【長崎県営バス】ながさきお買いものバスの路線拡充~意欲的な利便性向上
平成26年4月ダイヤ改正。長崎バスの目玉の一つして、《ながさきお買いものバス》の路線拡充があげられる。
土日祝日運行のみが毎日に変更。経路も、市役所を経由地を加え、左回り・右回りの常時2台運行で非常に利便性が上がった。路面電車、既存路線との競争に、採算が取れるかと思われる。しかし、実際に乗車すると、意欲的な路線である。
この路線は、長崎駅起点。長崎駅構内にあるバス停は、改札を降りてすぐ近く。長崎市役所・長崎市立図書館へ行くには、公共交通を使う場合は、高架広場の歩道橋をわたって、バスに乗る必要があった。お買いものバスを使うと、行きも帰りも、高架広場を通るのは一切ないため、歩行に困難な人は、負担が減る。
もう1つ。これは長崎市にすんでいる人には気づかない点。夢彩都に隣接する、大波止ターミナルからは、主に五島航路のフェリー・高速船が運航されている。大波止ターミナルから、長崎駅に移動してJRを利用するときは、タクシー以外は、大波止バス停か、路面電車の大波止電停に行く必要があった。
【写真】大波止ターミナルとバス停、路面者電停との関係。(Googleマップより)
これは、意外と距離がある。お買いものバスは、商業施設前に停まるために、距離が短縮され、利便性がある。
何より、大波止ターミナルから長崎駅に行くには、往路も、復路も高架広場歩道橋を通らない、最大の利点がある。これは、さまざまな理由で、歩行がきつい人にとっては、移動の困難さを解消できる手段である。
私事になるが、不慮の事故で、杖を使った歩行を余儀なくされ、階段昇降が、きつい私にとっては、障壁が1つ取り除かれて、うれしい限りである。
これだけ、意欲的な県営バスの路線変更。利用してもらうため、乗りたいとの広告宣伝活動が非常に重要になる。県営バスの動きに期待しよう。