2013-11-20

【Googleロゴ】セルマ ラーゲルレーヴの生誕日

 11月20日のGoogleロゴが、鳥に乗った妖精のデザインに変わっている。
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 《セルマ ラーゲルレーヴ》氏の生誕155周年記念。この作家の鳥に乗った妖精の作品
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 以前、オヒ!の殿堂3で取り上げた《ニルスのふしぎな旅》の作者でした。生誕155周年を祝して、鵞鳥に乗ったデザインへ。
 考えてみれば、この作家の作品、ニルスしか知らないような。世界的に有名な作家なのに、日本語版Wikipediaでは、ニルスの作者のみで、簡単な経歴である。
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 キリスト教関連の作品が主に活動範囲であったようだ。アニメ化され、有名な作品ではある。どんな作家だったといえば、意外と知られていない。作品と作者の背景を調べるのも文学の楽しみ方の一つ。もうすこし突き詰めていこう。

2013-11-03

【小学館】苦心惨憺の労作~世界名作館最終刊巻~ニルスのふしぎな旅

 《ニルスのふしぎな旅》は、スウェーデンのノーベル賞作家、セルマ・ラーゲルレーヴ女史が1906年にスウェーデンの地理を学べるように書かれた児童文学。日本語の完訳版は、『ニルスのふしぎな旅』(全4巻) 香川鉄蔵、香川節訳、偕成社、 ISBN 4-03-651061-4 1982年(Wikipediaより)のほか、抄訳、要約版が出ている。1980年(昭和55年)学研が制作しNHKが放送した同名のアニメーション漫画が有名である。学研もその学習漫画をだしたようである。

 小学館も完訳に近い形の子ども向け世界文学集に収められていた作品の一つに本作があった。小学館の児童向け、欧米文学の漫画《世界名作館》の最終巻に、市川能里氏作画の漫画《ニルスのふしぎな旅》(2013年(平成25年)9月2日初版)が登場した。

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 服装と配色などのキャラクタデザインについては、学研版アニメーション(写真右:学研のウェブサイトより)を作者が意識したと思われる。なお、この市川能里氏は、検索を小学館の学習漫画のみが出力されるため、経歴等は不明である。

 児童文学作品とはいえ、日本語完訳版で数十万字(1000ページ超,英語版約850キロバイト)の分量であるため、1年間の放送に耐えられる分量であった。世界名作館は150ページの分量で作者等の解説を入れ、しかも10歳前後の小学生に内容を壊さずに作品の趣旨を伝えるために苦心惨憺のあとが見て取れる。7月発売予定が8月末近くにずれ込んだ点でもうかがえる。

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■登場人物とそれぞれの挿話(エピソード)の大胆な省略
 年齢層と、限られたスペースのために、登場人物が、ニルスの家族とその家畜、魔法をかけた妖精(トムテ)、冒険の伴侶となる雁・鵞鳥・鷲・雁の群れを付け狙う狐の中心の物語に再構成されている。物語に登場する少年・少女のきょうだいは省かれている。

 また、さまざまな伝説、寓話もほとんど省略され、理解しやすいエピソードのみを取り上げられている。なお、本作で重要なテーマのうち、百年に一度登場するという《海底の町》は、コラム記事として掲載している。(写真)ここは、人間の傲慢さ、を表したエピソードであったので、漫画化してもらいたかった。

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【写真】海底の町 文章として紹介。読解力にも役立つ。

■最大のテーマは裏表紙

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【写真】本作の重要なテーマである《人間も自然の一部》を説くセリフと、初版本の写真。
 ■セリフ
 《 "Om du har lärt dig något gott hos oss, Tummetott, så kanske du inte tycker, att människorna bör vara ensamma på jorden," 》

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【写真】Google翻訳の結果。

 地理に親しみ、民俗・歴史も学習できる小説という目的の作品である。最大のテーマは、《人間も自然の一部》。百年以上前から環境問題を指摘している、作者は先見の明があった。この部分は、裏表紙に原語(スウェーデン語)を示して解説している。ここも少ない紙面で考えられた策。かえって印象が強く感じられる。

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 本編の漫画は、そうおもしろいとまではいかなかった。(低年齢向けの構成のため)しかし、補完する情報が、作者の経歴、スウェーデンのお国柄の記事は興味深く有用だった。この点を入れて、世界名作館版のニルスのふしぎな旅は、労作にふさわしい。

【補足】
・スウェーデン語が分かる方は、原作《Nils Holgerssons underbara resa genom Sverige》テキストはこちら(Wikisource)

・英語版《The Wonderful Adventures of Nils》のテキスト読み上げサイトもあります。→こちら /テキストはこちら

・文学作品の舞台・背景となった地質学 −6−『ニルスのふしぎな旅』『ペール・ギュント』と北欧の地質 蟹澤聰史 地質ニュース第613号(2005年(平成17年)9月)。PDFこちら。おもしろい資料である。

