【野球部バス横転事故判決】そのハンドルに乗員の命と将来が
大分私立柳ケ浦高校野球部バス横転死亡事故からまもなく1年。ハンドルを握っていた教諭の判決が大分地裁から出た。禁錮2年6か月。刑期が長ければ厳罰化したと遺族感情に裁判所が配慮したとマスコミは書き立てる。無期、10年だろうが、不幸にして甲子園を目指す志をたたれた生徒は戻らない。
《過失の度合いが極めて重大》
《法定速度を大幅超過して漫然とカーブ走行》
がその理由の一つとなった。
ハンドルを握る時、運転には自信がある、安全運転でいくから大丈夫だろうと慢心が起きてはいないかと常に意識している。漫然と走行とはいつも慣れた高速道だったからカーブでは減速を怠ったと判断できる。
彼女を、友人を、それに送迎のために年老いた親を乗せるときに、握ったハンドルに乗員の将来と命がかかっている。運転前にその気持ちを新たにしている。
運転は格好つけたり、スピード出してスリルを与えてはならない。
出発から乗員の疲れさせず、走行を楽しませ、無事に帰宅、それに運転者が車を降りて帰宅するまで安全無事でいたで初めて安全運転が達成されたになる。
ニュース配信記事は遺族の厳罰化感情となってはいた。その遺族もハンドルを握っていたとすれば、明日事故を起こして被告の立場もあり得る。表裏一体の運転。だろう運転していないか、かもしれない運転をしているか心がけたい。
日刊NANZO
平成22年 6月20日号より一部修正。
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