酒気帯びで出勤して事故~現行犯逮捕された長崎バス運転士
【写真】NHK長崎ローカルニュース(平成21年6月6日12時放映分)
長崎バスの運転士が出勤途上の長崎市戸町で追突事故を起こし、警察官に酒気帯び運転の現行犯で逮捕された。乗務2時間前の事故とニュースは伝えたが、仮にそのままたどり着いてもアルコール検査で乗務停止になる。その前に、運行管理者に通報され警察が駆けつけて逮捕。車に乗った時点で違法状態となったわけである。
職業運転士が、基本中の基本である《酒が抜けないまま乗務してはいけない》ことを忘れてしまったことになる。出勤しなければという焦りがさせたかもしれないが、乗務がわかっていて飲んではいけないのである。不覚でしたと言い訳はできない。
福岡市元職員が飲酒酩酊で車に衝突、子どもを犠牲にした事件以降、あれほど飲酒運転はいけないと繰り返しテレビで放送して啓発してもなくならないのはなぜだろう。運転に関しては酒に寛容ではダメなのだ。殊に人の命を預かるバス運転士は肝に銘じなくてはいけない。
人命に関わる事故ではなかったが、酒の失敗で免許もうしない、職も失う結果になった。飲んだら乗るな。乗るなら飲むなを改めて訴えたい。
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