録機能。別に使っているシャープ製の携帯電話と違っているところ。

全角空白は登録可能。半角空白は登録不可。

 携帯電話サイトは半角空白を詰めて表示する。パケット節約時代の名残りとしていまだに採られている。ブログをケータイから更新するとき、半角または半角2文字(見かけは全角1文字)を送信すると詰められて登録されることが多い。ブログの行間がやたらに空き、長大なスクロールをしても字数が少ない記事が散見されるのはこの半角を詰める処理のおかげと思われる。

 全角空白であると、きちんと全角1文字開けるか半角空白と処理するかのいずれかのため、段落の区別が容易となる。いちいち入力モードを切り替えるのが面倒なため試しに辞書登録できるか試してみた結果である。

 ブログ人・ココログの記事入力欄は、ケータイからアクセスして作成編集する場合、タグも受け付けてくれるために、タグを辞書登録して使っている。別のシャープのケータイドコモSH-11Cは半角空白が辞書登録できる。全角空白は登録不可である。基本的なタグその属性などを登録している。なぜ違うのかは仕様の問題だとしても興味深い。

2012-01-01

【年越し】発信規制と過負荷

 災害と不景気・円高と慌ただしかった平成23年も終わり、静かに平成24年を迎えた。
 謹賀新年
 8年目に突入したオヒ!の殿堂3をよろしくお願いします。
 ケータイ各社の発信規制。データ転送が半端ではないスマホが普及してさらに強力。
 もっとも規制が強いのはウィルコム。去年も1時間近く通話を含めた発着信規制。0時10分辺りから三大キャリアもメールの規制などが強固にかかりだした。大規模災害時の非常通信にはケータイは使えない例がこの《あけおめ》通話・メール。新年を迎えた高ぶる気持ちは分かるにしても、110・119番が使えないのではといつも憂慮している。

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 ツィッターもクジラの絵(過負荷)になり、当然使えない。これも一斉にあけおめをしだそうとの動き。災害時でも強いとの広告バナーを出しても、通信が集中すると当然さばききれずアウト
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 毎年同じ繰り返しの年越し通信規制。大規模災害時いかに通信を確保し安否確認を容易にするか、一年の計は元旦にありの諺よろしく再認識してもらいたい。

2011-12-31

【任天堂3DS】インターバル撮影機能

 任天堂3DSカメラ動画撮影に追加された機能。《こだわりムービー》。

3DS

 

インターバル・コマ撮り・いいとこ撮りの3機能。このうちインターバル撮影機能を取り上げる。
 一定間隔の時間に撮影し、連続して再生するとパラパラ動画になる。実際に5秒間隔で撮影した例を挙げる。


YouTube: 任天堂3DSインターバル撮影例(4)~撮影間隔5秒

 インターバル撮影は1秒間を20コマで記録される。ファイル形式はAVI。3D対応のソフトにかければ立体視も可能である。

3DS

 

撮影間隔は、0.5秒、2秒、5秒、15秒、60秒5段階が選べる。内蔵電池をフル充電させて3時間程度撮影できる。仮に10分間のインターバル再生ができたとしての12,000コマ分の撮影時間、それに1秒再生の実時間は以下のようになる。※20コマ×60秒×10分=12,000コマ

0.5秒:  1時間40分:   10秒
  2秒:  6時間40分:   40秒
  5秒: 16時間40分: 1分40秒
 15秒: 50時間   : 5分
 60秒:200時間   :20分

 電源さえ確保できればかなりの時間撮影できる。インターバル撮影・コマ撮りには音声は記録されないので注意だ。最後に撮影中の画面例を示す。

3DS

2011-12-21

【任天堂3DS】ステレオ写真

 任天堂3DS自慢の立体視機能。風景を撮影。表示してみた見本。うまく撮影できれば、おおこれが3Dかと感動を。
 左右のカメラで位置をずらして撮影して楽しむ《ステレオ写真》。トイカメラでもで十分楽しめる。接写(30センチ以下)はうまくステレオ化できないので性能を知っていろんなモノを撮影しよう。
 写真ファイルは、SDカードをのぞくと、
 DCIMフォルダの下に写真フォルダがあり、ステレオ写真(外側カメラ)で撮影すると、
 NIN_9999.MPO NIN_9999.JPG(9999は同じ数字)

で保存される。

HNI_0026.JPG
JPGファイルは、上の写真がその例。(原本はVGAサイズ)。MPOファイルステレオ写真で保存されている形式である。このファイルの正体は、左右のカメラで撮影したJPG写真が2枚入っている。ファイルサイズが2倍強。拡張子をJPGに変えると一般のビューワで見られる。また立体視にはならないが、Windowsのペイントで読み込むこともできる。

 MPO状態で内容を見たりするには、一例として《むっちゃんのステレオワールド》で紹介している《ステレオフォトメーカー》がある無料で利用できる。実行画面の例を挙げる。

mpo.jpg

 2枚の写真が1つのファイルになっているのがわかる。普通のデジカメでもステレオ写真は楽しめる。3DSを持っていれば簡単にできる。ゲーム機だけではもったいない使いこなして面白い効果を狙おう。

2011-12-11

【au】CA007導入

 auもiPhone出した。機種変更から2年以上たったのを機会に、スマートフォンに再びデビューしようかと思っていた。ただ、ケガでうまく手が動いてくれず、そのモックアップなどを触ってみて、不用意に画面を触って使い難い。
 今回もガラケーと呼ばれる機種を選んだ。重さもキータッチも軽くて防水仕様。再びカシオブランドCA007を選んだ。ガンガンメールが使えるプランにして安く使っている。

CA007

 エクシリムケータイを出したカシオブランドである。画質はブログ・一般撮影に十分過ぎる。W53CAも使いやすくコンパクトカメラに大いに使っていた経過があり、操作方法も同じ。説明書いらずで使っている。

CA007

 カメラボタンテンキー0の下についていて、重宝している。すぐ押して撮影可能、コンパクトカメラとして使いそうだ。撮影例をあげる。
【撮影例】VGAサイズ ファインモード

 撮影してメールで写真ブログ更新も綺麗な画質が楽しめる。CA007を撮影したケータイ(ソフトバンクモバイル843SH)の画質と比べると歴然すぎる。

 auの写真メールは、保存先をメモリカードに設定しても、メール添付 すると、本体へ保存と強制的に切り替わる。外部記憶媒体保存失敗の親切設計と思われるが、送信を繰り返すとたまってしまう面倒さがある。

CA007

【写真】スクリーンフィルターを強に設定したところ

 その他、おもしろい機能として、画面にフィルタをかけたようにしてのぞき見ができないようなものもある。おいおい紹介していこうと考えている。

2011-11-17

【キーボード】プレフィックスシフト

 キーボード入力。シフトキー、CTRL、Altキーを押しながら操作することは多々。押しやすい工夫として《プレフィックスシフト》がある。押した状態を保持している機能。一部のワープロ専用機にあった。一例としてNEC文豪はシフトプレフィックスという名称で切り替えが効いた。

 ワープロ専用機時代のキーボードを残しているテプラ・ネームランドをはじめとしたラベルライタはこの機能を持つものがある。例としてカシオネームランドKLーH5(生産終了)を挙げる。

 

2011-11-17 18:47:57
■カシオネームランド KLーH5
 
 

機能・シフトキーを押して、大文字、小文字の入力、文字修飾、絵文字などの呼び出しを行う。

2011-11-17 18:47:57
■機能・シフトキー
 これらのキーを押すと、プレフィックスシフト状態になる。液晶画面表示部分にその状態を示す表示がなされる。
2011-11-17 18:47:572011-11-17 18:47:57
■プレフィックスシフト状態表示
 この機能、使ってみると意外に親切である。写真のような小型の電子文具は、小さなキーの押し間違いを防ぎ、快適な入力ができる。小さな工夫は大きな便利につながる。

2011-11-06

【オンラインストレージ】Yahoo!ボックスアプリ(Windows版)を使ってみる。

 オンラインストレージとして使えるYahoo!ボックス。平成23年10月10日にWindows用アプリが出た。早速使って見ることにした。(平成23年11月2日現在:バージョン1.0.3)。
 OSは、WindowsXP SP3以上。このアプリは設定でパソコンを起動するときに同時走行か否かを指定できる。インストール先は、バージョン1.0.3から、《Windowsのシステムドライブ以外のフォルダーも選択できる》に改良された。

 仕組みは、PC内に専用のフォルダを作り、そこにファイル/フォルダを入れるか作ると、自動的にYahoo!側に転送される。転送後、PC側のファイルは削除されずYahoo!側と同期する。ドロップボックスとしての機能である。

yahoobox_window.jpg

 

初期設定は《共有》・《写真》・《書類》・《連携サービスフォルダと《はじめてご利用の方へテキストファイルが備えられている。今回は写真を転送してみた。

yahoobox_1.jpg

 

Yahoo!ボックスフォルダファイル/フォルダを置く(複写もしくは移動)と、バックグラウンドアップロードが始まる。転送中/後の状況はウェブサイトからでも確認できる。
 注意すべき点は、同期する動作のため、PC内のYahoo!ボックスフォルダの内容を変えると、Yahoo!サーバに置かれた内容が変わるPC側のファイルを削除すると、Yahoo!サーバ側は《ゴミ箱》へ移動する。

 それで都合が悪い場合は、《設定》から《詳細設定》に進み、《ファイルの不整合検出時の処理方法確認》チェックを外す。

yahoobox_window8.jpg

 この他、ファイルは残るが次の設定もできる。

yahoobox_window1.jpg

 

《設定》から《フォルダー》を選び、《Yahoo!ボックスフォルダーのディスクの使用領域の節約》にある《領域の節約》ボタンを押す。押すと次のような表示がされる。

yahoobox_window2.jpg

 実行を押すと、

yahoobox_window3.jpg

 作業が完了する。その例を挙げる。領域の節約前の状態。

yahoobox_window0.jpg

 

実行するとこうなる。

yahoobox_window4.jpg

 ファイル名は変化がないが、種類が《YBOXファイル》置換されサイズが1キロバイト。例示したフォルダが3メガバイトとから19キロバイトへ。クリックすると、ネットが繋がっていればダウンロードを始め、Yahoo!ボックスフォルダに置換される。
 これで無料5ギガバイトYahoo!プレミアム会員なら50ギガバイトのバックアップ用オンラインストレージとして使える。単純なデータ倉庫としての利用法だが、共有すると奥が広がる。

2011-10-30

【任天堂】赤字の《起死回生》策。

 ケータイ用ゲームサイトの隆盛専用機からモバイル通信機器で遊ぶのが《当たり前》となった。無料で出来るのが魅力的というより、わざわざゲーム専用機を買うより、身体の一部と化したケータイ・スマートフォンがゲーム機化するのは自明の理である。

 任天堂が《赤字》に転落している。3DSは1万円値下げしても肝心なヒット作が見いだせず販売台数頭打ち。このままでは電子玩具から《撤退》かという話しも上がりはじめる。

(1)モバイル機器向けに過去のソフトウエア資産を有料サイトで活用する。

(2)現行モデルの目玉を引き出す、実用性がありゲーム性があるソフトウエアを開発する。

(3)ブラウザをゲームサイトのそれでも実行できる。

の案も考えられる。

 3DSの立体感を十分活用出来るカメラを活用したゲーム性がある実用的なもの。コミュニケーションツールにするか自作立体映画もしくはスライドショーができる投稿できるサイトを用意するなど、既存のゲームをするものから《脱却》しない限り、ゲーム専用機は次第にスマートフォンに吸収される運命に陥る。

 専用機にこだわるのは、昭和57年の年末商戦でまったくゲーム機が売れなくなったとされるアメリカの《アタリショック》のトラウマが強く残っているとしか思えない。ならばゲーム専用機ならではの策をぜひ出してもらいたい。

2011-10-24

【NTTドコモ】SH-11C動画撮影


YouTube: 九州号と長崎バス

 先日導入したNTTドコモ《SH-11C》(シャープ)。864×480ピクセル動画撮影した例を挙げる。この画質だとメール添付できる2メガバイト6秒程度の映像になる。大きさと画質を落とせば長時間も可能。粗くても気にしなければだが、やはり綺麗でいい音が喜ばれる。

 動画撮影を起動させ携帯電話を横向きにさせると、画面・記録もそれになる。撮った後結果を見るのも同様になる。写真(静止画)には備わっていない機能である。これは取扱説明書(PDF詳細版)をよく読んで分かる程度。動かせば勝手になってくれるので、記載を簡単にしたと推測できる。

 比較のため、同じメーカから出しているソフトバンクモバイル843SHで撮影した320×240ピクセルの動画を挙げる。


YouTube: 田代駅

 

2011-10-19

【NTTドコモ】SHー11C導入

 ホームUが平成24年8月末をもって廃止。電話料金を整理するためにホームUを解約。通話はウィルコム中心。ゆえに、無料通話分0円タイプシンプルバリュー》、パケット料金下限0円の《パケ・ホーダイシンプル》。 

 FOMA端末ならi-modeに加入した上で、《メール使いホーダイ》に加入した。スマートフォンの場合は、spモードもしくはmopera Uに加入するのが条件。

 N-08Bには、キーボードが備わり広い画面、無線LANも対応で便利だった。が、長崎県のバス・路面電車で使える《長崎スマートカード》はドコモのおサイフケータイのみ対応。残念ながらこのマシンは非対応だった。

