« 【テレビ60年】日本テレビ《24時間テレビ》の存在意義 | メイン | 【道路交通法】路面電車・バスでの禁止事項 »

2013-08-26

【永岡書店】国語小辞典の思いで

 

永岡書店は、昭和38年創業、この記事を書いた時点で創業50周年を迎える出版社である。永岡書店の辞書には、だいぶお世話になった。
 中学校時代、今でも販売されている、ポケットにはいる国語辞典《国語小辞典》を購入し、学生服のポケットに忍ばせて、語彙力をつけるのに大いに役だった。難しい言葉かつ長い時間をかけて講話をする校長先生の当時わからなかった言葉を辞書で引き、そういう意味だったのかと、退屈な時間を国語の自習として使った。手荒に扱ったため、表紙が外れ、ページの隅が折れた。それでも、学校指定の中学生用辞書より軽かったためぼろぼろになるまで使い、新しい国語小辞典に買い換えた。
 写真は、昭和61年初版、昭和63年第4版のパステル・ミニシリーズの国語小辞典である。
Photo

 表紙が変わっただけで、中身はそのままであった。小さな活字で、よく詰め込めたものだと感心する。日常生活で文章を書き、漢字がうろ覚えの対策にと、これ一冊で十分。どこでも持って行ける。

Photo_2

 どこに行ったのか行方不明になっていた。掃除をしていたところ、数年ぶりに《発見》となった。
 電子辞書が隆盛になっても、これなら電源不要、ポケットに忍ばせて、すぐに言葉の意味を調べる。常用漢字表改訂後の新版が発売されている。売価500円。電子辞書の数万円と比べても、はるかに安い。改訂版をほしくなった次第である。これからも出版を続けてほしい。