2013-08-26

【永岡書店】国語小辞典の思いで

 

永岡書店は、昭和38年創業、この記事を書いた時点で創業50周年を迎える出版社である。永岡書店の辞書には、だいぶお世話になった。
 中学校時代、今でも販売されている、ポケットにはいる国語辞典《国語小辞典》を購入し、学生服のポケットに忍ばせて、語彙力をつけるのに大いに役だった。難しい言葉かつ長い時間をかけて講話をする校長先生の当時わからなかった言葉を辞書で引き、そういう意味だったのかと、退屈な時間を国語の自習として使った。手荒に扱ったため、表紙が外れ、ページの隅が折れた。それでも、学校指定の中学生用辞書より軽かったためぼろぼろになるまで使い、新しい国語小辞典に買い換えた。
 写真は、昭和61年初版、昭和63年第4版のパステル・ミニシリーズの国語小辞典である。
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 表紙が変わっただけで、中身はそのままであった。小さな活字で、よく詰め込めたものだと感心する。日常生活で文章を書き、漢字がうろ覚えの対策にと、これ一冊で十分。どこでも持って行ける。

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 どこに行ったのか行方不明になっていた。掃除をしていたところ、数年ぶりに《発見》となった。
 電子辞書が隆盛になっても、これなら電源不要、ポケットに忍ばせて、すぐに言葉の意味を調べる。常用漢字表改訂後の新版が発売されている。売価500円。電子辞書の数万円と比べても、はるかに安い。改訂版をほしくなった次第である。これからも出版を続けてほしい。

2013-05-09

【児童文学】続・瞳の中の少年~十五少年漂流記

 オヒ!の殿堂3、平成25年4月23日号《【児童文学】十五少年漂流記と動画化した瞳の中の少年》の記事を書いた。
 小説は小学校に抄訳・再構成を、中学校時代に《二年間の休暇》の全訳を読んだ。空想科学小説の大家が書いた、ジュール・ベルヌ氏の虚構。よって設定上に無理があったとしても、対立、友情、信頼をもって無事に無人島からの帰還を果たしたくましくなったという趣旨がいまだ読み継がれている所以。

 

小説よりもさらによく仕上がっていると個人的に感じたのが昭和62年日本アニメーション制作の《瞳の中の少年~15少年漂流記》(註:なぜか算用数字に改めている)である。
 前回の記事にも書いた通り、4月13、14日にカートゥーン・ネットワークの《ポップコーン》枠で放送された。日本アニメーションの紹介では84分の映画と記している。ポップコーン枠で放送された映画は66分弱に編集されている。

 映画の主題が《問題を解決していき、友情を深める》を重点に置いているようで、小説の流れを踏襲し、小説終盤での悪者の熾烈な戦い、ブリアンと弟の身を挺しての行動などの冒険活劇の要素を薄めるか省略、変更を行っている。
 動画で説明されていた二週間の航海が、推定一年の自然と親しむ創意工夫満載の戸外活動といったつくりになっている。

 子供時代、休みになれば、野山、大きな岩が転がる海岸・磯を駆け巡った記憶がある私にとって小説と動画の設定が違っていようとも、そんなことはどうでもよい。子供時代の駆け巡った記憶と相まって、十六番目の配役として大人になった現在でも同化できる。
 動画作品の真骨頂は、原著でブリアンと対峙を繰り返していたドノバン(訳本によりドニファンとも)の大幅な設定変更である。動画の一部をあげる。
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 ドノバンに漂流の原因を作った原因は僕だと打ち明けたジャックを殴り倒し、理由を聞いたドノバンが《艫綱(ともづな)をほどく前に俺に言え》と言って目くばせをしている場面である。次の場面でジャックのしでかした原因をドノバンのこととし、ジャックがその秘密をばらそうとしたとしたから(やむを得ず)殴ったと兄ブリアンに説明している。

 21世紀初頭を生きる子供たちにどのように映るかは興味あるとして、動画が作られた時代少年だった世代には思わず《気風が良い》少年像にとらえられる。
 そのためドノバンの設定変更は次の論理で行われたと考えられる。

 1)ジャックが父親から夏休みの航海に強く反対されたため事件を起こしたを吐露した。
 2)ジャックを殴り飛ばした。理由を聞くと父親の行為に反抗したのが起因だった。これにドノバンが共感した。
 3)ドノバンは父親が嫌いであった。なぜならば父親が酒を飲んでDV(配偶者、近親者暴力)を繰り返していた。
 4)上記の家庭状況から、周囲にも反発していた。

