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2013-01-28

【写真】バス・路面電車撮影の楽しみ方

 これまでも、バス・路面電車のまつわる話題とともにバスと路面電車の写真を掲載してきた。ついに写真をトリミングして自分の日記にしてしまう猛者まで登場した。
 その後、謝罪記事が出ていた。《未成年だから許されるだもの》なる考え方については別の機会にすることにして、きょうはバス・路面電車の撮影する理由と、楽しみ方を。
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 陸上の公共交通機関はバスとタクシーのみだったところに住んでいた私は、通学にバスを使っていた。車種、運賃表、整理券発券機、運賃箱に関心が行く。
 同じところを走っても、車窓から見える風景は毎日が新鮮。1時間近くの通学時間は風景と時には宿題を済ませたりと活用していた。これがバスに興味をもったきっかけ。撮影はカメラが好きだったという明快な理由。
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 私の楽しみ方は、バスと風景を撮影して残す。出来事を書く。
 人の記憶は意外とあいまい。その時代のそこにあったもの、風景と住民の足、公共交通機関を写真撮影すれば、あとから振り返るときに、記憶の引き出しが確実にできる。そのため撮影には、できるだけ風景を入れておくようにしている。もっとも撮影技術が下手と言われればそれまでだ。
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 風景を入れて撮影する理由は、風景をメモとする使い方。私は、メモを取る、整理がめんどうかつ苦手。いつどこで何をときれいに整理すれば完璧だとしても、あとから思い出すより風景を交えておけば、どこで何を撮影したかのメモにとなる。そのため撮影に行くときは、バスとは直接関係のない風景、空を撮影する。これで天気と場所が映像でメモを取ったことになる。
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 写真はファイル作成時間順に整理して、番号を振っておく。撮影時間と流れはこれで記録できている。これで、交通に関する記事が書ける。書き溜めていけば、その地域の公共交通機関の歴史がつづられる。長期間に渡れば追跡調査にもつながる。加筆修正して印刷すれば自分だけの書籍。研究発表も可能になる。
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 これが撮影の理由と楽しみ方。バスマニアと違った観点と思われるが、マニア(愛好家)にはそれぞれの関心とテーマがある。車輛・車種、運行システム・設備に特化するなど。私のテーマは、《地域社会と交通機関のかかわり》になる。
 公共交通機関と地域の活気は比例している。地域が活気を失えば、人と金の流れが悪くなり都市部へ移る。人が減れば交通機関も減便か廃止になり、さらに疲弊する。これからもファインダを通じてバス・電車と地域のかかわりを見守っていきたい。

日刊NANZO
平成25年 1月27日号を加筆修正