 ホームU導入時のN906iLを引っ張り出し、使っていたがモッサリ感があり、カメラの性能もイマイチ。分割代金が極力安い機種を探し、SHー11C(シャープ)を導入した。

 防水仕様はバス・路面電車のおサイフケータイ機能を利用する時の必須事項。薄型で使いやすい。メール料金は無料だから約810万画素CMOSイメージセンサ、豊富なカメラ機能を使って写真日記を作ることも可能である。

 撮影してすぐにブログなどに投稿できる機能が付いている。ウィルコムのWX01Kでも取り上げた《撮速メール》と同等機能。便利な機能である。トイカメラ機能の一部を使った例をあげる。

 なかなか面白い。
 注意すべきところは、横向き撮影で添付しても、縦方向になる点である。撮影した例をあげる。フルHDモードで撮影し、メール添付時にVGAサイズを選択した。

 

 こんな風になる。横向きで撮影しすぐブログ添付では都合悪い。ケータイは縦向きで撮影するものだから横向きは受信側で加工するか、印刷してしまえばよいから省いたのだろうか。
 最後に画質比較をする。それぞれ標準モードで撮影。サイズ、方向のみ変更した。撮影方向は逆光になる。

■SHー11C フルHDサイズ 横向き加工

■843SH(シャープ)ソフトバンクモバイル VGAサイズ

■WX01K(京セラ)ウィルコム SXGAサイズ

2011-10-15

【ワープロ】シャープWD-A30 タイピングゲーム

 前回紹介した、シャープのポータブルワープロ《書院》WDーA30。まずは、外観から。

 今の未成年者から20歳あたりの大多数がワープロ専用機をを知っているか知らないか。そういう話題は別の機会にすることにして。
 前回、タイピング練習ソフトが内蔵されていると触れた。その中のタイピングゲームを取り上げましょう。


■準備

 液晶1行表示かつ12文字分のみ。アイコンをマウスでとはいかず、キー操作。《機能2》を押しながら、

《タイピング》と印刷して部分のキーを押す。これでタイピング練習がスタートする。開始画面は、ド派手なタイトル、音楽、プロローグが出てきそうな期待が。

■開始画面

 

 出てきたのは《ローマ字 ひらがな》のみ。音楽もフルカラー3Dもなくシンプルなスタート。ゲーム専用機とは違って文書を作る機械ですから。タイトルは、どちらの入力方法で練習しますかの選択画面。

ゲーム

 どちらの入力方式を選択しても、次にこの画面が出てきます。早速ゲームを選択して実行させます。ゲームタイトルが出るかワクワクしている間に、


 

 

タイトルなしのReady状態。あとは実行キー押せばゲームスタート。ルールは、画面に出てきている文字を消していく。全部消してしまえばステージクリア。ステージ(レベル)は1~5。ステージが進めば当然速度が上がります。
 仮にステージ5をクリアすると、クリアではなく、ステージ1に戻って続行。この繰り返しでゲームが進みます。

 ミスタイプ、速度が間に合っていないと、画面に文字が埋まっていき、

 画面の右端に到達すると、そうですね。

 お決まりの、あの表示、

GAME OVERですね。点数計算の方法は、ミスすれば減点、早く正しくタイプインすれば高得点ですが、詳しくは分かりません。当時持っていた説明書にも書いてなかった記憶があります。


【補足】
 シャープによれば、製造開始平成2年6月打ち切り平成11年3月。長い間売られていたマシンだったようです。
 長い間製造されていたのは、筐体だけを変えた子供用ワープロ向けだっと考えられます。

2011-10-11

【ウィルコム】WX01K導入

 長年使ってきたウィルコムWX320T(東芝)の電池の持ちが悪くなった。交換しようにも取り寄せである。検索するとau東芝製のケータイのある機種の電池と同型らしいが、入手には時間がかかる。
 《だれとでも定額》導入後、頻繁に通話する機会が増え、電池の持ちが気になってきた。ウィルコムショップで、使いやすい機種を模索していたら、平成23年10月6日投入した新機種の一つ、WX01K(京セラ)に機種変更。

■機種外観

   
 久しぶりの京セラケータイ。薄型でボタンも使いやすい。この機種の最大の売りは《すぐ文字》機能。テンキーを入れると文字入力画面に遷移する。ダイヤルと文字入力要領が一緒であるので、最初から入れてみようと開発者は思いついたようだ。

■すぐ文字画面

 文章以外の時は、このままダイヤル画面にボタン操作する。文章などにした場合、ボタン操作で、mixi日記更新、ツィッターメール添付、メール作成などができる。

■ナイトショットモード

 カメラ最大300万画素オートフォーカス付き。撮った写真を指定した3箇所のメールアドレスに送れる《撮速メール》は便利である。
 撮影方向はVGAサイズまでは縦。それ以上は横。VGAサイズをブログで多用しているので縦のみは不便さを感じる。
 《ナイトショット》モードは面白い。撮影例を上にあげた。

 電話・メールに関しては、当分ウィルコムにはまりそうだ。外ではメールと通話が主だから無理してスマートフォンを使うよりマシである。

2011-10-08

【ブログ】スマートフォンで更新してみる

  スマートフォン隆盛になり、歩いたまま画面をみつめてぶつかったり、駅のフォームに《転落》するなどの《弊害》もでてきている。
 ケータイ・PC更新中心だった《オヒ!の殿堂3》/《日刊NANZO》。もう、旧機種となったau:IS01で記事を製作してみた。《OCNブログ人》には、《スマートフォン用フォーム》がある。テキストのみの入力。文字装飾はあとからPCにお願いとなる。

 横長、フルキーボード付きの機種からフォーム入力してみての感想。
 《意外と書きづらい》
 慣れてないのではと、指摘されそうだが、小さい字に不用意に画面を触ると、入力フォームが別のそれに移動。PCより疲れる。携帯電話でメール更新が写真添付も出来て手軽。それならスマートフォンからメール投稿すればと大丈夫だろうと突っ込まれればそれまでである。大量の文字入力はPC。ブログ更新はケータイのテンキーが当分続くと感じた。

2011-09-16

【OS】《打》から《触》へ〜Windows8発売公表

 Windows8が平成24年発売と報道発表された。7の発売から短い期間での登場になる。

 スマートフォン・タブレットPCの隆盛になり、情報端末への関わり、つまり操作方法が、《打》鍵から画面に《触》れるへと変化してきた。

 Windows8もそれらのシステムを意識したのか、画面にタイル状のものを《触》れることによって、アプリケーションなどを操作出来るのを標準としている。

 画面に触れて入力操作は過去ペンを使って押す手段があった。ライトペンにタッチペンなど。指で触れて操作するなどSF映画の世界だった。あの頃の未来図が現実となっている。

 この新OS、これまでのWindowsアプリケーションも操作でき、キーボードも使えるようにしているという。

 タッチパネル式のPCに次第に置き換わっていくと思われる。キーボードはソフトウェア化してハードウェア式は消えていくだろうか。

 大きなスタイルの変化に来たコンピュータの世界。触れる操作が万人向けになるのか、一部のマニア受けした方式に終わるのか、前者なら、アイコン・マウスとキーボードに悩まされた人々にとっては《朗報》になるだろう。

2011-08-30

【地デジ】移行1か月〜今までの機器は

 地デジ移行1か月以上が経過した。震災被災地の自治体以外は、アナログチューナーを積んだ受像機・録画機を用いて、テレビジョン放送を楽しめなくなった。


 地デジ化が叫ばれ、テレビ受像機だけ買い換えれば準備万端だと誰もが思い込んでしまった。その点は総務省の周知方法の不備と言えよう。

 では、これらのアナログチューナー内蔵のテレビ・ビデオをまだ使いたいという時には、どうしたらいいだろうか。


■地デジチューナーを買う。

 数千円で販売チューナーを買ってきてテレビにビデオ入力する。テレビとつなぐケーブルは同梱されている場合が多い。


 UHFが受信できるアンテナだとアンテナ線をそれにつなぐと映る。ただし、よく映るためのアンテナ位置調整、接続などが伴ってくるので、電器店に相談する。


 テレビ放送を楽しむだけだとそれで完了。ではアナログチューナー内蔵の録画機はどうなるだろう。

 ひとつの方法として地デジチューナーを録画機にビデオ入力する。これだと録画再生しない場合でも必ず録画機の電源を入れる必要がある。

 予約録画はビデオ入力のチャンネルを指定して日付・時間を手動指定する。手間はかかるが録画できる。

■今までの機器で視聴するときの注意点

・画面の上下に黒い帯が出る。

 アナログテレビは4対3、現行の地デジテレビは16対9での映像出力。ビデオ入力の場合、前者になる。故障ではなく規格上の問題。

・今までの媒体は再生可能か。

 可能。レンタルDVDもブルーレイ規格でなければ大丈夫。

※注意
 最新のブルーレイ規格のデッキでもDVD、CDは問題なく再生する。

2011-08-16

【モバイル】段落最初の1マス空け

 記事を携帯電話などのモバイル端末で更新する機会が大半を占めるようになった。ウェブログにそれを掲載するぐらいならば、特にPCは用はない。


 ただし、携帯電話で文字入力すると、《全角》空白が記号モードにしてから入れる手間が出来る。


 パケット料金を節約するために2バイトのそれでは無駄になる。節約の対象になるのは致し方ない。


 とは言え、段落の最初は《1マス》空けるきまりを学校で教えられた以上、《全角》の空白を入れたい。

 携帯電話等はカーソルを動かすことで《半角》空白が生じる。2つ入れればいいのではと考えがち、しかし、ウェブログ(楽天ブログまたはモバイル向けウェブログサイト)ではモバイル更新では詰められる。よほど注意しないと、PC上では、どこが段落か解りかねる記事ができあがる。


 モバイル向けのウェブログでは改行を多用して凌ぐ例が見られる。冗長な画面で下方向のスクロールが必要。これでは読ませる側に不親切である。


 とりあえず、携帯電話のユーザ辞書登録を使って全角空白を登録して更新している。限られたキー配置だからモード切替も結構面倒。辞書登録で快適に、これが機種によってはできないのである。


 例えば、かなり古い部類のウィルコムWX320T(東芝製)は、全角記号に空白が選択できない。同じキャリアの別の機種は、シフトJISコード8140に当たる数値を入力しても無視されるから、カーソルで半角空白2個を埋める。


 全角空白はこれらの機種でも表示可能なので、ほかのキャリアからそれ入りのメールを送ってもらう。


 単にそれを送ってもユーザ辞書登録ができないから、何かの文字、全角空白、何かの文字で送る。例えば、【 】のようにする訳である。


 これをそのままコピーアンドペーストして辞書登録。登録名(読み)は覚えやすいのにする。私は《くうはく》にしている。推測変換だから次に《く》と入れても出てくる。


 最近、ネットの記事を見ていると、段落の最初を1マス空けない記事が多くなった。いずれは、それに慣らされ1マス空けは不要な時代が来るかも知れない。だが、今の正しい日本語の書き言葉は少なくとも守って行こうと考えている。

2011-02-14

【ワープロ専用機】中古整備済専用機を買うより、中古PCを買おう。

 平成12年に相次いでワープロ専用機が製造中止になった。WindowsPC・インターネット・電子メールの普及。それに、ワード・エクセルなどのオフィス製品の登場で、ワープロ専用機との境界が重複してしまった。

 電源ONですぐに使え、プリンタもついていて、簡単な文章・文書なら、それを使うのが勝手がよい。それは製造中止10年以内のお話。
 PCになれない世代、ワープロ専用機がよかった人々がいたからこそ、中古マシンを欲しがる人々がいまだにいて《需要》がある理由で、中古販売専門業者のネット広告を見ると、整備済みで数万円。

 ワープロ専用機の消耗品について言えば、感熱紙は今後も製造は続けて入手は容易。インクリボンに至っては入手困難になりつつある。FDは製造を中止したメーカーも出始め、今後引き続き安定した運用の見通しがない。

 中古PC。特にノートブックタイプは数千円から1万円台で、十分使えるモデルが増えた。オフィス製品は、MS製がノンイントールでも、無料のMSオフィス互換ソフト(OpenOffice)をダウンロードすれば、申し分なく使える。
 PCの使い道は、ネット・文書作成・表計算・それにゲームが主であるならば、最新式のハイスペックでなくとも型落ちの中古のXPマシンで十分。1万円台で入手できて、ワープロ専用機より活用範囲が広い。

 ワープロ専用機が使用不能になる前に、PCの操作のイロハを今から覚えておこう。壊れたからといって数万円の整備済ワープロ専用機を購入しては、お金の無駄である。

 いまだにワープロ専用機を使っている私ではあるが、メインはPC。簡単な文書を作成して終わりなら長年使ってきたワープロ専用機と使い分けている。今のところPC9対ワープロ1の割合。じきに9.5対0.5になりつつある。

 現在使っているワープロ専用機の機器が故障し、消耗品が製造中止になった時点で、中古整備済のそれは買うつもりはない。
 ワープロ専用機に固執している人は今のうちからPCのイロハを習得しておこう。21世紀も10年経って、文書作成はPCで行うものが当然となっている。