 原著のお金持ちのオトノサマのようだった少年像とは違い、死語になりつつある《ガキ大将》そのものに仕上がっている。動画はジャック役の声優が語りも行って冒険を振り返る形式に仕向けられている。この動画の真の主役はドノバンである。こうなると小説での主役であるブリアンの影が薄くなっているように感じられる。また、小説のようにジャックが事件をおこした罪にさいなまれたも大幅に省かれている。
 惜しむらくは、DVD化がまだであることである。お仕着せの道徳番組を視聴するより、この作品は道徳的効果が高い。

 漫然と芸人の座談会、食べ物を粗末にする無駄な挑戦を延々流してばかりいる地上波テレビ。大人も子供も楽しめる作品を生み出す力が失せてしまったのは残念である。

2013-04-23

【児童文学】十五少年漂流記と動画化した瞳の中の少年

 十五少年漂流記は、SFの大御所ジュール・ベルヌの冒険小説。
 小学生から中学生にかけてこの本の抄訳そして、原題の翻訳《二年間の休暇》を何度となく読み、仲間、友情、共助の必要と素晴らしさを説いた小説であると汲み取った。震災後に執拗に流された《》の言葉で片付けられてしまってはもったいない作品である。
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【写真】日本アニメーションの動画紹介より
 写真に挙げた動画は、昭和62年(1987)に日本アニメーション制作、フジテレビで放送した特別番組。本作は先日カートゥーン・ネットワークで初めて視聴した。
 原作は、フランス人のブリアンと、イギリス人のドノバン(ドニファンとも)の確執、分裂そして、悪者たちが漂流先の島へ漂着したことにより、協調へと変わり、仲たがいが解消した。2年間の経験で15人は成長し物語は大団円となる。
 ブリアン対ドノバンの対立は小説が書かれた19世紀後半の西欧列強の外交関係がにじみ出ている。どちらが世界の主導権を握るかが、無人島に漂着した少年の行動であらわれている。
 動画版は、漂流に至る事件を作ったブリアンの弟ジャックの冒険終了(帰還)から3年後に振り返る作品として仕上げている。
  漂流に至った事件は、動画版では家の決まりを守れないからと、クルーズを父親に反対され、それでも参加したいと夜に船に忍び込み、船員がいると思い込んだ上で、艫綱(ともづな)をほどき《出航》させしまったと説明されている。事件の告白は原作では兄のブリアンにしているが、動画ではドノバンに行って殴り飛ばされている。
 原作より動画がドノバンのかっこよさが強調され、小説の相互の分裂になるまでの対立は極力薄められている。ジャックの過ちまで被り、兄より尊敬される存在になっている。
 《衣食足りて礼節を知る》だったからこそ、原作も動画も少年たちの共助が成立した題目の一つであった点も注目しておこう。幸運にも船が淡水が潤沢にある島へ漂着した。船に積んでいた食糧、物資が数か月の生活を維持できる範囲であったという設定と違っていたならば、苛烈なサバイバル物語になっていた。
 著名な児童文学は、原作と動画の設定は大きく相違している。動画版においては趣旨である仲間の重要性は壊さず、むしろ強調して描かれている。
 ある情報を取り出して紹介するときに、事実なら要約の許容範囲、文学作品ならどこまで改変してよいのか、趣旨を維持できるかの参考として視聴するのも一興である。

2012-02-05

【百均】ダイソー外国語ブックシリーズ~百均でできる語学学習

 百均大手ダイソーはこれまでも簡易辞書ならびに語学書(会話集・単語帳)とそのCDを出してきた。英語をはじめ、世界の主要言語の会話集が105円で揃う。
 今回出したのはA5版タイプの新しいダイソー外国語会話本。従来の別売りCDは明記なし。基本会話、言い回し、単語が挿絵を交えて編集されている。
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【書名】ダイソー外国語ブックシリーズ4 イラストでわかる英語会話ブック
【著者】ゲイラ・石川
【出版社】大創出版
【出版年】平成23年(2011)
【ISBN】4-549131-061048

 英語圏(アメリカ)に旅行へ行くを仮定した会話集。旅行せずとも105円で海外旅行情報もついている会話集。思いっきりマーカー線引き、書き込みして汚しも躊躇なくできる。

 

105円で簡単かつ必要最小限の語学学習ができるとは恵まれている。学生時代のように文法、英作文の試験のように頑張りは無用。受験、語学検定は専門書・参考書というところだが、日常会話の学習ならこれでも十分すぎる。
 高い学費払わずとも105円でいつでもどこでも私的語学学校開講。興味を抱けば専門書買って学習すればよい。百均語学書、活用しないのがもったいない。肩の力を抜いてのんびりと自分の速度で外国語に親しもう。

