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2010-10-16

iBUS(Imagnary Bus)

 バス時刻表等を検索していると、見かけないバス会社・あまり聞いたことがない路線などが結果として出力される。
 高速バス路線で、いつから運行開始になったとよく見ると新しいバス事業者が参入したのかと読み進む。そういえば、観光バスの免許だけもちながら《ツアーバス》と称して路線バスまがいな運行も目にするようになったから、こういった類な会社だろうと思っていた。

 しかしもっとよく見ると、どうも違う。ありえない都市名がでてくる。そうだ。これは《架空バス》と言われるバスマニアの人々がこしらえたウェブサイトだった。

 どのマニアの世界にもある件。それはフィーバーしすぎて、他のメンバとけんかをしてしまい収集がつかなる。自前のサイト、リンク先のサイトの掲示板からバトルが始まり、飽き足らずかつ野次馬が押し寄せ、2ちゃんねるでスレが立ち。諸悪の根源とされたユーザは完膚なきまで叩きのめされる。

 ここではあえてどこだと取り上げない。平成18〜19年頃に架空バスの車輌画像の件で一悶着あったようだ。過去ログもまだ残存している。通常ならdat落ちしているはずのスレッドがまだ見られる。対立の根は深く見受けられる。

 この架空バスと言われる趣味。この記事を書くまで感心がなかった私から見て何が問題あったのか検証する。


■架空と現実の混同


 架空バスつまりバス会社ごっこをはじめ、何とかごっこは誰でも子供のときに経験している。小学生のとき、路線バスを見てバス会社ごっこをしたくらいだ。
 あくまで架空は架空。のめりこみすぎて実在の会社と相似した作りになり、それがうまくできたかできなかったで批判合戦をする。繰り返し書けば、私的な空想の楽しみに現実のシステム(車輌・路線・会社組織)を持ち込み、事実と違うとちょっかいを出してしまうと、当然けんかとなる。



■著作権論争


 架空バスサイトが所有するとされる、俗に《鯵の開き》と揶揄(やゆ)されている、バス車輌の展開図に手を勝手に手を加えたから盗用著作権の侵害だと野次の応酬が始まる。(デザインなら意匠権を主張するべき)
 誰の○○(車種)を勝手に使ったから始まり、あとはどうでもよい感情論になり2ちゃんねるへご案内
 架空バスの展開図のどこまでが著作権に関わるかは判断が分かれる。着色、展開図、その方法に関しては発表した時点で著作権を発する。
 つまり、自分たちが時間かけて製作した図に、勝手に手を入れられて公開したのは許せないのである。
 要は、個人間の趣味である。著作権の侵害を主張する前に(もっともバスの展開図に使われる実在の車種は製造メーカーに意匠権がある)。常識的な決まりを作って、勝手に私がこしらえたオリジナルと言わせない程度でよろしい。

 ただ、外野から見るかぎり、架空バスといういわれる趣味は、その印象が著しく悪いように見受けられた。
 そこで、いわば仕切り直しの一環として、パソコン操作習熟の一環としてコピーを作り、啓発・普及させたらどうか。一案を示す。



  想像上の(imaginary)バス(BUS)として、iBUS。(註:iBusという名称が検索で見つかるのでバスは大文字とした)。読み方は、アイバスでもイマジナリバスでもよい。ロゴ(記章)は仮。

 一定の規則を守れるサイトはこの記章を掲げて活動ができる。

路線名、車輌名に実在地名または人名は使用しない。知らない人は架空と断りを入れても錯誤する
バス展開図の二次以降の使用(使いまわし)時には、原作者の名前と製作年、それに固有記号(ロゴ・マーク・文字)をつける。 ((C) Copyrightなどという表記はしない
(例)

製作者 :○○○○○○ ○○○○年
一部修正:○○○○○○ ○○○○年

係る争いがあった場合は直ちに画像なら撤去。サイトなら一時休止とする。※両方ならサイトの表示を停止する。(野次馬によって引っかき回されるのを防ぐ)

 この3点を厳格に守らせれば、この架空バスに関心がない、知らない、本物の路線と錯誤してしまう人との無用な摩擦もなくなる。一つの提案。導入してはいかがだろう。

 


★きょうの記事のまとめ。iBUSマークについて
 架空バスサイト運営者へ
 架空バス(かくうばす)の趣味(しゅみ)を知らないひとは、グーグル、ヤフーなどで検索してでてきた結果をほんもののバスとして信じてしまうことがあります。
 ケンカをしたり、ほんもののバスと信じないように、よびかけますので、よければまもって楽しくあそんでください。
(おやくそく)

1、ほんとうにある地名・人名・バスの便名をつかわない。
2、ペーパークラフトは、さいしょに作った人の名前・つくった年・じぶんだけのマークなどを入れておく。
3、ケンカしたら、サイト・ペーパークラフト・写真などはすぐにひっこめる。