2011-02-05

【アナログ記録】VHSデッキの使い道

 VHS大御所のビクターがデッキ生産の撤退して既に3年近く。7月のデジタル放送移行で、終焉と言われているVHS。
 今はDVD→ブルーレイのデジタル記録の時代に、今更VHSでテレビ番組を記録の話など言われても。媒体とデッキが故障するまで、まだ大丈夫。

 ハードディスク・DVD・VHSの複合デッキ(7年前購入)で、ひかりテレビの専門チャンネルのどうしても見たい番組・DVD化かつレンタルされていない番組を録画する。
   信号は光回線でデジタル信号。いわゆるデジタルチューナ。《電波か回線》の違い。本質はほとんど同じ。ハイビジョン信号は HDMI端子。HDMI端子がないテレビを考慮してピンプラグ(RCA端子・ビデオ入力)が用意されている。


 ハイビジョン放送はHDMIから入力できる。16:9の画面表示。ピンプラグから入力すると、ハイビジョン放送でも4:3(アナログ放送 NTSC方式)で出力される。すでに旧式のデッキだから録画は後者で記録される。それを一旦画質のよいハードディスクで録画する。

 ハードディスクの容量にも限界がある。消すか別の媒体に保管する必要が出てくる。DVDへダビングしようと試みたが、コピープロテクトがかかっていた。ハードディスクを取り外してPCにつないでなどという《荒行事》は避けたい。※プロテクトを外して複製するのは著作権法違反に問われる。(重要)

 なら、VHSテープにダビングしたらどうだろうと実験した。結果は見事《録画》されていた。ただし、アナログかつ画質を落とす信号のためか、それが落ちる。とは言っても、砂嵐が混じるほどの劣化ではないので、見るだけならこれでよい。多忙で見る機会がなくて後からみるために使うのみ。(著作権法の個人的利用)それにこれをさらにダビングすれば映像の劣化は顕著になる。つまり見るに耐えない画質に落ちる。

 標準モードが少しましでも、見られればよいので3倍モードで録画。2時間テープなら最大6時間保管できる。

 ブルーレイ媒体とデッキが安くなるまでのしのぎとして使える。ブルーレイより今はハードディスク・フラッシュメモリに記録していく時代。いつまでこれも持ちこたえられるのか、それに次の規格に置き換わるのはいつか、しばらくは見守っておこう。

2011-01-02

【ウェブ作成】楽天ブログの日記高機能エディタを活用してつくる

 ブログツイッター隆盛でウェブページを作成するより楽だ。定形フォームに入力してしまえば簡単に情報発信ができる。
 それらはあくまでも用意されたフォームを選ぶだけ、ちょっとだけ変えてみたいという場合も出てくる。
 本来ならHTMLやCSSを覚えて、テキストエディタ(HTMLエディタなら無料で窓の杜・Vectorなどで入手できる)でソースを作って、好みのページを作成。それだけではイメージがつかみにくいから、ホームページ作成ソフトが登場する。

 金もかけず、簡単に、効果的な装飾ホームページ作成ソフトを不要で製作するには、ブログの編集画面を使用する。
 このオヒ!の殿堂3のブログ人エディタを使ってもよい。HTMLの編集のタブをクリックしてHTMLソースを任意のテキストエディタかメモ帳に複写貼付して、《任意のファイル名.html》で保存してしまえば出来上がり。ブログのエディタもうまく使えば事足りる。

 ブログ人のエディタも軽く使いやすい。ただ、テキストを左寄せ、センタリング、右よせが用意されていない。もう少し装飾が欲しい時は、楽天ブログの《高機能エディタ》を活用して実現できる。

■製作
 ページを日記を書くように入力していく。ページのリンクも、アイコンで入力フォームが表示され、同じウィンドウ、別にウィンドウを選べる。HTMLの知識はあれば素晴らしい。そうでなくても十分活用できる。むしろこちらが楽。

■調整・複写

 HTMLの知識があれば、調整もしくは、楽天ブログ・ブログ人のエディタ機能に未サポートのTABLEを使ったタグで入力して作成もできる。今まで作ったソースはマウスですべて選択してコピーをする。

■下書き保存
 楽天ブログ、ブログ人でもウェブサイトを作るスペースもありエディタも用意されている。ただしこれはHTMLタグを直接入力する形式。次回ページを編集したいときは、作ってきた日記を《下書き保存》する。これでいつでも直接イメージをつかみながら編集ができる。

 また、ファイルをサーバ側に置くので、ブログID,パスワードさえ忘れなければ、どのパソコンでも編集できる。パスワードの管理をしっかりすれば外出先でも製作ができる。

  下書きと公開している日記は、別の項目で表示されるので管理しやすい。次はテキストエディタを開いて、ペーストする。

■貼付(ペースト)保存
 任意のテキストエディタに貼りつけ、任意のファイル名.html(または.htm)で保存すれば1件完成。ウェブページを作れるブログサービスなら、そのままエディタに貼りつけて保存。

  写真は楽天ブログでのウェブページ作成エディタ。テキストベースのエディタのみなので、高機能エディタで作ったソースを貼り付けて保存すれば終わり。ファイル管理もウェブ上でできるので容易だ。

 もちろんもっと豪華なウェブサイトにするにはソフトをそれなりに準備する必要はあるが、ブログエディタを用いれば、無料で見栄えあるページをこしらえられる。試してみる価値があるだろう。

・本記事で紹介したサイトはこちら です。

2010-12-26

【Ubuntu】なぜにできないインストールできないバージョン10.04&10.10

   過日取り上げたUbuntu9.04をダイナブックにインストールした件、ブラウザの動作が怪しいので再起動をかけた。すると、ディスクのチェックをしている旨の英文が出力。その後、プロンプト状態になった。

 

 ウィンドウシステムがクラッシュしたようだ。コマンドで元に戻せないか検索してもみつからない。再インストールすることにした。
 最新バージョンの一つ、10.04、10.10をダウンロード後CDにデータを焼いて起動をかけた。読み込みを始めた。結果は、インストール画面ではなくプロンプト画面だった。

 仕方なく9.04CDで試したところ、インストール画面が出て、待つこと30分。使えるようになったのまではよかった。

 アップデート画面が出て、それを行った後、しばらく使っていると、急に重くなった。開いているウィンドウを閉じ、再起動をかけると、再びディスクチェック中の英文の後、プロンプト状態。なぜ起きたか原因が分からない。

 とりあえず、もう一度インストールを行い、アップデート画面が出力されたところで、それをしないように設定。すると再起動をかけてもウィンドウシステムのクラッシュは起きず、この様に使えるようになった。

   

 何とか使えるように戻した。ただし、9.10以降のバージョンにはこの5年ほど前のダイナブック(CPU intel Celeron1.4GHz メモリ256MB HDD 12GB)には相性が合わずにインストールはできないようだ。メモリを増やせば何とか解消されると思うが。

 フリーOSはそれなりの知識と、自己責任が求められる。
 MS-Windowsの独壇場はLinux系により崩されるとしても、PCが計算機としてプログラムを組んで計算事務の省力化から表現手段の道具として使い方に重きを置いている以上、誰もが容易にインストールできて、安定運用がすぐに得られる。例えるとラジカセにカセットテープを入れて録音再生できる手軽さにならない限り、Googleが新OSで戦いを挑んでも、MS-Windowsの時代はまだ当分続くと断言できる。

2010-12-24

【HW-955】ついに運用終了。お疲れさまでした。

■乾電池で動き、FD付きだったので購入


 私事になるが、仕事に私用に、平成元年発売されたカシオワードHW-955を使ってきた。単一乾電池5本でも駆動でき、ポータブル型でどこでも持っていけたのが購入の決め手だった。

 数年前から仕事には使わず私用の文書、書き物のアイディア、草稿などに簡単な文書で済ませる場合に使いつづけた。2DDフロッピディスクディレクトリ単位(1階層まで)で分類保存できたのが使いつづけたもう一つの理由だった。


CASIOWORD HW-955(1989)

 21年も使えば、トラブルが出てくる。買って2年後に台風の被害に遭い、雨漏りで電源が入らなくなり、オーバーホール。それからはフロッピドライブ、液晶画面への故障一つもなかった。そのうち元々よく調子がなかったプリンタがインクリボン使用時にまともに印刷ができなくなり、感熱紙での印刷。インクカセットを送るローラが問題が原因だった。
 購入後10年たった頃同型機をネットオークションで購入。万が一の故障に備えて保管していた。それも電源を入れたとき液晶パネルの表示がよくなかったので部品取りの扱いだった。

■ついに液晶画面にトラブル


 購入後20年を過ぎてから、液晶濃度つまみを回して調整したときに多少の不安定が発生それでも十分に使えた。
 きょう簡易表計算機能を使っていたところ、液晶パネルの一部に表示ムラが。表示用の素子の一部が何らかの理由で劣化し、変色を起こしたと考えられる。そのままでも使用に耐えたが、そのまま使いつづけると、液晶がその部分だけ抜けてしまう恐れがあった。

 ネットオークションで買ったそれを再度電源投入してみる。すべて正常に動作した。ゆえに21年5か月使ったこのマシンも予備機として保管・運用終了。保存していたデータを引き続き役立てられる。
 筐体のプラスチックも一部破損したり満身創痍(まんしんそうい)にはなった。これだけ使えたのは、
 1)乾電池でも使えて
 2)どこでも持ち運びでき文書作成、保存。

 できたことである。10年前仕事で使っていたときは、MS-EXCELそれにACCESSが出きるようになったからといって、俺は会社でPCが得意で権威があると自慢してきた者から、時代遅れだ。20世紀の遺物だと、コケにはされた。ただし、現在売られているノートPCにはプリンタはついていない。
 ワープロ専用機はとっくに過去の遺物。製造中止、保守用部品の保管期限も切れ、メーカーでの修理は無理。

 まったく同じハードウェア構成であるHW-951(1988)をネットオークションで購入していた。乾電池液漏れのために故障になっているので、時間があれば、液晶パネルを交換して《復活》させてみたいと思っている。

2010-12-16

【往年のデジタル機器】キヤノワードミニ5〜ひら書き変換方式

 昭和58年に発表された《キヤノワード ミニ5》。ポータブルワープロ専用機の幕開けに登場したこの機種の変換方式は今と違って特殊だった。類似機種の説明書を手に入れたのでそれを元に説明していく。


【写真】Canoword mini 5 (1983)


ひら書き変換方式


 大量にひらがなを入力しあとから熟語変換をしていくこのマシンの変換方式は、《ローマ字・カナ自動変換方式(ひら書き変換方式)》と表示されている。名称は、昭和59年に発売された、メモリ容量を減らし、16ドットフォント印字にマイナーチェンジした、《キヤノワード ミニ3》の説明書から判明した。


【写真】Canoword mini3 説明書 (1984)

 現在のPC用日本語入力と違い、ひらがなを延々といれられる。何文字入るかは説明書には示されていなかった。カタカナの部分はカタカナキーを押して、アルファベットは英数キーを押してそのまま入力が続けられる。入力中に変換候補をあらかじめ選んで処理する《先読み》処理は省かれていると考えられる。

【写真】Canoword mini3 説明書 (1984)

 変換に該当するキーが【サーチ】キーである。説明書ではこのように表記している。
 サーチの説明は

 このキーを押したとき、カーソルが反転文字列の間にある場合は右側にある反転文字の方を優先して単語の読みを探します。右側にない場合は左側の反転文字の先頭から単語の読みを探します。
 カーソルが反転文字列の途中にあるときは、カーソルまでの反転文字を普通の表示に替え、同時に右側の反転文字から単語の読みを探します。


 分かりづらい表現なので、実機での例を示す。
 写真は、《ほんじつはせいてんなり》を入力してサーチを押したときの状態である。


【写真】ほんじつはせいてんなりを入力してサーチを押したところ。

 変換は熟語単位なので、熟語変換は、本日  晴天 なり と単語単位で変換をしていく。この場合は、本日にあたるほんじつを探しあて、の部分にカーソルがいっている。もし区切りが違っていれば、機能+解除を押して変換前の状態に戻す。

 ここで一般の変換キーのように、そのままサーチを押すと無変換処理される。サーチの2度押しは無変換である。結果はほんじつとなる。ひらがなだけの場合は、直後に反転を押し再度サーチを押す。

 目的の単語を出すには、次候補を押す。決定したら再びサーチキー。現在普通に使っているどのIMEの操作と違っている。

 

サーチキーの働きは、
  1)変換キー
  2)変換候補確定(次候補を用いずに押すと無変換)
 になる。慣れると意外に便利。そうでなければ面食らう。


2箇所のサーチ(変換)キー


     この機種、サーチ・次候補キーが2箇所ついている。
 親指で操作する位置と、右手側で操作する部分。


【写真】Canoword mini3 説明書 (1984)

 機能は同じである。ただし、親指で操作する部分と右手側でのそれは若干違う。説明書を拡大する。

【親指で操作する部分】

【右手側】

   サーチキー側面の刻印が違っている。機能キーを押しながら使う部分。
 《解除》は、変換後の出力された候補を取り消して、変換前の状態に戻す。
 《反転》は、無変換操作したひらがなを変換できる状態に戻す。