2009-10-24

やはり異色作です《わたしのアンネット》~世界名作劇場

 子供時代を振り返っていると、世界名作劇場をよく見たなと思う。それも、高校時代の昭和61年まで。一般にこのアニメ番組は日曜日の19時30分に全国ネット放映が基本。当時、長崎では当時民放2局NHK総合・教育のみ。

 

放映した民放局KTNテレビ長崎は、1週遅れの18時から放映。世界名作劇場を見て、そのままサザエさんと日曜夕方のアニメタイムという編成であった。(※平成3年10月に民放4局体制になり、19時30分に放映が移動した)

 この時間帯には親がどうしてもみたいテレビ番組がなかったので、チャンネル権でもめることもなかった記憶がある。長崎でも19時30分ならば、よほどおもしろい内容を投入しないと苦戦したと思われる。民放4局体制になった時代には見ていなかった。このアニメ番組がフジテレビの地上放送では平成9年に終了は知っていたが、現在は別の放送(BSフジ)で復活していることも今回の記事を書く時点で初めて知った。これも多チャンネル化の恩恵の賜か。

 チャンネル権はもうとっくに死語に違いないが、一家に一台、ビデオデッキが高嶺の花でとても手に出せない時代には、どこの番組を見るかの争いになった記憶が。兄弟げんかも派手にやった記憶がある。

 《赤毛のアン》は個人的に秀逸だと思う。原著では、アンのその後の話が続いていく(残念ながら私も赤毛のアンの原著は読んだがその後は読んでいない)。新版世界名作劇場でぜひ作ってもらいたいものだ。うまく作れば、再び地上波でも楽しめる期待がある。

 前置きは長くなったが、赤毛のアンの次に実に興味深く見ていたのが、《アルプス物語 わたしのアンネット》(昭和58年)(あのハイジではない)である。テーマが宗教と、今までの名作劇場にはない《主人公の弟が崖から転落》というサスペンス劇場でよく見る転落シーンが鮮烈なインパクトを与え記憶から離れない。当時放映されていたNTV《火曜サスペンス劇場》のテーマ曲をだぶらせてしまったほどだ。


■小説版 アルプス物語 わたしのアンネット(竹書房 平成16年11月初版)
ISBN4-8124-1840-2
※楽天ブックスで購入

 主人公アンネットと、事実上の主役、ボーイフレンドのルシエンの確執などという話の展開は記憶不確かになってしまっている。中学生だった私が25年以上たってもこの場面は、俳優松田優作がNTV《太陽にほえろ!》でのジーパン刑事殉職シーン同様、繰り返すが離れない。

 ファンサイト、Wikiなどの資料を見ると、視聴率はふるわなかったとある。これは当時校内暴力、学校内のいじめが熾烈になった時代に、やられた側には共感を持った作品ではと私は今でも考える。

 
事実上の主人公ルシエンが取り返しのつかない事件を起こし(ほぼ回復不可能に近い状況までたたき落とされている)、疎外感と孤独感を否が応でも余すことなく味わった、いわば奈落の底にのたうち回るその仕草が、視聴率では推し量れない隠れたファンがいると言えよう。

 原典が英国の作家パトリシア=セント=ジョン氏が昭和25年に発表したキリスト教の宗教観を前面に出した《Treasures of Snow(雪のたから)》を元にしていることはファンに取っては既知の事実。いのちのことば社から平成8年に新版として発行された、邦訳の入手は地方都市では困難で、キリスト教教会・施設が多数ある長崎市でもキリスト教関連書店に赴いたが残念ながら品切れ取り寄せであった。

 知人からこの本を借りて読んだことがあるが、宗教の違いとはこのようなものかとはっきり感じ取れた。決して信心深くない仏教徒である私にとっては、宗教が根底にある道徳観がどのようなものあるかだけは読みとれた。欧米人と真っ当に渡り合うにはまずこの見方から理解すべきかと思うほどである。

 アニメでは原典の《罪と赦し》を土台に、《友情》というテーマが強調されている。困難に直面したらどのように復元してくのかという、一つの解が示されている。端的に言えば、復元不可能にまで冷え込んだアンネットへの関係復元一大プロジェクトの軌跡と言えようか。

 あるファンサイトでは子供に見せたい番組とあるが、この意見には賛成である。ただし、何でも子供に悪いとBPO、テレビ制作者側に言いたい放題のクレームをだす輩に、主人公弟の崖からの転落場面だけをことさら取り上げ、《子供に悪い》《犯罪を助長する》等から放映中止にしろという苦情があがり、今では制作または地上波での再放送ができないことが十分に予想できる。

 最後に、写真で取り上げた小説版の感想。一言で表すとイマイチ。小説の展開は興味深いが、表現にもう一工夫欲しかった。だが、中学生時代の記憶を振り返るには実によいきっかけにはなった。ファンには悪いが書かせてもらおう。


この続編は日刊NANZO特別編でお送り致しますので、ご参照ください。