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2013-11-11

【キングジム】テプラ25周年に寄せて

 ラベルライタと言えば、キングジムの《テプラ》を真っ先に連想する、大当たりした電子文具。昭和63年11月1日の発売から25周年を迎えた。
 英数字またはかな文字の活字回転盤を使い目的の文字を剥離紙付のプラスチックテープに打刻するそれは既に存在していた。これを電子文具にしたのがテプラだった。ブラザー工業のOEM。後に発明者が会社に訴訟を起こした件は記憶に新しい。

 テプラは発売の翌年、雑誌の紹介記事で欲しくなった。行きつけの文具店で購入した。TR55は回転式ダイアルを回し、単漢字変換する構成。最初に自分の名前をテープに印字して持ち物にはった。手書きより引き締まっていた。

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【写真】シャープ書院 WD-205

 その次によくしたのが、ワープロの補完。登場持っていたワープロ専用機、シャープ書院の不可能な機能の補完、四倍角文字などの印字、第二水準漢字未装備なため、テプラで印字して貼る、または製造終了した《転写テープ》を使い、こすって転写した。TR55も第二水準漢字を1015文字、全体の3割程度であった。それでも充足した。

 平成4年にQWERTY配列TR66が売り出されるとそれに乗り換え、テプラPRO、SR720,SR600を購入して現在に至っている。

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【写真】テプラPRO SR720

 気がつけばテプラも四半世紀を迎えた。日本発の電子機器が《ガラバゴス》(隔離された環境)等と揶揄する者もいる。電子文具に関しては、そんなことは無関係。これからも独創的、便利への追求を続けて欲しい。