 どうして2箇所も変換操作キーがあるのかは開発者のみぞ知るわけだが、
 親指側→文書を作成
 右手側→文書作成後、校正・推敲。

 の目的別に設置したと推測できる。出来上がった文書を読み返すときに、左右に動かせるカーソルで読みながら修正が必要になればそのまま文字を入れてサーチキー。が便利だと見たのだろうか。

 機会があればまた取り上げる。

2010-12-14

【中国語ワープロ】シャープWL-1000

 ワープロ専用機と言われた家電は、日本と日本語圏だけに普及した計算機だ。Windowsと廉価PCの牙城に破れさったの見方より、PCの性能が日本語処理に十分対応できるようになったから統合したと思える。

 《漢字文化圏》と称される中国・韓国では一般的にそれよりPCにより言語処理が行われていたようだ。中国では日本のメーカーが輸出用にシャープ書院を元に中国語化した製品が存在した。Yahoo!オークションで出品されていたくらいだ。同じくカシオワードを中国語化した製品も出品されていた。自国でそれを生産して売っていたかは資料がないので不明だ。
 韓国も地元電気メーカー(社名失念)が専用機を出していた。これも同じくYahoo!オークションででの出品。詳細は不明である。

 登場する《シャープ中国語ワードプロセッサ WL-1000》は、以前登場したシャープ書院WD-300と外観が似ている。まず、それぞれを見比べてみよう。


(写真)SHARP WD-300

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(写真)SHARP WL-1000

  日本向けに発売された製品。単一乾電池4本それにAC/DCアダプタで駆動する。これを前の所有者から安価で譲り受けたとき、説明書とカタログもついていた。カタログは折り目、破れがあるが、ほとんど残っていないと思われるので、スキャンさせたのを掲載する。

【表面】

【裏面】

   カタログにあるペンで書いた文字は電器店との交渉したあとのようだ。カタログ作成は昭和63年12月。お買い上げ年月日が平成元年5月1日となっている。  販売価格198,000円。中国人、中国語を理解する人が使う特殊用途のワープロなので、高めの設定だと判断できる。
 中国語ワープロ専用機は、この時代、メーカー名を失念したが《仲字》と文字が入った製品があった。NHK中国語講座テキストの広告欄にあったのを記憶している。この機種は繁体字(旧字体)専用ワープロであった。

 WL-1000も同じテキストの広告欄にあった。こちらは大陸で使われている簡体字、中国の当時の規格GB2312準拠(日本で言うJIS漢字コード。平成22年現在の規格はGB18030-2005)である。書体はカタログによれば《宋体24ドットフォントとなっている。

 入力方式は、かな漢字変換のような、ピンイン(中国語発音アルファベット)漢字変換。ピンインには声調記号を加えて表記するが、このワープロはそれは考えずに発音のローマ字を入れて変換キーを押して漢字にする。その他、漢字コード入力、キーボードに刻印されたよく使う漢字での入力がある。

Wl1000_3  
(写真)WL-1000キーボード
 日本語ワープロ書院を扱えれば、編集、印刷、保存呼び出しができる。

 キーボード、ディスプレイ表示はすべて中国語。WD-300もしくはこの時代のポータブル書院をつかった人にはキーレイアウトがほぼ一緒であり、かつ、ワープロソフトも書院を単に中国語化しただけの設計なので説明書がなくてもある程度使いこなせる。

 保存は2DDタイプのFDに保存する。ダイレクトドライブのようなので今でも読み書きができる。これからは英語の他にも中国語も知っておけば、とかくお騒がせな中国人・中国政府・それに企業が何を考えているか手に取るようにわかる。使いこなして言葉を覚えようかと考えている。

【平成25年10月25日追記】
 WL-1000の写真がリンク切れを起こしていました。再度掲載します。なお、WD-300は現在廃棄しております。
 その後の調査により、中国語ワープロ専用機はNEC(文豪改造機)も存在していました。日本向けに発売した専用機は、シャープWL-1000、メーカ失念の機種の2種類を確認しております。

【ワープロ専用機】シャープ書院 WD-A30

WDA30.jpg

SHARP 書院 WD-A30

  1990年代初めのポータブルワープロ専用機。パーソナルユース用。単一乾電池4本・AD/DCアダプタで駆動する。
 表示は、24ドット1行×12文字。12ドット2行×24文字に切り替えられる。本体記憶容量3000字。2行モードにすると2000字になる。用紙はB4サイズまで対応する。

 このワープロで文書作成するとき定型句・外字を登録すると本体文書容量が減少するので注意が必要。CPUはおそらくZ80かZ80互換CPUと思われる。

 変換はかな漢字変換で単文節変換。内蔵文字はJIS第1水準と非漢字、それに絵文字365文字それに説明書によれば第2水準(人名)117字を装備している。
 この中の絵文字の一部が携帯電話の絵文字の形と 同一なのが多数存在する。区点コード90区以降(未定義領域)から割り当てられているようで、これも携帯電話の絵文字の割り当てに近い。

 印字書体は24ドットJISX9052ー1983、明朝体と、英文モード用のタイプライタ文字が用意されている。英文電子タイプライタとして十分に使える。(スペルチェック機能はなし)

 シャープのワープロ専用機は漢字変換後の確定が実行キーを押さず、次の文字を入力するかカーソルキーを押すことで決まる。実行キーは、機能を選択するときのYESして動作する。

 パーソナルユース目的のため、おもしろい機能を加えている。タイピングゲームつきのタイピング練習ソフト・住所録、カセットインデックス、学生用の時間割、それに勉強という単語帳まで用意している。単語帳は一般の文書と同様カセットテープに保存読出ができる。


■タイピングゲームの概要

1,レベルは1~5 レベルが上がれば早くなる。
2,アルファベット・かな(JISかな)が選択できる。
3,画面に一定間隔に出てくる文字をすべて消してしまえばレベルアップ。
4,消しきれず画面の右端に文字が行けばGAME OVERと点数表示。

(画面イメージ)
>ABCDEF(happy01)←実機は丸にスマイルの絵文字。

2010-12-13

【文字コード】JEFコード

 APCSと聞けば、FACOM9450などの富士通の往年のパソコンを連想する人もいる。残念ながらFACOM9450の実機は触った経験をもたない。


【写真】APCS IV V1.0 使用者の手引き(1989,1992)

 これがAPCS IVの説明書。汎用コンピュータ用のOSをパソコンで動作させたコものに近い。ワープロソフトのOASYSもOSとして扱われているのが興味深い。

 日本語文字コードが、JEFコードを使っている。なお、1バイト文字は、JIS1バイトコードを使っている。JEFは説明書によれば、
Japanese processing Extended Feature 
の略としている。

 コード表の一覧の一部を示す。


     JEFコードリスト 第一水準漢字より

 JIS漢字コードが制定された最初のコードJIS C6226(1978)の配列に準拠。
 16進数コードは上位7ビット+下位7ビット各(21H~7EH:94文字)で構成されている。例えば空白2121H。ひらがなの2422Hとなる。JEFは、この16進数コードに8080Hを加えて上位下位8ビット化した体系である。
  空白 2121H+8080H=A1A1H
         2422H+8080H=A4A2H

説明書によれば、APCSで扱える2バイト(全角文字)は、
 JIS第1水準  2965字
 JIS第2水準  3384字
 非漢字        453字
 JEF拡張非漢字 1010字
   外字       3102字
 JEF拡張漢字  4039字(オプション)
最大14953文字が扱える。

 説明書で分かる範囲のコードは次のとおり。
 第1水準  A1A1H-CFD3H
 第2水準  D0A1H-F3FEH
   拡張漢字  41A1H-70FCH(途中未定義コードあり)
 拡張非漢字 71A1H-7FFDH(途中未定義コードあり)

 8ビット化したといえども、1バイト文字2バイト文字の区別ができない。シフトJIS(MS漢字コード)は、上位部分をJIS1バイトコードの制御文字以外の未定義領域(80H-A0H,E0H-FFH)を持ってくることにより、強制的に2バイト文字として認識させている。
 JEFの1バイト2バイト文字混用は、次の処理体系になっている。
外部ファイル(EBCDIC)
漢字開始 28H(KSシフト) 38H(KIシフト)   漢字終了 29H(Aシフト)
内部ファイル(JIS)
漢字開始 1B6DH(ESC-m)   漢字終了 1B6EH(ESC-n)

  漢字開始、終了コードを入れて1バイト文字の混在が可能になる。簡単に言うと漢字かな文字などの全角文字を扱うときは、区切り用のコードが必要になる。JEFも上位と下位に80Hずつ加え(つまり8ビットの上位桁に1にするだけ)、ASCIIの未定義領域に割り当てて強制的に区分するようにできたのだが、EBCDICを扱うため、区切りコードをつけたと思われる。 

2010-12-11

【ワープロ専用機】シャープ書院 WD-300

 頂き物のシャープ書院《WD-300》。1980年代後半のワープロ専用機。

WD-300D.jpg

   【写真】SHARP WD-300

  液晶24文字×4行表示(16ドット、24ドットにすると16文字×2行)のポータブル型。

   特徴は文章作成画面をビデオ入力端子経由でテレビ表示出来る。(画面はネガポジ切替可)ただし機能使用時の設定情報、単漢字変換時の候補、各メッセージは液晶画面に出力される。

【写真】文書編集画面をテレビに出力したところ

  外部記憶はオプションでFDDが取り付けられるようになっている。底面にメモリカードがセット出来る挿入口がある。
 メモリカードもオプションのFDDも持っていないので作った文書はその場限り。バッテリバックアップで作成した文書は残っている。
 電源はAC/DCアダプタ、単一乾電池4本。子供のおもちゃとして、テレビにつないだまま伝言板の代わりに使っていこうかと思っている。

2010-12-10

【往年のデジタル機器】APCS

 富士通《FM R》の解説書(平成5年)が整理中に出てきた。


FM R GUIDE(1993)

 機種は、FM R-70ΣIII50ΛIII。違いは、搭載しているCPUが、前者i486DX(50MHz),後者i486SX(25MHz)。インテルCPUの何が使われているかによって型番を決めている。この2機種パナファコムMN1617X(28MHz)とのツインCPU構成だった。このMN1617Xの詳細は分からない。富士通の9450シリーズに使われていた16ビットCPU。

 かなり以前事務所にFM Rが導入されていた。このタイプのマシンはそれほど使っていない。
 主にその後導入されたFMRはi486SXのみを使ったモデルを使っていた。入っていたのは今はEXCELに取って代わられたLotus1-2-3、ワープロはFM-OASYSか一太郎が入っていた。

 FM Rと聞けばオリジナルOS《APCS》が連想される。何の略か同じく出てきたコマンド説明書APCS IV V1.0(1989)を見ても、FM R GUIDEにもかかれていなかった。


■特徴


 実機の操作はほとんどなかったので説明書から判断した。 汎用機のOSを参考にしたと思われる動作もある。
 1)フロッピからハードディスクからの起動
 2)マルチOS運用可能(MS-DOS,FM-OASYSの併用) APCS IVを動作させるために、わざわざMN1617Xを搭載している。または、フォアグランド・バックグランド運用もできる。
 3)ドライブはユニットで管理している。階層ディレクトリは作れない。
 ドライブ(ユニット)指定の記述が違う。
 MS-DOS ドライブ名:コマンド
 APCS      コマンド名/ユニット番号
 4)コマンド名はMS-DOSに似ているものもある。
 5)電源管理(タイマ)コマンドがある。自動電源で投入切断ができる。

 機会があれば次回詳細を掲載する。(MS-DOS UNIX系の記述とは相違する。実機を所有していないので説明書を読んでからとなる)

2010-12-07

MSX2+機のBASICを簡易テキストエディタにする。

 ネットオークションで、以前からほしかったMSX2+PCを入手。パナソニックの《FS-A1WX》。ワープロソフト、ラベル印刷、名刺・住所録ソフトをつけた機種だ。

A

 ワープロソフトも、ワープロパソコン内蔵ソフトよりも格段に性能がアップし、編集画面が多少狭いのをのぞけば、当時のワープロ専用機並みの使いかってがあった。MSXPCもこれぐらいの性能からスタートすれば、ゲーム専用機と比較されずに、かつての国民機と呼ばれたNEC《PC-9801》を脅かす存在になり得たと考える。
 本来ならMSX-DOSを使ってだったが、購入した商品が本体のみだったので、ROM-BASICを利用となる。FD(2DD)は、
CALL FORMAT または _FORMAT
コマンドで初期化できる。ファイル一覧表示はFILESコマンドMS-DOSでのDIRコマンドと同じ操作となる。

 BASICも以前かじった程度なので、いざプログラムを組んでの活用は遠い話。では、REM文(で代用可)でテキストエディタもどきを実現してみた。MSX2+以降はBASICにそのまま漢字が使える。CALL KANJIまたは_KANJIで切り替えて使用する。

 REMまたは'は、《注釈文》で、実行時は無視される。メモリ等の制限の範囲内でいくらでも書け、実行もされない。このころのBASICは行番号で管理をしていた。

 AUTOコマンド入れると、リターンキーを押すたびに行番号が生成される。単純にAUTOだけ入れると10からスタートする。桁ずれするのも読みにくいから、

AUTO 1000,5

 1000行から5行ずつ表示に変更して生成させる。あとは《’》のあとに文章入れる。MSX-BASICは1行に255文字(1バイト文字)の制約があるので、全角文字127文字以内に収める。

