« 【電卓】普段使いで必要な機能とは。 | メイン | 【カシオ】電卓の右シフトキー »

2012-09-26

【記念日】発表から34年のワープロの日。

 9月26日は、昭和53年東芝から日本語ワープロ《JW-10》が発売されている。日本語の電算化は各社で研究され、9月15日に創業100周年を迎えたシャープが前年試作機を発表(業界初とされる)、商業化に成功した東芝の発表日に合わせワープロの日が制定された。日本語の電算化は達成され、タイプライタ文化が幕を開けた。かな漢字変換技術は、パソコン、電子文具、情報端末に受け継がれていったことは周知の事実だ。

 ワープロの登場は、書字動作の機械化であり、編集機能と外部記憶で推敲をいくらでも好きなだけためして、印字によって同じ印刷物を容易にたくさん作成、配布できた。複写機と併用で周囲に意思を大量に伝える利点ができた。
 それまでは、原稿を印刷所に発注するまたは、手書きか専門職を要する機械式の和文タイプライタ。印刷は謄写版を使ってという方法が一般的であった。
 インターネットが当たり前になり、自分の意思を伝える手段は紙から通信網になった。それでもワープロで培った技術は生きている。

 技術のおぜん立てはとっくにそろっている。ただし伝える中身がしっかりしていなけば、《ゴミ》を量産するだけである。日本が発明したこのかな漢字変換技術に負けない意思疎通に心がけたいものだ。