  BASICエディタは入力した画面を遡れないため、一般のテキストエディタよりは使いにくい面もある。
 便利な面を挙げると、
 プリンタをつないでいれば、《LLIST》コマンドで出力でできる。なければ、LIST。任意の表示は、LIST 行番号でよい。
(例)
1000行以降すべて         LIST 1000-
1000行から1040行まで LIST 1000-1040
  この例のLISTをLLISTに変えればプリンタに出力する。行番号さえ崩さなければ、表示された行を書き換えリターンキーを押すと書き換わる。行ごと削除する場合は、行番号とリターンキーを用いる。また、LIST 行番号をDELETE 行番号とすればいらなくなった行をまとめて消せる全文削除は、NEWコマンドを使えば一発で消える。消すと戻らなくなる。

 出来上がったテキストは、
 SAVE "ファイル名",A で保存する。MSXはアルファベット大文字小文字の区別はしていないので、コマンドは小文字で入れても同じ結果になる。
 ,Aを忘れるとテキストファイル以外の形式で保存される。ファイル名は、英数字8文字.拡張子3文字の形式。拡張子がなくても保存できる。ただしWindowsPCでテキストファイルとして認識させておけば、メモ帳でも任意のテキストエディタでもすぐに開けるので"ファイル名.TXT"にしておく。

  FDDがあるPCならセット後Aドライブ(3.5インチFD)を指定すると上記図のように表示される。メモ帳などで開ける。開いた結果をこちらに貼り付ける。

1000 '昔々あるところに、お祖父さんとお婆さんが住んでいました。
1005 'お祖父さんは山へ柴狩りに、お婆さんは川へ選択にいきました。
1010 'お婆さんが洗濯をしていると、川上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコと流れて来ました。

 行番号は不要なので外したい。
 方法は、ワープロソフトで範囲指定をする。または他のソフトを探すか、プログラム、マクロを組む手を考えられる。一番簡単なのは、エクセル等の表計算ソフトを使うのが手っ取り早い。今回使ったのは《キングソフト スプレッドシート2010》中古パソコン販売店で購入したPCにはこのMS-Office互換ソフトが組み込まれている。操作方法も本家EXCELと同じだ。

 まずは、表計算ソフトにこの作ったテキストファイルを読み込ませる。


 
 テキストファイルを読み込ませると、データ形式を聞いてくるので、《区切り記号(D)》を選択する。通常はこちらに設定をしているので、確認後次へを選択する。

 選択すると、《データ分割に含む区切り文字》設定を聞いてくる。



 《その他(O)》にチェックを入れ、区切り文字は《'》を入力して、次へ進む。

   《列のデータ形式》を聞いてくる。これは何もせずに、《標準(G)》のままで
よい。あとは完了を押せば、行番号とテキストが分割されて表示される。《'》の部分は消滅する。


 あとは、行番号の列を削除をすればよい。

 削除したあと、そのままテキストファイル(.TXT)で上書きしてしまえば終了。

 MSX上でまた編集したいときは、LOAD"ファイル名"で可能。ただし、行番号を削除したファイルは行番号がないファイルを読み込めないエラー、《Direct statement》が出力される。MSXとWindowsでテキストファイルのやりとりをするときにはこの点だけ注意しておく。

 ゴムベルトが切れていてもネットオークションで見つけることができ、修理方法を指南するウェブサイトまである。古いマシンもまだ使えるのである。

2010-12-03

【ワープロ専用機】カシオワード HW-7000

 カシオのワープロ専用機HW-7000。
  10年近く前に格安で買った。現在も稼働する。ワープロ専用機の外部記憶装置としてFDDをつかった機種の中には、ドライブ内のゴムベルトが劣化で切れ、使用不能になる例がよくある。
 これは、ダイレクトドライブのようで、久々に電源を入れたところ正常に動作した。2ドライブ方式。発売は昭和63(1988)年ごろの製品。1ドライブにしたのがHW-6000。


■HW-7000外観

 40文字×11行(1行はシステム用)液晶画面。当時の液晶表示はこれが最大だったようで、ほどなく2枚貼合わせた、もしくは20行以上表示の液晶パネルが登場する。他メーカーが蓄電池方式を採用しているのに対して、AC/DCアダプタ、単一乾電池5本で駆動する。

 FDは2DDタイプ。(2HDタイプを強引にフォーマットすることで使用できる。ただし、データ変換のためにPCに装填した場合の動作は保証し ない。)フォーマットはMS-DOS形式8セクタ(640KB)。おそらくこのマシンは、ROM-DOS(MS-DOS V3.2X)あたりを使用していると考えられる。

 時計機能はない。保存年月日を手動設定する。範囲は1987年〜1999年。2000年まで使うことはないだろうとの開発者の考えなのだろう。

 熱転写プリンタは48ドット明朝体。字形はネームランドで使われている明朝体、DFP極太明朝体とほぼ同一字形。説明書がないため、オプションで書体FDがあるかは不明。

 もう一つ特徴は、同社製の超小型ワープロ(ポケットワード PW-1000)とメモリカード(16KB)を介してデータ交換するスロットがある。これは、電子手帳に文書作成機能を追加したような代物でだったが、ボタン電池3個で同社製のポータブルワープロの編集能力を実現できたとは言え、貧弱なマシンパワーのため快適な操作性を望むのは酷過ぎる。

 乾電池で正常に動き、液晶も問題がないので簡単な文章を作成するのに使い倒そうかと考えている。

2010-11-18

【ワープロ専用機】RL-W450

 物置を整理中にNationalブランドのワープロ専用機が出てきた。《パナワード RL-W450》。1980年代の製品だと思われる。20年以上前学生だったころ、先生が使っていたのを記憶している。



 堅牢に作られかなり大きい。用紙はA4サイズまで対応している。この機種の特徴は、ペンを使ったタッチ入力方式文字手書き認識である。

 入力部の拡大図。文書作成に使う主な機能が、ペンタッチ文字入力が。そしてこの機種の最大の特徴、手書き認識入力中央部に配されている。
 手書き入力は付属の専用ペンを中央部の液晶画面に書いたあと、目的の文字種(漢字・ひらがな・かたかな)をタッチして認識する。認識は即座に行われ、一発表示もしくは、認識候補を表示する。認識表示が出たときは右部分の1~10と並んでいる区画をタッチする。なお、どうしても認識しない時は、漢字読みをタッチして左部分にあるひらがなをタッチして単漢字変換を行う。

 

文字認識部はこの他、レイアウト表示。確定文字の表示などのサブディスプレイの役目も果たす。メインディスプレイは40文字×2行の液晶表示。文字種はJIS第1水準までである。なお、単漢字変換のさい、候補を出力させると常用漢字以外だと思われる感じには◆の表示がされる。

 

文書保存カセットテープ。インターフェイス機器を接続してテープレコーダもしくは今はなきデータレコーダに録音する。印刷は熱転写方式プリンタ。おもしろいことにインクリボンカセットを外しての感熱紙印刷はできなかった。今となっては実用に使うのもと思われるが、時々電源を入れて往年のデジタル機器を楽しむ材料としよう。

2010-10-07

【往年のデジタル機器】キヤノワード ミニ5

 キヤノンが販売したワープロ専用機、キヤノワードミニ5の外観をまずはご覧いただこう。



CanoWord mini5(1983)


この機器の経歴書


 発売は昭和58年。販売価格は283,000円。当時30万円を切った機種として大きな話題となった。ワープロは高嶺の花。パーソナルユースとして、富士通のオアシスが75万円、東芝のトスワードも値段を下げて個人向けに売り出していた。当時はコンピュータ・ワープロ専用機は業務用で使うのが当たり前だった。それに、購入すると保守契約を結ぶのが必須だった。
 この機器はパーソナルユースを狙って販売された。当時の説明書を見ると保守契約は不要だったようで、20万円台なら手に届くようになり、やがて小型化、価格引き下げ競争と第二の電卓戦争と言われる事態に向かっていく。

(諸元)
AC100V 28W メモリバックアップなし→電源を切ると記憶内容は消える。

文書容量 5500文字

内蔵文字 非漢字・漢字はJIS第一水準(2965文字)+一部JIS第二水準漢字

印  字 24ドット・明朝体

用  紙 B5 A4 B4をスイッチにより選択


個性的な漢字変換


 このワープロは、キーボードを見ていただくとQWERTY配列(タイプライタ配列)だ。今のパソコンと同じで、ワープロ専用機を使った人は違和感がそれほどない。変換はかな漢字変換。ただし、メモリの制約もしくはコストダウン結果として熟語変換・熟語学習機能なしになっている。文節・複文節・連文節変換よりメモリを必要しない利点がある。



キヤノワード キーボード拡大図

 最下段列の大きな4つのキーが漢字変換操作などを行う。よく見ると一般的だったワープロ専用機と違う刻印がある。
 左から
【バックスペース】
【次候補】
【サーチ】
【スペース】

 変換キーは見当たらない。その代わりとなるキーがサーチだ。

 かな漢字変換を行うにはまずひらがなを入力する。この機器は最初からローマ字かな入力に設定されていてJISかな入力は機能キーで切り替えて使う。パソコンのIME、ワープロ専用機も同様に一度に入力できるひらがなの字数に制限がある。このキヤノワードはどれぐらい入力できるかは不明だが、かなりの字数のひらがなが入る。これだけ大量に入れてもサーチを押すまでは、連文節変換等に見られる、かな入力中に文法解析、先読み処理などまったくないからできる芸当だ。


ひらがなを入力後《サーチ》を押したところ

    ある程度ひらがなを入力して、サーチを押した段階で登録されたよみにあたる単語を熟語変換する。バックスペースは入力したひらがなを一文字ずつ後退して削除する。確定した文字だけもしくはカーソルキー・スペースで動かした時は、カーソルを左に移動させるだけになる。

 

写真の例は、《ほんじつはせいてんなり》を入力後、サーチを押した例。ほんじつにカーソルが移動。ほんじつにあたる熟語・単語があると示している。漢字にするには、《次候補》を押し、目的の熟語・単語が表示されたらサーチを押して確定する。

 無変換は次候補を押さずにさらにサーチを押して確定する。この他にもひらがなを反転(未確定状態に戻す)したあと再変換するキーもある。変換操作が全然違うので詳しく書くと、本ができそうな分量になるので別の機会に説明したい。


スクリーンエディタというよりラインエディタのような編集画面



編集画面。改行を押しても画面は変わらない。

 当時30万円を切る機種。当然のこととしてコストダウンの産物が多々見られる。漢字変換を熟語変換にとどめ、書式設定も、スイッチで切替え。(ソフトウエアでの複雑なプリンタ制御は不要)。それに、編集画面もラインエディタのような表示を行う。改行しても変わらない。センタリング、右寄せしても制御文字だけ入る。


書式設定スイッチ

 本体には5500文字の容量があり、文字記憶終端記号まで1行で延々と続く。逐次印刷を押して改行キーを押していけば用紙に印刷される。よってレイアウト表示も不要。徹底的にコストダウンを図っている。
 この方式がいい面は軽く、定形書式ならば早く作成できる点が挙げられる。個人で案内状・作文、報告書などたくさんの書類を必要とせずかつ美しい文書を作るのは当時としては十分過ぎる機能だと思われる。漢字変換がマニアック過ぎなければ、今でも簡単な文書を作るのに十分使える。

 機能は単純でも、文書を作るのには最低限の機能が入っている。(※コピー&ペーストはない)機会があればまた取り上げる。

2010-09-19

さらばiPhone3G、ようこそ843SH。


■運用終了したiPhone 3G

 2年前、田舎の両親用にソフトバンク電話機簡単携帯(821T)と一般携帯電話2台、それに、私が連絡用に簡単携帯(821T)1台、それに当時人気だったiPhone3G。個人で所有できる最大所有回線を契約した。

 父親がケータイに馴染めずお蔵入り。それに、私の簡単携帯の電池が持たなくなった。ショップにいくと電池取り寄せ。

■簡単携帯843SH導入
 ならばと、父親用の回線と、そしてこのiphone回線を切ることにした。代わりとして、シャープの843SHの簡単携帯防水仕様に変更した。これで田舎との連絡は緊急があっても24時間大丈夫である。もっとも私も、病気なのでいつ発作を起こしても安心なように非常ボタンつきの簡単携帯は手放せない。

 843SHは簡単携帯の最新機種。バックアップ機となった821Tより多機能、複雑。一般の携帯電話にプリセットボタンをつけたような機種。シンプルな821Tが年老いた母親には使い勝手がよい。重さもボタンの大きさも適度。簡単携帯は高機能化・多機能化の追求は必要ないと感じた。(カメラの性能、ボタンの押しやすさは素晴らしい)

■OSアップグレードごとに通信機能ができなくなった。
 iPhone3G。8ギガバイトモデル。維持費が安くなったときに物珍しさにこのスマートフォンに飛びついた。16ギガバイトモデルは人気で入手がいつになるのか分からないー。の経緯を持つ。

 無線LANに接続してYouTubeなど見て楽しんでいた。PCとも連携できるので便利だと使っていた。ただ、itunesのアップデートが度々なのはうっとうしかった。

 ある時OSのアップグレードを行った。バージョンをあげた後、無線LANにつないで突然切れるようになった。次のアップグレードで完璧につながらなくなった。音楽とアプリを使っていたので気にならなかった。

 OSのバージョンを4にアップグレードすると、肝心な電話まで圏外表示で使用不能。復元して戻す作業して残念無念。タダのiPod状態。2年間の分割払いも終わったので、迷わず解約。人気のスマートフォンで先進的機能が織り込まれていたのは分かる。

■スマートフォンに置き換わるのはいいとしても。
 スマートフォンの、「フォン」が機能しなくては、無駄に基本料金とパケット定額の最低額を払っている。関係者の間では、いずれスマートフォンに置換されるという話もあるらしい。ただ、携帯電話は災害時の非常通信を除いて、通常の生活においては、通話機能は満足が必須。あまりいい思いではなかったマシンであった。

 このipod化したiphone3G。それでも欲しいという知人に贈呈してあげた。音楽を聴ければよいからという言に、即、プレゼントと相成った。プログラムにはバグが付きものとしても、もう少し安定してから供給してほしかった

2010-09-08

【Ubuntu】パッケージの初期化中に解決できない問題が発生しました。

 ハードディスクがクラッシュして換装したダイナブックにUbuntu9.04をCDからインストール。ネット経由で9.10にアップグレードすると動かなくなる。その経験は2度目。別のPCで、8.04を9.04にアップグレードしたとき、インストールに失敗。タダの箱に化してしまった。
 MS系を長く使ってきて、Linux系は初心者。なんだこれぐらいも知らないのかと言われても致し方ない。人気があり次第に普及率が上がり、MS-Windowsに取って代わると思われそうなOS。
 オープン(自由度が高い)なのは、逆に初心者にとって敷居が高く、システムを生かすも殺すもいわゆる《自己責任》とされる。

 ただし、自動アップデートするのはよいが、ディスクアクセスを延々と続られて、こういうエラーを出されても面食らう。


■エラー画面

■エラーの内容

 インストールしたプログラムをアップデート中に何らかの矛盾が生じてエラー。人間側はインストールボタンを選択して、マシンが自動で行う。何かのそれがこけたかだけは分かるが何が不具合を起こしたのか不明だ。(YouTubeをみるのにFlashPlayerを落としたのが原因か。8.04用のdebファイルでインストールがまずかったのか推測の範囲内。主原因は不明)

 ここまでは日本語。英語の画面が出てきたとき、そのまま対処できればいい。ただ英文がからきしダメな初心者の私は進めない。

 RPGのように探求すればよいが、設定を間違ってPCを前途多難にさせてもせっかく快適に使えるようになったダイナブックに長いインストール作業が待っている。

 エラー内容を《パッケージ情報を初期化できませんでした》と検索するとUbuntuフォーラムが出てくる。

https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php=3003

 上記URLに質疑応答がある。質問者の事例は、《 /etc/apt/sources.list の 56 行目が不正です (dist parse)》だ。残念ながらこのような表示はでなかった。

 端末からsudo gedit /etc/apt/sources.listを入力して、sources.listファイルの56行目を消して対応。今回の例は、エラーの行数などでていない。エラー文の他の部分で検索すると、sources.listファイルが壊れている。一から書く方法もあるが再インストールが早い、などなど。再インストールしたくないからフォーラムに質問を書く分けであって、それしかないなら実に不便きわまりない。

 このファイルに様々な情報を書き込むと(もちろん英文テキスト)、安定化版、不安定版のプログラムのアップデート可否が調節できる。熟練者にはエディタをあげて書き換えれば楽な作業。インターネットとメール、オフィスアプリケーションを使うだけのレベル(私も含め)では、お手上げ状態。もし、このエラーの対処法で読まれた方は、Googleなどを使って調べてほしい。質問されても対処できかねる。

 書き換え方が分からない場合、このようにしてアップデート動作を止めるしかない。

 場所→コンピュータ→ファイルシステム→etc→aptの順にクリックしていき、sources.listをクリックすると、ソフトウェア・ソースのウィンドウが開く。そこにあるチェックをすべて外して閉じる。ただし、電源投入して立ち上げるか、再立ち上げを行うと、《パッケージ情報を初期化できませんでした》を表示するまで、使用できない。約3分ほど待ち時間が増える。

 あくまでもこれは応急措置。重要なアップデートなどできなくなるので注意が必要だ。エラーがでると端末を開いてコマンドを入力、英文と格闘。MS-Windowsで例えるとコマンドプロンプトの操作が要求される状況。自由度と自己責任とはいえ、初心者にはまだまだ敷居が高いOSだ。

2010-08-26

英文音声合成で遊んでみる。

 Windows XPのコントロール・パネルに、音声認識という項目があり、開いてみると、

Onsei

 次のテキストを使って《音声を再生する》の項目にテキストを入れると音声読み上げをします。ただし日本語テキストは再生しません。できるのは英文だけ。

 試しに日本語文をローマ字で書いただけでは、英単語の綴方規則で音声を合成してくれます。

例えば、《桃太郎さん、お腰につけたキビダンゴ。》をローマ字で

Momotarou san,okoshi ni tsuketa kibi dango.

綴って音声読み上げすると、何か違う。日本語に近い音声をするには、

Momaw tarow san. okosee knee tsukay tah.  que-bee-done-goh.

 このようにすれば、日本語の《ももたろうさん。おこしにつけた、きびだんご》に聞こえます。

おはようございます》は、Aukhayaw gozaimasu といれたときに日本語らしく聞こえました。
こんにちは》は、konnichwa。《こんばんは》は、conebamwaといれた時が一番日本語らしく聞こえました。
 《きょうは、いい天気です》は、Kiaw or, eeh tenkee desu.

 

英単語は綴ったとおり読まないのが信条。さて、どのように綴れば日本語に近く聞こえるか試してみましょう。

2010-08-22

【N-08B】キーボードは優秀だけど中身はFOMA

 NTTドコモが平成22年 8月に投入したPROシリーズ《N−08B》

  同社製のシグマリオンの再来かと思う機種なので左にその機種、右にN-08Bを置いてみた。一回り小さくなっている。
 10年も立てば小型軽量化、カメラに電話機能、フルブラウザ、無線LANまで入れて技術の進歩を感じる。

 さて、この機種、スマートフォンと比較され、すこぶる不評だ。はっきり言えば、FOMA端末にQWERTYキーボードを取り付け画面を広くしただけだ。フルブラウザにしてYouTubeをみようとすると、

 

  携帯電話用ブラウザと同じ、3分ごとに分割再生される。jigブラウザというアプリを入れると全編再生されるようだ。

 スマートフォン(IS01)と比較すると、

  大きさはIS01が小型軽量。Youtubeもすべて再生。(どちらも無線LANにつないで使用)それにカメラも前後にある。N-08Bは文字入力は快適。写真添付のブログをそれでつくるとカメラが自分撮りのみ。

 設計時にNECカシオモバイルコミュニケーションズの設計者がカメラは1つでよいとしたのかは不明だが、テレビ電話だけで充分と踏んだのだろう。

 30万画素のカメラを画面と反対方向にもつけておけば、別の携帯電話からBluetooth・赤外線、メモリカード差し替えをする手間を省いてブログ更新・メールも楽しめるのに、中途半端で、やっつけ仕事でしてしまったのか残念である。

2010-08-19

【まるごとう】Windows所有者以外は見られません〜ご自慢の3D地図

 五島市公式サイト《まるごとう》。http://www3.city.goto.nagasaki.jp/
 ここの目玉が五島市を3D地図で見られる。ただし、これはユーザを選ぶ。どのように選んでいるのか。見てみよう。

■OSを選ぶ

PC環境
  推奨構成 最小構成
OS Windows XP, Windows 7 Windows XP
ブラウザー InternetExplorer 7以上
Mozilla Firefox 3.6以上
InternetExplorer 7
Mozilla Firefox 3.6
CPU Coreプロセッサー以上 Celeron 1.3GHz
メモリ 2GB以上 1GB
ビデオメモリ(グラフィックカード) * 512MB VRAM(3D対応)以上 256MB VRAM(3D対応)
画面解像度(色) 1280x1024(32ビット True Color) 1024×768(16ビット High Color)

  まるごとうウェブより引用。ご自慢の3D地図を堪能するには、対応OS、それもMS系が必要。Mac・Linuxユーザはプラグインがインストールできない。
 強引にやってみた結果がこれ。


 分かっているが、動作しない。PC=Windowsという発想から来ている。
■スペックを選ぶ
 Windowsを持っているから安心。ではない。Windows Vistaはないのはご愛嬌としても、中古で買ってきたPCで動かすのも無理がある。最低でもメインメモリ1GB、推奨2GB。
 
ジャパネットたかたのウェブページ並んでいる最新モデルのPCなら充分。ただ、1GB以下のメモリも積んで稼働しているPCもまだ多い。なのにこれだけのスペックを要求する製作者(NTT西日本)は最新型PCを買えといわんばかりである。もちろん512MBのメモリのPCではまともに動きもしなかった。

■知識の軽重を選ぶ
 PC所有者が、推奨スペックの仕様をみて理解できたと言う人はどれだけいるのか。理解できる人から、電源を入れてとりあえずワードで文書を作れる程度まで様々だ。事情が分からずにインストールして動かないとイライラしている人の姿が容易に想像がつく。

 これだけのいわくつきな3D地図にどれだけのアクセスが見込めるか。聞くところによれば市・市議会関係者は観光客増加に貢献すると言ったそうだ。最新PCでなければ満足に閲覧できないサイトに観光客が増え、お金を五島市にたくさん落とすことができたらすごい営業力だと言えよう。その前に肝心の五島市民の何人が3D地図を見て役立てているのか聞いてみたい。

 このようなウェブサイトを作ってしまったのか、五島市民はもっと市政に関心を持ってもらいたい。議員ももっと議会で追及してほしい。早い話このウェブサイトにムダ金をつぎ込むぐらいなら市の生活基盤整備に注ぐのが市民のための市政だが、いかがだろう。中尾市長殿。

【Ubuntu】復元、設定、Youtubeを見るまで。

 日刊NANZO
 平成22年 8月19日号要約
http://plaza.rakuten.co.jp/nikkannaozo/diary/201008190002/

  解像度設定を更新完了した。設定ファイル書き換えないとまともに動かないシステムとは。
 世界の潮流はWindowsよりLinuxなどとUbuntu派は書いています。PC初心者(私も含めて)Linuxから一歩遠ざかったようです。敷居が高いOSというイメージがついてしまいました。といいつつ、今回の記事はそのUbuntuを復元させたPCから書いています。

 次はYouTubeでも見ようとブラウザを立ち上げると、

 インストール作業が要求されました。苦難はまだまだ続きます。Adobeのサイトへ進み、Flash Playerを入手へ。

 《Ubuntu 8.04+用.debファイル》をすると無難に作業完了。この日記を書いた平成22年 8月19日現在、《Ubuntu 9.04+用APT》ではうまくいきませんでした。
 10分程度待ってインストール完了を待ち、YouTubeウェブサイトへ接続すると、

  YouTubeもニコニコ動画も見られます。これでしばらく楽しめそうです。あとは、Windowsネットワークにつなごうとしてもマウントしていませんのエラー一辺倒なので検索して探すことにしましょう。

Ubuntuアップグレード失敗

 HDDが故障したダイナブックを分解して、別のPCのHDDを換装。同じ東芝製だった。 そのHDDも中身がめちゃくちゃ。ubuntu8.10から9.04にアップグレード終了後起動しなくなった代物。

 換装後、9.04をインストール。画面設定がなぜか800×600、640×480しか選べない。システムがディスプレイの種類を認識できずに、とりあえず表示できる状態にしているようだ。

 関連サイトを検索する。
 コマンド叩いて変更すればよい→コマンドが見つかりませんとの英文。
 xorg.confを書き換える→うまくいった。
 そのサイトに書かれていた方法が、

■アクセサリ→端末から
$ sudo gedit /etc/X11/xorg.conf

■テキストエディッタを開き

 

Section "Device"

    Identifier    "Configured Video Device"

EndSection

Section "Monitor"

    Identifier    "Configured Monitor"

    Vendorname    "Generic LCD Display"

    Modelname    "LCD Panel 1024x768"

    Horizsync    31.5-48.0

    Vertrefresh    56.0 - 65.0

    Modeline  "1024x768" 65.0 1024 1048 1184 1344 768 771 777 806 -vsync -hsync

EndSection

Section "Screen"

    Identifier    "Default Screen"

    Device        "Configured Video Device"

    Monitor        "Configured Monitor"

    Defaultdepth    24

    SubSection "Display"

        Depth    24

        Modes    "1024x768" "800x600" "640x480"

    EndSubSection

EndSection


 http://d.hatena.ne.jp/iwa/20091108/1257666791のウェブログで示された方法で書き換えると、画面一杯、ゴキゲン一杯の画面表示になった。


 数日使っていると、次にアップデートとアップグレードの表示が、アップグレードを選び約3時間近くの時間を掛け9.10にしたところ、真っ黒画面にログインを要求する文字が、当然ログインしても立ち上がってくれない。これでは、MS-DOS時代のパソコンみたいだ、とまた9.04のCD-ROMから入れ直し。

 iphoneもアップグレードすると、無線LANが使えなくなり、最新のOSにアップグレードすると電話が使えなくなった。ソフトバンクに訪ねると、復元したのち再度アップグレードを。1時間かけて試したところ、やはり圏外だった。

 私がビギナー過ぎるのか、システムが複雑なのか、創作に時間を費やしても苦にならない。ただ待つ作業はさすがに疲れる。

 Linuxは興味津々。しかし、ubuntuは疲れる。マニアックで改造したい人はいいが、アプリケーション使って通信、文書、表計算、写真・動画整理、加工だけ使う人には楽で無ければ誰も使う気は起きない。

 真剣にWindows7PCを欲しくなった瞬間だった。

2010-04-25

【SONY】フロッピー販売中止

 ネット配信ニュースでソニーが平成23年3月にFDの販売を中止するとの知らせが。

 大容量のフラッシュメモリの安定的普及で、使用頻度が落ち当然の成り行き。

 ワープロ専用機、PC-9801と、3.5型のFDを外部記憶媒体として20年近く使ってきた。
 MS-DOS+ワープロソフトかテキストエディタと漢字変換(当時はFEP)ソフトを1枚のFDに入れ使っていた例を今の若い人は知らない。それだけ、記憶装置の大容量化は進んだのである。

 FDもスーパーディスクの登場で、32メガバイトにフォーマットして使えるのも登場したがいつの間にかフラッシュメモリに取って代わられた。切手代の大きさでギガバイト単位の容量、2ギガバイトなら2000円出せばおつりがくれば、なおさらである。携帯電話の普及も拍車をかけたようだ。

 とりあえず、3.5型を開発売り出したソニーが発売中止なので、すべてが無くなるのにある程度時間はかかると見られる。カセットテープは無くならなかったが、FDは無くなる日も見えてきたようだ。


2010-03-08

【DSi】毎日育てる日記カレンダー

 任天堂DSiニンテンドーDSiショップでダウンロードして購入できる、IEインスティテュート製の《毎日育てる日記カレンダー》。200DSiポイントで購入できる。

 日記を記入すると画面右側のキャラクタが成長行く寸法だ。赤ちゃんから大人までいき、キャラクタが変更になり繰り返し。日記を毎日書くとそれが元気に動く、育成ゲームの要素を取り入れ三日坊主を防ぐのが目的のようだ。

画面下部の入力画面。日記本文は1レコード全角45文字。手書き認識でJIS第2水準まで対応している。認識速度は早く、入力も快適である。認識に使っているのはパナソニック《楽ひら》本文フォントはシャープ《LCフォント》その他のフォントはフォントワークス社のフォントを使用している。

 日記以外の項目には、起床就寝時間、三食とったかのチェック項目がある。

 カレンダ表示画面。カレンダは2年分しか表示しない。翌年になれば自動的に表示される。画面下の何の日?をタッチすると6文字限定であるが、1項目の予定が書き込め簡単なスケジュール管理もできる。

 

 入力したデータは本体に約2年分自動保存可能のほか、SDカードに最大1年分CSVファイルに保存でき、マイクロソフトオフィス等で活用できる。子ども向けの日記帳だが、もちろん大人でも十分使用に耐えられる。普段はずぼらで日記が1週間も続かないな私もすでに3か月も使い続けている。

2010-02-04

【ホームU】電波干渉の悲劇 10分でパケット定額上限額へ。

 動画配信サイトをケータイで見るためにはパケット定額料4410円(税込)払わなくてはいけない。

 動画配信サイトの番組を見るのに有料だから4410円節約するために、ホームUを入れた。

 突然転送速度が低下、画質と音質が落ちた。混雑で遅くなったと思うにはおかしいなと画面をよく見ると、無線LANモードからFOMAモードにこっそり切り替わっていた。それも室内で電波が届いているのに。(動画閲覧アプリを使っているので、横長表示にすると、接続マークが→だけになるので、気がつかない)

■衝撃の465,000パケット転送
 パケ・ホーダイ ダブル上限額確定

 気づいて10分後にいったん中止したところ、また無線LANモードに切り替わっていた。料金請求のページでパケット使用量を見たら、465,000パケット。やられました一発上限額確定!(笑)
来月は4410円パケット料金がかかる。悲劇の10分間はこうして終わった。


■ホームU対応機器 N906iLの画面

 

WLAN-FOMA切り替えボタンは押していないことは確認済。

 よくよく考えたら、携帯電話機のそばで、任天堂DSを使ってインターネットを見ていたのが原因だった。ホームUとは別に無線LANの機器を使って接続しているので、電波干渉を起こして、気づかないうちにFOMAモードに切り替わっていた。
 WLAN-FOMAモードを自動から手動切り替え設定して失敗しないようにした。
  また、電波干渉を起こさないように、DSとケータイを極めて近づけないようにするよう対策を講じた。それにしても動画ストリーミングのデータ量は莫大であると改めて思い知らされた。

2010-01-28

それでもワープロ専用機を使い続ける。等倍フォント編

 10年前製造中止になり、完全にPC・情報端末に移行した《ワープロ専用機》を会社ではさすがに使わない。日刊NANZO・オヒ!の殿堂3で記事を書くときは、ほぼ100%PC、たまに携帯電話のブラウザもしくはメール機能を使用する。

 とは言えまだ十分に稼働するワープロ専用機は東芝ルポ、NEC文豪mini5それに20年も使った液晶4行表示のカシオワードを退役させる予定はない。修理部品が手に入らなくなるまで現役稼働させるつもりだ。最初の2機種はFDが稼働する限りテキストファイルをPCに読み込ませ編集可能であり、文豪に至ってはかなりの長文(64キロバイト程度まで)が編集できる。

 普段、文章を1万字以上書く機会などあまりなく、ワープロ専用機の文書編集容量で十分。それ以上は、PCのテキストエディタに任せればよい。Windows標準のメモ帳か、フリーソフトを使えば間に合う。

 PCには様々なフォントがあり楽しい、アクセントもつけられる。これは否定しない。大いに活用させてもらっている。ただ、書籍のような整然と活字が並んだ文書を出力させて読むときは、ワープロ専用機にかなわない。
 出力例を挙げる。

 これは、日刊NANZO特別編での記事を、東芝ルポV855で印字させた一部。標準10.5ポイント40字×18行のA4袋とじ書式設定で出力させた。整然と活字が並んでいる。PCの等倍フォントも近い出力を得られるとしても、例示のようにきれいにならない。

 最近、PC出力された文書は、文章全体を均等割付したように1行ごとの文字ピッチがすべて違い、読みづらい。慣れればよいと言い難い。

 

英文をはじめとした欧文は単語で分かち書きしているから、均等割付を行ってもらうのが読みやすい。漢字・かなは、もともと縦書き文字で、単語ごとに分かち書きをしない。ゆえに、文章全体を英文のようにきれいにそろえるために、単語間の空白調整はいらない。

 数字にしても、フォントによって、間延びを避けるため文字を詰めるのもある。これは数字だけなれば気にならない。文章だと妙な空白があり読みにくい。

 これからも基本は頑固として等間隔にそろえてしまうワープロ専用機を使い続けていく。インクリボンはなくとも感熱紙がまだある。20世紀の遺物が現役引退日する日はいつのことか。

2010-01-17

漫画の中の電子計算機 『策に溺れた計算機つかい』

 電子計算機が登場して約65年。飛躍的伸びた計算処理・記憶能力が科学技術の発展から経済活動までなくてはならない道具となった。

 初期の頃の大きな金属の箱が並び、空調の利いた広い部屋という印象とは違い、家電の域まで入り込んできた。電卓戦争を経て、パーソナルコンピュータを生み出す原動力となった。文書を書く、計算をする、絵を描く、写真を編集する、音楽動画を楽しむなど冷たい印象の機械から誰でも親しめる『文房具』と変化を遂げた。それがさらに小型化を図り、掌大の携帯電話になり手軽に通信できる、人体の一部までなり得た。

 文房具(家電)の位置を占めるようになった電子計算機。1990年代のMS-Windowsの爆発的普及まで、電子計算機は人間の能力を超える万能な選手、人身まで惑わてしまう『敷居の高い』装置との印象が根強かった。これは漫画の中にも見られる。今回は、少年ジャンプでの名作漫画『キャプテン』(ちばあきお/集英社 1972年)を動画化した映像(1983年/エイケン/日本テレビ:動画サイト元映像バンダイチャンネル)を取り上げ当時の電子計算機への考え方を挙げてみたい。
※映像は第3回の部分を写真撮影して使用した。

 この漫画の流れは有名すぎるので割愛させていただく。動画版第3回『強敵!金成中』第4回『結束』の映像を見ていく。


■電子計算機による統計情報処理の有用性


 この2回分は、谷口キャプテン時代の第2戦を取り上げている。選抜大会で上位まで対戦相手の金成中学校の『データ野球』に苦しむ話。
 マネージャーが墨谷二中の情報をかき集め、コンピュータで分析させる。映像で出ているそれは往年の名機『SHARP MZ-80K』と思われるものを改造して使用している。画面はBASICのプログラムリストが時折現れる。何かの統計処理らしきプログラムと判断される。今ならMS-ExcelかAccessと言えようか。2007年に公開された実写版ではMS-Excelを使っている。

 かき集めたデータで情報処理を行い、統計に基づく分析を行っている。計算機が弾き出し答えどおりに指示を出すマネージャーのほぼ言いなりの指示が奏効して、完璧に押さえ込んでしまう。谷口キャプテンもデータに基づく行為を見破ったが、裏をかく作戦も失敗。

 ここまで行くと、完璧な情報処理をした金成中へ軍配が下るはずだった。このように統計を根強く収集し、その傾向を分析し、対戦への対策につなげる材料としての計算機の使用は、この1980年代から有用だと認められていたとなる。しかし、動画でのとりあげられかたが負のイメージである。それはなぜなのか。


■計算機に支配された人々


 地道に資料収集をして電子計算機を駆使したマネージャーは《傲慢な憎らしい》中学生つまり『悪役』として取り上げられている。1983年当時、パーソナルコンピュータは高嶺の花でBASIC言語はやさしい部類に入ったにせよ、ある程度の鍛練と知識が必要である。
 巧みに扱える人は、『特別な能力』がある者と尊敬・羨望のまなざしでだった。つまりコンピュータを扱える人は一般の人から見れば《特権階級》視だ。これが傲慢で憎らしい役作りにお膳たてができることになる。ゆえに、冷徹な悪役でなくてはいけないのである。電子計算機が万能機械という象徴として。

 悪役に配置されたということは、日本人が好む『勧善懲悪』の展開からいけば、討たれて善が勝利を収めると導かれる。
 この動画も勧善懲悪の結末どおり、計算機がはじき出した答えに過信しすぎ、選手たちにコンピュータが出す答えにケチをつけるのかと激昂してしまい排除されてしまった。そのナインも計算機どおりしか動くのに慣らされていたため、最終回でとんでもない失点を喫する。
 このマネージャーは情報出力の有用性に溺れ、慢心により身の破滅を導いた。試合進行の作戦の一助とするならば、かなりしまった試合展開になっただろう。
 計算機に支配された人々はこうなるんだ。だから人間の秘めた能力は計算機より優位というのが、1980年代までの電子計算機の見方であった。21世紀になった現代ではそれに支配された人々は陳腐な印象を受ける。だが、電子計算機運用史から見ると、人間と計算機を比較した考えかたを象徴する資料として重要であろう。

2010-01-11

任天堂DSiLLのカメラ性能

 任天堂DSi LLの内蔵カメラで撮影してみました。

 30万画素、保存サイズは、640×480ピクセル。  本体に約400枚。SDメモリカードに最大3000枚。(残容量によって変化する)

HGAL00121.JPG

 縮小はしていますが、掲示板・ウェブログに掲載する分には差し支えないようです。曇天で撮影しましたので若干ぼやけています。

2010-01-05

ワープロの絵文字(NEC文豪mini5HA)

 NECワープロ《文豪》。今回取り上げる取扱説明書は、昭和62年11月初版のmini5HA。CRTタイプのワープロである。

 文豪は5と7(他には3というのも存在したが省略する)が主力機種だった。何が違うのか言えば、5は基本システムとしてCP/Mを使っていたこと、7は、MS-DOS。起動方法も7は編集フロッピーを読みに行き始めて使えたなど、特徴があった。
 5は、特殊なキー操作をするとCP/Mが立ち上がると特徴を生かし、様々なソフトを走らせたという人々も存在している。(詳しくはないので、ファンのウェブサイトを見ることをおすすめする)似たような例としてパナソニックのスララも特殊なキー操作でMS-DOS(ROMバージョン)を立ち上げることができた。

 実はCP/Mを立ち上げたくて、オークションサイトで実機を2500円で仕入れた。製造後20年以上の経年劣化と運輸業者の手荒な扱いに負けてしまい、電源の接触が悪く、おまけにCRTの垂直同期がダメになっていた。どう調整しても垂直同期が治らなかった。ただし、おまけとしてついていた資料、この取扱説明書がついていたことで満足した。

 さて、今回はJIS表外字を扱うテーマなので、早速取説の文字コード一覧表のJIS表外字部分をどうぞ。

 NECのこの取説は区点コードと16進コードの2つがある。写真は区点コード締めてしてる。13区と92区に記号・絵文字を割り当てている。絵文字は天気のマーク、トランプのマークのみだ。
なお13区は16進では2D21~2D7E、92区は7C21~7C7Eに対応する。(シフトJIS(MS漢字コード)、EUCなどとは違う))

 余談になるが、NECの往年の国民機PCー9801での漢字(2バイトコード)は、区点コードでいう13区あたりに半角罫線・2バイト半角カナを割り当ててあったと記憶している。パソコン通信時代にNEC文字などと言われていた。

 取扱説明書は実機に慣れ、そして実機が使えなくなったとき、不要になるもの。今回はワープロ専用機の特徴を知る上で貴重な資料となった。まさか絵文字(JIS表外字)の資料に使えるとは思えなかった。

2009-12-28

ワープロの絵文字(JIS表外字)

 

京都大学の安岡孝一氏が《ワープロの絵文字》の募集をしていることをmixiワープロコミュティで見つけたので投稿した。

http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/495877 (平成21年12月15日記事)

 ワープロの絵文字はJISコードで定義されてないので、思いっきりローカルなコードを使っている。携帯電話の絵文字も同様である。他のキャリアとはデータ通信はJIS定義コードで十分だからという考えからか、絵文字をたくさん使って、キャリアに取り込むために、ローカルなコードでもかまわないという考えかは定かでない。

 今回、現役稼働している東芝ルポの実機をつかって絵文字(JIS表外字)リストをご覧頂こう。使用機種はV855(平成9年購入)。今回は便宜上区点コードを使用する。

■02区(02区15点から02区88点まで)
0201
0202
0203_2

■03区(03区07点)
0301

■04区(04区84点から04区88点)
0401
文字網掛け用パタン


■08区(08区64点)
0801

■10区(10区01点から10区94点)
1001
1002
1003
絵文字領域。10区48点は《フクちゃん》という愛称。
平成7年以前のマニュアルには愛称があった。その後のマニュアルには愛称自体の記述が省かれている。

■11区(11区01点から11区89点まで)
1101
1102
1103

■12区
(12区01点から12区86点まで)
1201
1202
1203
12区76点から12区86点まで人名用俗字など。

■84区(84区33点から84区82点ならび84区89点から84区94点まで)
8401
8402
8403
 84区01点から84区16点まではルポでは本体外字領域で使用。
 84区に定義されているJIS漢字は次のようになっている。
 8401→8491 堯
 8402→8492 槇
 8403→8493 遙
 8404→8494 瑤
 8405→8489 凜
 8406→8490 熙

 これはJIS漢字が定義されたときに、83区まで終了し、東芝ルポでは84区に外字領域をもうけたため起きたもの。
 84区33点から84区82点まで、欧州で使われる文字。

 各社絵文字、特殊記号(JIS表外字)以降のコード割り当ては東芝の場合、基本は08区から15区、84区の未使用部分を使用しています。各社コード定義はまちまちで、90区以降に割り当てているメーカーなどあり興味深いです。

2009-12-09

デジタルレコーダでついに読み書き成功

 オヒ!の殿堂10月31日投稿《デジタルレコーダでは読み出せなかった》 の記事で、安価なICレコーダではデジタル/アナログ変換した音を録音し、再度データとして認めないと結論づけました。だが、あきらめきれずに再度チャレンジすることにしました。なぜなら、テープレコーダでも記録に失敗してしまったから、もう一度試せば何とかなるかもと期待が起きました。

 これが前回使った構成。 カシオワードHW-670 平成5年8月製造)を使いました。CPUはZ-80。液晶2行表示でカセットテープを記憶媒体に使っています。使ったICレコーダは、山善製 デジタルボイスレコーダ VR-700(中国製)。64MBのメモリを持ち、モノラル。(メモ録音には最適でホームセンタで3980円で投げ売りされていました)

 ワープロ側に問題はあるのか、それとも・・・。では録音・再生に使ったケーブルを変えたらどうだろうと試してみました。前回使ったケーブルはステレオケーブルで、録音時の独特の雑音を減らす抵抗入りの製品を使っていたのでそれが録音音質に何らかの問題があったのではと判断。それがない一般のステレオケーブルに変えて同じICレコーダで再度挑戦しました。

 書き込みはできました。読み出しのために、照合作業をしました。すると。書き込んだファイル名が表示され照合が開始されました。どうやら抵抗入りステレオケーブルに問題があったようです。これで一件落着ではなかった。ファイル名表示後に、

《データ不良 再度書込み》

 エラーになってしまいました。録音音質を一番よい状態で録音しました。それでも、信号変換時にデータとして認めてくれない何らかの雑音が入っているようです。ただし、人の耳で聴いてもわかりません。それでは、録音音質(つまり録音形式)を変えればうまくいくかもしれません。

 

 今回使ったICレコーダは三洋製XactiICR-PS285RM)3年前3万円で購入したPCM録音ができる機種です。もちろん録音モードをPCMにして録音開始後、照合作業に入りました。ファイル名が表示され、しばらく経つと。

確認終了》の文字が表示され、データの照合が正常で行われました。全文削除を行ったあと読み出しを行いました。正常に読み出せました。このことから、録音音質(録音ファイル形式)によっては、外部記憶がカセットテープでのみのワープロでは読み書きができることが確かめられました。

 これによってMSX等のPC等では確かめておりませんが、可能ではないかと推定できます。

2009-08-16

MSXワープロユニット MW-24

 MSXワープロユニットMW-24(カシオ)のカセット部分である。この部分にワープロソフトと漢字ROM(JIS第1水準)、3500字ほどの文書記憶用RAMが内蔵されている。カセット上部にケーブルがつながっているがこれは、

 24ドット熱転写プリンタとつながっている。同社製のワープロ専用機の熱転写ワープロと同等品をMSXワープロユニット用に改造している。
 編集能力は、前回取り上げた、カシオワードHW-800JSと同じである。それをMSX用の画面仕様に作っている。

 これが編集画面である。漢字変換、編集機能がすべてファクションキー(またはシフトキー併用)で行える。この時代の8ビットPCのワープロソフトはこの方式が多かったと記憶している。ローマ字入力までサポート(MSX1ではローマ字入力機能はない)がありJISカナキーボードのMSXマシンに使ったときの苦労は解消されるが、漢字変換がファンクションキーで行うため、手を動かす範囲が大きく少々使いにくい。

 文書はカセットテープと、オプションのクイックディスクドライブでの保存・読み出し。FDタイプのMSXマシンではFDが使えない。またこのワープロユニットのプリンタを使って、BASICのリスト印刷はできない。

 ともかくPCの黎明期、このようなおもしろいオプションがでていたことは実に興味深い。

2009-08-15

ワープロ外部記憶装置【RAMメモリ】

 写真は頂き物で、押入でひっそり眠っていたカシオのワープロHW-800JS(製造年は1980年代後半)です。




 B4サイズまで対応。24ドット明朝体印字。約4000~5000字の本体記憶容量。  ワイドな液晶画面ですが、じつはこれ1行表示のワープロです。
 入力編集の24ドット文字表示部分が18桁×1行。8ドットの縮小表示が5行(50桁まで表示)ドットで構成された最大50桁×60行のレイアウト表示です。8ビットCPU(Z80かその互換CPU)を使っています。
 作成した文章は、RAMメモリに保存。(オフションで外付FDD)対応する他の同社製のワープロとの互換は不明です。記憶容量が4キロバイト。カタログによれば8キロバイトもあったようです。

 当時はこれで8000円する代物で、今のように2ギガバイトのメモリカードが1000円程度で投げ売りされているとは隔世の感があります。
 このメモリを使った初期のワープロには、このRAMメモリを使って文書拡張機能があり、編集容量を増設しましたが、如何せん文書が保存できませんでした。
 この他にカシオワードはカード型の16キロバイトのRAMメモリもあり、PDA程度の大きさの小型ワープロ(ポケットワード)と、同社製のワープロとの文書のやりとり、ポータブルワープロのスキャナ読みとり保存用メモリにも使われていました。

 

2009-07-30

実際のところどうなんですか。携帯電話の電磁波

 

病院・航空機内では携帯電話の使用が禁止である。前者はペースメーカと医療機器の誤作動、後者は航法装置への悪影響。

 先日、編集長を見舞いに行くと病院関係者がケータイで内線通話。もっともこれは医療用PHSでミリワット単位の微弱電波。PHSは今では市販されているのはウィルコムだけしか思いつかない。

 使ったことはないがPHSにはトランシーバ機能がありそれを内線にした算段になる。今回はPHSの話ではないので次に移る。
 ケータイから発信される出力は数百ミリワット、周波数はギガヘルツ。基地局は数十ワット以内の出力。電磁波は体に悪影響だと盛んに言われてきた。実際のところ、基地局周辺で人間がチンされた、または、携帯電話を肌身離さず持ったら体の一部がチンされた、深刻な病気になったとは聞いたことがない。

 医療機器・航空機は《マイコン仕掛け》。コンピュータがあるこそ複雑で高度な仕事ができる。それにも電磁波が出ている。試しにAMラジオをPCに近づけたらどうなるか試してみてほしい。
 業務用機器にはそれなりの防磁対策が施されている。(そうでなければ誤作動の山で使えない)急患でポケットにケータイ入れたまま運ばれて医療機器が誤動作して深刻な事態になったことも、それが着信してそれが暴走したなどあるのだろうか。もしあったと聞いたら情報提供を願いたい。

 いずれにせよ、病院と航空機へのケータイは電源オフには越したことがない。そういえば知人の話だが、ある会社のお偉いさんは緊急入院した社員にケータイの電源入れておけと命令したそうで。よっぽどの心配性かケータイの常識が欠けている。こういう人がいる限りマナーが悪い人がいなくならない。

2009-07-08

auBOXを使ってみる

 

 auBOXを使ってみる。月々315円で貸す、セットトップボックスといわれるコンピュータ端末の一種。DVD、CDの再生、映像を対応au電話機へ転送をしたり、動画配信、音楽配信、operaブラウザを搭載する。モトローラ社(中国製)である。OSはLinux。

  auから送られてきた機種に電源を入れ、LANケーブルでつなぐと自動認識されるが、ソフトウェアのバージョンアップを要求されダウンロードすることしばし。トップ画面が出てきた。auoneからブラウザを立ち上げ無事に出てきました。


 日刊NANZOを表示させてみました。もちろんログインして編集もできます。なお、文字入力は付属のリモコンを使って携帯電話方式、ソフトキーボードで入力ことができます。USB端子からウォークマンにも伝送できるようですが、USBキーボードがつながるかは説明書にはないので確かめていません。

2009-06-18

MSX1ワープロソフト《日本語ワードプロセッサ漢字君》


■外観

  MSX1用ROMカートリッジ東芝《日本語ワードプロセッサ漢字君》。製造後20年以上経過していたが無事起動しました。


■PCへ装填

 今回使ったパソコンはナショナル(パナソニック)ワープロ・パソコンFS4700。昭和61年製造でMSX2マシン。カートリッジ接点が経年劣化でうまく動作しないことも。撮影時はカートリッジを無事認識してくれました。


img.jpg
■初期画面

 初期画面はこの通り。このソフトを使うのには当然漢字ROMが必要になる。標準装備された機種はワープロパソコンと呼ばれる機種とソニーの一部機種に限られていたと推測されるので、2つのカートリッジがそろって初めて使えるソフトです。


■文章作成画面

 至ってシンプルな作成画面。テキストエディタから、文字列の移動複写(コピー&ペースト)機能を抜いた内容だ。表示は16ドット×16ドットフォントが15文字×6行とシステム用1行、8ドット×8ドットフォントのモードとカーソル位置表示が1行。


■にちを単漢字変換したところ(左)、きを単漢字変換したところ(右)

 MSX1ではかな入力にはローマ字入力が標準装備されていなかったため、このソフトではそれができるようになっています。MSX2からはシフトを押しながらかなを押せばローマ字入力ができるようになっているため、特にかな入力指定のファンクションキーを押す必要はありません。

 漢字変換、倍角指定などはファンクションキーで行う。このソフトがでた頃に編集長が買ったシャープの8ビットパソコンMZでも、ファンクションキーを使って、漢字変換、編集をするソフトだったので、当時はこれが主流であったと思われます。

 漢字入力は単漢字変換/JIS第1水準漢字の代表的な読み(音読みが基本)と、熟語変換である。熟語は最初からカートリッジに内蔵しておらず、あとからユーザが登録しカセットテープに保存。次回使うときはそれから読み込みます。


■文章を入力したところ

 このソフトは40行×200行の固定となっており、初期の東芝ワープロ専用機の文章作成機能をMSXに移植したものと考えられます。東芝のワープロ専用機ポータブルモデルは、書式設定については1ページ何行にするかの項目はなく、ユーザが改ページマークか、行書式で改ページ指定をするという手動設定でした。印刷設定画面を見ればわかります。


■印刷設定画面

 作成した文章はカセットテープで保存のみです、FDに吸い上げてWinsdows上で編集することができません。今では実用には耐えられませんが時々通電して過去の作品を眺めることにしましょう。